🗺 差し馬コース図鑑

ラップの出方でJRAのコースを分類する 更新 2026-09-11
差しが決まるかはコースで3.9倍違う(阪神芝右外2400m 13.1% ↔ 小倉ダ右1700m 3.3%)。同じ距離でも場が違えば別物なので、ラップの出方でグループに分けた。
芝1 直線長い・止まらない差し率 10.6%
9コース/ラスト200m 平均 +0.65秒/加速ラップの出現 4%/差し率にかかる補正 平均 ×1.07
どんなコースか阪神・新潟の外回りと中京。直線が長く、4角を回ってから追い出しても間に合う。全馬が最後まで脚を使うのでラスト200mは平均0.65秒落ち、加速ラップはほとんど出ない(4%)。
差し馬の見方差し率がそのまま素直に効くグループ。ここでの「コース平均より速いラスト200m」は本物なので、★が付いたら信用していい。逆にここで差せなかった差し馬は、他のどこでも差せないと考えていい。
形状距離差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
R数
阪神芝右外240013.1%0%+0.8034.6×1.0666
阪神芝右外180011.6%3%+0.6734.3×1.04108
新潟芝左外200011.4%1%+0.7934.4×1.1373
阪神芝右220011.2%7%+0.4035.2×1.0342
中京芝左220011.0%6%+0.4835.2×1.1197
中京芝左200010.0%7%+0.4934.9×1.08179
阪神芝右外16009.7%5%+0.7134.3×1.05171
新潟芝左外18009.5%4%+0.7534.3×1.1594
新潟芝左外16007.5%6%+0.8034.1×1.0063
芝2 中距離ミックス差し率 9.9%
13コース/ラスト200m 平均 +0.30秒/加速ラップの出現 20%/差し率にかかる補正 平均 ×1.06
どんなコースか東京・京都外回り・中山の中距離。前半が緩んで後半じわじわ速くなり、ラストはわずかに落ちる形。コース形状はまるで違うのにラップの出方は同じ=直線の長さより「どこからスパートが始まるか」がラップを決めている、ということ。
差し馬の見方★本物の差しが最も多く出るグループ。上がり1位+この群なら次走も期待できる。東京と中山を同じ物差しで比べられるのが、この分類のいちばんの利点。
形状距離差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
R数
東京芝左240011.9%17%+0.3334.6×1.09132
東京芝左200011.7%20%+0.3034.4×1.10132
京都芝右外180011.5%25%+0.2634.4×1.1076
阪神芝右200010.8%14%+0.4135.2×1.09124
京都芝右200010.7%28%+0.1934.9×1.1281
東京芝左180010.3%20%+0.2834.3×1.07168
東京芝左16009.9%14%+0.3334.3×1.05202
京都芝右外16009.7%27%+0.1834.5×1.0790
京都芝右外22009.4%26%+0.2234.6×1.0242
京都芝右外24009.2%15%+0.3135.1×1.0239
中京芝左16008.2%11%+0.4334.7×1.05146
新潟芝左22008.0%27%+0.2635.8×1.0037
京都芝右外14007.7%13%+0.3534.4×1.0287
芝3 前傾・後半失速型差し率 6.7%
13コース/ラスト200m 平均 +0.43秒/加速ラップの出現 12%/差し率にかかる補正 平均 ×1.01
どんなコースか短距離を中心に、前半から飛ばして後半は落ちる一方の形。差し率6.7%と低い。
差し馬の見方差しは基本的に決まらない。ここで差して3着内に来た馬は「前が崩れたから」の可能性が高いので、次走で人気になっていたら疑ってかかる。
形状距離差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
R数
阪神芝右12008.7%9%+0.5534.3×1.1081
東京芝左14008.0%13%+0.4034.2×1.09173
中京芝左14007.8%8%+0.4634.8×1.03106
函館芝右12007.5%12%+0.3835.0×1.11129
阪神芝右14007.3%12%+0.4134.9×0.96120
中山芝右25006.8%10%+0.4035.5×0.9758
中京芝左12006.5%5%+0.5534.4×0.9795
新潟芝左12006.5%10%+0.5335.0×1.0052
