社台スタリオンステーション 種付頭数の推移

2021〜2026年シーズン/繋養された種牡馬 延べ43頭・総種付24,627頭 社台スタリオンステーション公表資料より作成

2026年シーズン 総種付頭数

4,171

6年のレンジ 3,932〜4,376頭(振れ幅11%)

2026年 繋養種牡馬

31

6年とも30〜33頭。枠の数は動いていない

6年で入れ替わった顔ぶれ

25

新規13頭・退場12頭/2021年の30頭中18頭が残存

2026年の最多種付

*シスキン

224頭(2021年は20頭だった)

1. 全43頭の年度推移

灰色の線が全頭。1本にカーソルを合わせるか、下の一覧から選ぶとその馬だけが浮き上がります。 縦軸は全馬・全年で共通(0〜250頭)なので、線の高さがそのまま頭数の大小です。

2. 1頭ずつの形(小分割グラフ)

縦軸は全パネル共通の0〜250頭。並び順は2026年の頭数が多い順で、 2026年に名前が無い(退場した)種牡馬は灰色で最後にまとめています。クリックすると上のグラフが切り替わります。

3. 全データ(濃いほど頭数が多い)

見出しをクリックすると並べ替えます。「−」はその年に社台SSで種付されていないことを示します (移動・引退・死亡・供用開始前のいずれか)。

4. 答え合わせ ── 頭数は産駒の成績で動くのか

TARGET(JRA-VANデータ)から産駒15,438頭・98,457走を集計して、種付頭数の増減と突き合わせた結果です。 種付年Yの申し込みはY年の春に決まるので、判断材料はY−1年末までの成績に限定しています。

① よく走っても増えない。走らないと切られる。 産駒の2歳勝ち上がり率で3つに分けると、上位1/3と中位1/3は翌年の種付頭数がほぼ同じ(中央値−3%と−2%)。 ところが下位1/3だけは中央値−29%で、29組のうち増えたのはたった2組。良し悪しが対称に効いていません。
② G1も重賞も賞金も、翌年の頭数とは無関係だった。 前年のG1勝ち数との相関はr=-0.05、重賞勝ち数はr=-0.03、総獲得賞金はr=-0.08。いずれもゼロ近辺です。 唯一プラスに出たのは勝率(r=+0.29)で、大きな1勝より「全体がどれだけ勝ち上がるか」を見られています。
③ 値上げした年ほど、頭数は減らない。 値上げした29組の頭数の増減は中央値+2%、据え置き50組は-11%。 値上げは需要を減らす原因ではなく、需要が先にあった結果として付けられています。何もしなければ頭数は自然に減っていく。
④ 2歳の成績は即効で一度きり。3歳の成績は遅れて効き、長く残る。 産駒の成績が種付頭数に届くまでの時間差を測ると、2歳の成績は1年後に強く効いて(r=+0.44)2年後には消えます。 3歳の成績は逆で、1年後(r=+0.23)より2年後(r=+0.32)・3年後(r=+0.40)のほうが強い。 種付の申し込みは前年12月には締まっていて、クラシックが行われる4〜5月にはその年の帳簿はもう閉じている。 だから3歳の評価は翌々年まで尾を引きます。4歳以上の成績は、どの時間差でも検出できませんでした。

産駒の成績は、何年後の種付に届くか

その年・その年齢層の中での勝率順位と、n年後の種付頭数の増減との相関。 青いほど強く結びついています。●はp<0.05。

3歳の成績を同じ44組で並べると

3歳成績の上位半分と下位半分で、種付頭数の増減の中央値がどれだけ開くか。 1年後より2年後のほうが差が大きい。

2歳勝ち上がり率と、翌年の種付頭数の増減

3分位ごとの中央値。棒の長さが翌シーズンの増減率。

1世代ごとの散らばり(87世代)

1点=ある種牡馬のある世代。赤い帯が「勝ち上がり率17%以下」の危険域。

5. 種付料との関係(2021〜2025年)

社台SS公表の種付料表から。PRIVATE(非公表)の馬は除いています。2026年シーズンの料金表は未収録です。

料金を改定した年の、頭数の増減

中央値。109組(前年と両方で料金が公表されている組)。

種付料と種付頭数(148組)

横軸は対数。相関 r=+0.46。高いほど頭数も多いが、 200万円台にも200頭超がいて一対一ではありません。

6. 大きく動いた26件と、その前年に産駒が勝った重賞

前年比±45%以上動いた組。重賞名と勝ち馬はTARGETの成績データから引いています。 上位に「重賞勝ちなしで急増」が並ぶのが、①の非対称性の裏側です。

出典と注記