天皇賞春のフィエールマン、皐月賞のサートゥルナーリア、桜花賞のグランアレグリアは前走からの間隔が3ヶ月以上あり、休み明けの出走でG1を勝っています。これは、話題にもなっていますが、外厩を利用して外厩にて馬を仕上げてきているので、久々でも問題なくレースで走らせることが出来るようです。
上記のG1馬はたちは、ノーザンファーム生産馬なので外厩(トレーニングセンター)は関東馬ならノーザンファーム天栄(福島県岩瀬郡天栄村)、関西馬ならノーザンファームしがらき(滋賀県甲賀市信楽町)を利用しています。
休み明けの馬は走る?
先週の新潟記念では1着メールドグラース(NFしがらき)、2着ミッキースワロー(NF天栄)、3着ロシュフォール(NF天栄)と、久々だったミッキースワローとロシュフォール以外にメールドグラースも短期放牧で外厩で仕上げてレースに出走してきています。ノーザンファームのトレーニングセンターは施設が充実しているだけではなく、馬の仕上げも超一流なのでしょう。これまでの、「叩き2走目」とかは必要なく、間隔を開けて休み明けでも勝てるだけの仕上げをし、また放牧。厩舎にいる時と同じかそれ以上の仕上げをしてくるのだと思います。
2019年度 レース間隔別成績(重賞のみ)
TARGETでは中〇週という言い方はしないので、間隔が「5」であれば中4週の事になります。また、前走から10週以上の間隔がある場合を休み明けとなります。
上のデータを見ると、重賞レースにおいてはレース間隔があいた方が成績がいいですね。半年以上間隔があいても問題はなさそうです。重賞に出てくるような競走馬はもともと能力があるので、状態が良くなっていれば問題はないということでしょう。また、休み明け2走目までが狙える範囲だということ。
ノーザンファーム天栄やノーザンファームしがらきが有名になっていますが、社台ファームにも山元トレセン(宮城県亘理郡山元町)やグリーンウッド(滋賀県甲賀郡甲南町)の外厩施設があります。他にも外厩施設があり、詳しくはJRDV.spをご覧ください。
外厩情報は有料サイトで手に入れることが出来ますが、重賞であればJRDV.spで提供してくれていますので、こちらを利用するのがいいと思います。
今は、外厩(トレーニングセンター)の技術が優れているので、休み明けでも不利な要素はないと思います。もちろん、久々は走らない馬もいますので、「叩き2走目」が狙い目というのも間違いではない。馬にも個性があり、その個性を見極めてレースに使うのが調教師の仕事。そのあたりが分かってくれば馬券の判断材料になると思っています。
今週のNHKマイルカップの出走馬をJRDV.spで見るとNFしがらき帰りはダノンチェイサー、ケイデンスコール、グルーヴィットの3頭。NF天栄帰りはなし。前走NFしがらき帰りはアドマイヤマーズ、ヴァルディゼール、カテドラル、前走NF天栄帰りはグランアレグリアでした。
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