札幌芝右12005.8%16%+0.3534.9×0.9988
小倉芝右12005.8%20%+0.3534.8×1.02230
中山芝右外12005.7%12%+0.4734.5×0.95145
京都芝右12005.7%8%+0.3434.1×0.9559
福島芝右12005.2%15%+0.4335.1×0.97152
芝4 ローカル小回り差し率 6.4%
17コース/ラスト200m 平均 +0.27秒/加速ラップの出現 25%/差し率にかかる補正 平均 ×0.98
どんなコースか小倉・福島・札幌・函館に、京都の内回りが加わる。道中が緩んでラスト200mが勝手に加速する(25%)。加速ラップが最も出やすいのに差し率は6.4%と低い=前も止まらない。
差し馬の見方「加速ラップを差した」の価値が最も安いグループ。加速を絶対値で判定していたときは★がここに偏っていたので、コース平均との比較に変えた。ここでの★は一段割り引いて見る。
形状距離差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
R数
小倉芝右20008.0%41%+0.1035.6×1.01114
札幌芝右15007.7%24%+0.2635.4×1.0550
中山芝右20007.4%22%+0.3335.4×0.89143
函館芝右20007.1%26%+0.2235.8×1.0243
小倉芝右18006.8%35%+0.1735.5×1.01125
福島芝右20006.8%31%+0.1835.9×1.0278
中山芝右18006.6%22%+0.3835.1×0.92128
函館芝右18006.6%31%+0.2035.4×0.9962
中山芝右外22006.5%18%+0.3535.3×0.9663
札幌芝右18006.3%22%+0.2135.5×1.0064
中山芝右外16006.2%17%+0.4035.0×0.95206
小倉芝右26006.1%26%+0.2535.9×1.0057
新潟芝左14006.1%24%+0.4035.1×1.0363
札幌芝右20005.6%18%+0.2935.8×0.8961
福島芝右18005.5%28%+0.2335.9×0.9778
福島芝右26005.4%24%+0.2836.1×0.9651
札幌芝右26004.8%26%+0.2736.1×0.9339
ダ1 標準差し率 6.5%
15コース/ラスト200m 平均 +0.55秒/加速ラップの出現 9%/差し率にかかる補正 平均 ×1.02
どんなコースかダートの標準形。ラスト200mははっきり落ちる(平均0.55秒)。東京・中京・阪神の主要条件が入る。
差し馬の見方差し率6.5%はダートでは高い方。★が付く数は少ないぶん価値が高く、次走成績も良かった。
形状距離差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
R数
札幌ダ右10008.0%4%+0.6935.8×1.2051
東京ダ左16007.4%14%+0.3636.9×1.04349
阪神ダ右18007.3%5%+0.6138.0×1.03338
中京ダ左18007.1%9%+0.5137.9×1.11286
京都ダ右12007.0%17%+0.4036.7×1.07116
中京ダ左19007.0%8%+0.5038.2×1.04106
東京ダ左21006.5%19%+0.3437.5×0.96139
中京ダ左14006.5%11%+0.5437.6×1.02216
東京ダ左14006.5%12%+0.4336.7×0.94298
新潟ダ左12006.2%8%+0.5937.3×1.06190
東京ダ左13006.1%8%+0.4736.7×0.9751
阪神ダ右20005.8%10%+0.7138.3×0.9370
阪神ダ右14005.8%4%+0.7137.5×0.92227
中京ダ左12005.7%7%+0.6437.0×1.02150
阪神ダ右12005.2%3%+0.7836.9×0.92188
ダ2 加速型(1700系)差し率 5.2%
7コース/ラスト200m 平均 +0.21秒/加速ラップの出現 33%/差し率にかかる補正 平均 ×0.92
どんなコースかローカルの1700m系(小倉・福島・函館)と京都のダート。加速ラップが3回に1回出るが、差しは決まらない。
差し馬の見方加速ラップの出やすさに騙されないこと。前を捕まえに行った馬が最後に脚を上げるコースなので、差し馬の評価は割り引く。
形状距離差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
R数
京都ダ右18006.8%29%+0.2237.6×1.03218
京都ダ右14006.5%26%+0.2937.4×1.00142
京都ダ右19006.2%44%+0.1137.8×0.9768
新潟ダ左18005.0%25%+0.3338.2×0.95236
福島ダ右17004.3%44%+0.1138.1×0.85170
函館ダ右17004.1%32%+0.2037.9×0.92115
小倉ダ右17003.3%33%+0.1938.1×0.76238
ダ3 前残り差し率 4.8%
7コース/ラスト200m 平均 +0.48秒/加速ラップの出現 13%/差し率にかかる補正 平均 ×0.92
どんなコースか中山・小倉の短距離ダートなど。前が止まらず、勝ち馬の平均4角位置が最も前寄り。
差し馬の見方差し率4.8%はJRAで最も低い部類。差して3着内に来ること自体が例外なので、それができた馬は次走も一応追いかける価値がある。
形状距離差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
R数
函館ダ右10006.2%8%+0.5035.8×1.0648
中山ダ右12005.2%9%+0.6137.3×0.90352
札幌ダ右17005.1%19%+0.4138.0×0.88134
小倉ダ右10004.8%3%+0.5435.8×1.0096
中山ダ右18004.7%17%+0.4338.5×0.78370
福島ダ右11503.9%12%+0.4337.1×0.93113
中山ダ右24003.6%26%+0.4239.0×0.9251
同じ距離でも、場が違えば別のレース。上がり3Fの水準そのものが1.5秒ほど違う。
芝1200m1.7倍差
9コース/差し率 8.7%(阪神)〜 5.2%(福島)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
阪神芝右8.7%9%+0.5534.3×1.10芝3 前傾・後半失速型
函館芝右7.5%12%+0.3835.0×1.11芝3 前傾・後半失速型
中京芝左6.5%5%+0.5534.4×0.97芝3 前傾・後半失速型
新潟芝左6.5%10%+0.5335.0×1.00芝3 前傾・後半失速型
札幌芝右5.8%16%+0.3534.9×0.99芝3 前傾・後半失速型
小倉芝右5.8%20%+0.3534.8×1.02芝3 前傾・後半失速型
中山芝右外5.7%12%+0.4734.5×0.95芝3 前傾・後半失速型
京都芝右5.7%8%+0.3434.1×0.95芝3 前傾・後半失速型
福島芝右5.2%15%+0.4335.1×0.97芝3 前傾・後半失速型
芝1400m1.3倍差
5コース/差し率 8.0%(東京)〜 6.1%(新潟)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
東京芝左8.0%13%+0.4034.2×1.09芝3 前傾・後半失速型
中京芝左7.8%8%+0.4634.8×1.03芝3 前傾・後半失速型
京都芝右外7.7%13%+0.3534.4×1.02芝2 中距離ミックス
阪神芝右7.3%12%+0.4134.9×0.96芝3 前傾・後半失速型
新潟芝左6.1%24%+0.4035.1×1.03芝4 ローカル小回り
芝1600m1.6倍差
6コース/差し率 9.9%(東京)〜 6.2%(中山)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
東京芝左9.9%14%+0.3334.3×1.05芝2 中距離ミックス
阪神芝右外9.7%5%+0.7134.3×1.05芝1 直線長い・止まらない
京都芝右外9.7%27%+0.1834.5×1.07芝2 中距離ミックス
中京芝左8.2%11%+0.4334.7×1.05芝2 中距離ミックス
新潟芝左外7.5%6%+0.8034.1×1.00芝1 直線長い・止まらない
中山芝右外6.2%17%+0.4035.0×0.95芝4 ローカル小回り
芝1800m2.1倍差
9コース/差し率 11.6%(阪神)〜 5.5%(福島)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
阪神芝右外11.6%3%+0.6734.3×1.04芝1 直線長い・止まらない
京都芝右外11.5%25%+0.2634.4×1.10芝2 中距離ミックス
東京芝左10.3%20%+0.2834.3×1.07芝2 中距離ミックス
新潟芝左外9.5%4%+0.7534.3×1.15芝1 直線長い・止まらない
小倉芝右6.8%35%+0.1735.5×1.01芝4 ローカル小回り
中山芝右6.6%22%+0.3835.1×0.92芝4 ローカル小回り
函館芝右6.6%31%+0.2035.4×0.99芝4 ローカル小回り
札幌芝右6.3%22%+0.2135.5×1.00芝4 ローカル小回り
福島芝右5.5%28%+0.2335.9×0.97芝4 ローカル小回り
芝2000m2.1倍差
10コース/差し率 11.7%(東京)〜 5.6%(札幌)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
東京芝左11.7%20%+0.3034.4×1.10芝2 中距離ミックス
新潟芝左外11.4%1%+0.7934.4×1.13芝1 直線長い・止まらない
阪神芝右10.8%14%+0.4135.2×1.09芝2 中距離ミックス
京都芝右10.7%28%+0.1934.9×1.12芝2 中距離ミックス
中京芝左10.0%7%+0.4934.9×1.08芝1 直線長い・止まらない
小倉芝右8.0%41%+0.1035.6×1.01芝4 ローカル小回り
中山芝右7.4%22%+0.3335.4×0.89芝4 ローカル小回り
函館芝右7.1%26%+0.2235.8×1.02芝4 ローカル小回り
福島芝右6.8%31%+0.1835.9×1.02芝4 ローカル小回り
札幌芝右5.6%18%+0.2935.8×0.89芝4 ローカル小回り
芝2200m1.7倍差
5コース/差し率 11.2%(阪神)〜 6.5%(中山)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
阪神芝右11.2%7%+0.4035.2×1.03芝1 直線長い・止まらない
中京芝左11.0%6%+0.4835.2×1.11芝1 直線長い・止まらない
京都芝右外9.4%26%+0.2234.6×1.02芝2 中距離ミックス
新潟芝左8.0%27%+0.2635.8×1.00芝2 中距離ミックス
中山芝右外6.5%18%+0.3535.3×0.96芝4 ローカル小回り
芝2400m1.4倍差
3コース/差し率 13.1%(阪神)〜 9.2%(京都)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
阪神芝右外13.1%0%+0.8034.6×1.06芝1 直線長い・止まらない
東京芝左11.9%17%+0.3334.6×1.09芝2 中距離ミックス
京都芝右外9.2%15%+0.3135.1×1.02芝2 中距離ミックス
ダ1200m1.4倍差
5コース/差し率 7.0%(京都)〜 5.2%(中山)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
京都ダ右7.0%17%+0.4036.7×1.07ダ1 標準
新潟ダ左6.2%8%+0.5937.3×1.06ダ1 標準
中京ダ左5.7%7%+0.6437.0×1.02ダ1 標準
阪神ダ右5.2%3%+0.7836.9×0.92ダ1 標準
中山ダ右5.2%9%+0.6137.3×0.90ダ3 前残り
ダ1400m1.1倍差
4コース/差し率 6.5%(中京)〜 5.8%(阪神)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
中京ダ左6.5%11%+0.5437.6×1.02ダ1 標準
東京ダ左6.5%12%+0.4336.7×0.94ダ1 標準
京都ダ右6.5%26%+0.2937.4×1.00ダ2 加速型(1700系)
阪神ダ右5.8%4%+0.7137.5×0.92ダ1 標準
ダ1800m1.5倍差
5コース/差し率 7.3%(阪神)〜 4.7%(中山)
形状差し率加速ラップ
出現率
ラスト200m
平均
上がり3F
水準(良)
コース
補正
グループ
阪神ダ右7.3%5%+0.6138.0×1.03ダ1 標準
中京ダ左7.1%9%+0.5137.9×1.11ダ1 標準
京都ダ右6.8%29%+0.2237.6×1.03ダ2 加速型(1700系)
新潟ダ左5.0%25%+0.3338.2×0.95ダ2 加速型(1700系)
中山ダ右4.7%17%+0.4338.5×0.78ダ3 前残り
このページで見ているもの
コースごとにラップ(時計)がどう出るかを比べています。

用語
■ 対象=2021〜2026年・1勝クラス以上の平地(新馬・未勝利はラップの形が崩れるため除外)。30レース以上あるコースのみ、81コース。
差し率=最終コーナーで後ろ寄り(位置率0.45より後ろ)にいた馬が、3着以内に入った割合(JRA全体では5.9%)。
ラスト200m平均=ゴール前200mのラップから、その手前200mを引いた差。プラスなら減速するコース。東京や阪神の外回りは必ず落ちるので、★本物の差しかどうかはこの値より0.4秒以上速いかで見ます(何秒だったかの絶対値では見ない)。
加速ラップ出現率=ゴール前200mが、その手前200mより速かったレースの割合。
コース補正=差し馬メーターが出す差し率(%)を、コースごとに調整する倍率。1.0より大きいコースは差しが決まりやすいので差し率を上に、小さいコースは下に寄せます。レース内の全馬に同じ数を掛けるので、馬の順位は変わりません。変わるのは%の大きさで、別のレースと%を見比べられるようにするためのものです。レース数の少ないコースは1.0側へ寄せてあります。
■ グループ分けはラップの形だけ(ラスト200m・その手前・加速率・差し率・勝ち馬の位置)で機械的に分けたもので、右回り左回りや坂の有無は入れていません。それでも小倉・福島・札幌・函館がまとまり、京都の内回りが同じ群に入るなど、体感と合う分かれ方になります。
コースの見方をそろえる4ページ
コース基準ガイド … 各コースでどの脚質が3着以内に来ているか。位置の話。
逃げ馬コース図鑑逃げ・先行が残るかをコース別に。5段階のグループでまとめてある。
差し馬コース図鑑(このページ)ラップ(時計)の出方でコースを分類。どこで加速するか、上がりが何秒出るか。
決め手コース図鑑上がり3F最速が出やすいコース。決め手が炸裂する条件。
同じコースを「位置」「逃げ」「ラップ」「決め手」の別の角度から見ています。
用語の説明(はじめての方はここから)
差し率
この馬が今回、後ろから来て3着以内に入る確率です。
・「後ろから」=4コーナーを回った時点で、前から数えて45%より後ろにいたこと。16頭立てなら8番手以降、10頭立てなら5番手以降です。
3着以内が必須。上がり最速で4着に突っ込んでも、この率にはカウントしません。馬券に絡まない末脚は数えない、という考え方です。
・全馬をならすと5.9%。10%を超えたら平均の2倍近く、20%を超えたらかなり期待できる部類です。
・過去データで確かめてあります。差し率10%と出した馬は、実際に約10%の割合で差して3着以内に来ています。
・そのレースに前で運ぶタイプが何頭いるかも、わずかに織り込んであります。前に行きたい馬が多いほど互いに削り合って差しが決まりやすくなるためです(実測:0-1頭で7.2% → 6頭以上で9.1%)。差し率の数字に含めてあるので、画面で別に気にする必要はありません。
ラスト200m
ゴール前の最後の1ハロン(200m)にかかったタイムです。JRAは200mごとにタイムを計っていて、それを並べたものが「ラップ」です。
例:札幌記念2026(芝2000m)
12.4 - 10.2 - 11.6 - 12.8 - 12.4 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 11.4
数字が10個あるのは 2000m ÷ 200m = 10区間だからです。
最後の 11.4ラスト200m、その一つ前の 11.9 が「手前200m」。この2つを比べます。
加速ラップ
ラスト200mが、その手前200mより速いこと。上の札幌記念なら 11.9 → 11.4 で0.5秒速くなっているので加速ラップです。
普通は逆で、81.4%のレースでラスト200mは遅くなります(みんなバテるから)。だから最後まで速くなっているレースで、 後ろから差し切った馬は「前が止まったから来られた」のではなく、本当に自力で差した——という見方ができます。
ラップ分類(レースの型)
レースが終わったあと、ラップからそのレースがどういう流れだったかを判定して表示します。見るのは2つだけです。
前半のペース(速い/ほぼ平均/やや遅い/かなり遅い)
ラスト何Fから緩めなかったか=ゴールから遡って「前の200mより遅くならなかった」区間の長さ

いちばん価値が高いのが ロングスパート戦(平均ペース)。前半が平均ペースで、 なおかつラスト600m以上ずっと緩めなかったレースです。ラップを刻んでいるのは先頭の馬なので、 その先頭が緩めないまま押し切ろうとしているレースを後ろから差し切るには、相当の脚がいります。
例:札幌記念2026(芝2000m)
12.4 - 10.2 - 11.6 - 12.8 - 12.4 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 11.4
前半は平均(RPB +1.7)。4F目の12.8を底に、そこからゴールまで一度も遅くなっていません(ラスト6F=1200m)。 これを4角8番手から上がり最速で差し切ったのがシェイクユアハートで、だから★が付きます。
実際の成績でも差が出ています。差して3着内・上がり1位だった走を、その後の成績で比べると——
前半ほぼ平均 × ラスト3F以上緩めず(138件)… 次走 勝率22.7% / 複勝51.6% / 単勝回収114%
・前半ほぼ平均 × 2F以下(919件)… 勝率14.7% / 複勝39.8% / 単勝回収64%
・前半かなり遅い × 3F以上(77件)… 複勝40.8%。道中が緩んだだけのロングスパートは価値が落ちます
そして消耗戦(前半が速い)は逆で、差しが決まっても「前が止まっただけ」の可能性があるので割り引いて見ます。
コース補正
ここが少しややこしいのですが、大事なところです。

ラスト200mがどれだけ落ちるかは、コースごとに最初から決まっています。
・新潟・外回り2000m … 平均で0.79秒落ちる(直線が長く、全馬が脚を使い切るため)
・札幌2000m … 平均で0.29秒しか落ちない(小回りで道中が緩み、勝手に加速するため)

つまり同じ「0.1秒落ち」でも、コースが違えば意味がまるで違います。
例:2024/10/20 新潟・外回り2000m メイショウノブカ(2着)
ラップ末尾 12.3 - 11.9 - 11.6 - 11.7。ラスト200mは 11.6→11.7 で 0.1秒「落ちて」います。 数字だけ見れば加速していません。
でもこのコースは普通なら0.79秒落ちる。落ちが0.1秒で済んだということは、平均より0.69秒速い= 実質は加速しているのと同じです。しかもこの馬は4角15番手(最後方)から上がり33.4秒のメンバー最速。 だから★本物の差しが付きます。
そしてもう一つ、差しが決まりやすいコースかどうか自体も違います。そこで差し率にコースごとの係数をかけます。
・新潟・外回り1800m ×1.15(差しが決まりやすい)
・小倉・ダート1700m ×0.76(前が止まらない)
中身が同じ馬でも、新潟なら10%、小倉ダートなら6.6%。レース内の全馬に同じ係数がかかるので、順番は変わりません。 変わるのは「10%」という数字の重み=別のレースと見比べたときの信頼度です。
★本物の差し
上の考え方を全部満たした走にだけ付くバッジです。
①4角で前から45%より後ろ ②3着以内 ③上がり3F1位 ④ラスト200mがそのコースの平均より0.4秒以上速い  ⑤前半が速すぎない(=前が勝手に止まったレースではない) ⑥新馬・未勝利は対象外
6年で284走(266頭)しか出ません。付いた馬の次走は勝率21.2%・複勝45.8%で、その後も差して3着内に来る率が 10.3% → 18.0% に上がります。
コーナー通過順位
レースが終わると、各コーナーを通過した順に馬番が並びます。差し率の上位3頭に色が付くので、 狙った馬がどこにいて、そこからどう動いたかが一目で追えます。
読み方:( )=横に並んでいる(併走)/-=少し差がある/==大きく離れている/*=先頭が楽に行けている。
脚質(逃・先・差・追)
過去5走それぞれの4角の位置を、頭数で割って4段階にしたもの。新しい順に並びます。
=先頭付近(上位15%)/=前め(〜45%)/=中団より後ろ(〜75%)/=最後方グループ。
これは見るための表示だけで、点数には使っていません(差しと追込は区別せず同じ扱い)。
どこまで検証したか(数字の裏づけ)
・差し率は2021〜2026年の16.4万走で学習し、学習に使っていない2025〜26年で検証。予測5%の馬は実際4.6%、 13〜20%と出した馬は実際15.8%、20%超は21.7%と、ほぼ言ったとおりに来ています。 レース内で1位に推した馬が実際に差して3着内に来るのは16.9%(ランダムなら5.8%)、上位3頭のどれかなら33.0%。
加速をコース平均と比べる理由の裏づけ:絶対値の「ラスト200m≦手前200m」だけが拾う70件は、次走が勝率4.4%・ 単勝回収16%とほぼノイズでした。逆にコース比だけが拾う136件は複勝47.5%・単勝回収107%。だからコース比に変えています。
コース補正の裏づけ:2021-24年で係数を作り、2025-26年(未知)で確認。係数0.90未満のコース群は実際3.65%のところ 補正なしなら5.40%と出てしまうのが、補正して4.50%に。係数1.05以上の群は実際7.23%に対し6.59%→7.13%。
差しの決まりやすさはコースで4.0倍違います(阪神・芝外2400m 13.1% ↔ 小倉・ダ1700m 3.3%)。 同じ芝2000mでも東京11.7%・新潟外11.4% ↔ 札幌5.6%・福島6.9%、上がり3Fの水準も1.5秒違います。
使い方の注意:この指標は上位人気馬の信頼度を見分けるのが得意で、人気薄の一発を当てる道具ではありません (★が付いた馬の次走も、7番人気以下では成績が伸びませんでした)。単勝回収率が上がる指標ではない点も確認済みです。