JRAの公式YouTubeチャンネルでは、開催日に全レースのライブ配信をしています。パソコンでこれを見ていて、右側の「関連動画」が並んでいるところに出馬表があったら楽なのに、と思ったのが始まりです。
で、作ってみました。先日Xに画面を載せたら思っていたより反応をいただいたので、TARGETを使っている方向けに配布することにしました。

表示例(2026年10月17日 東京11R 富士S)
最初に見せたのは、手で貼り合わせた画像
Claude Codeに最初に渡したのは、YouTubeの画面の右側にTARGETの出馬表を貼り合わせた画像1枚です。「YouTubeの右側のところに出馬表(馬名)を表示するChrome拡張を作ってください」。頼んだのはこれだけでした。
僕がやったのは、できあがったものを見て「ここが違う」「これも欲しい」と言うことだけです。
出馬表のデータは、パソコンの中にあるTARGETのファイルから直接読みます。TARGETのデータはJRA-VANの形式でC:\TFJVの中に入っているので、それを読み取って並べ直しているんですね。
動画のタイトルでレースが分かると思っていた
最初の版は、動画のタイトルからレースを探す作りでした。「京都大賞典 261004」のようにレース名と日付が入っていれば、そのレースの出馬表を出す。
ところが、僕が見たいのはJRA公式のライブ配信なんですよね。そのタイトルは「【ライブ配信】10月12日(祝日・月曜)中央競馬全レース中継(東京・京都)」です。1本の配信で東京も京都も全部流れるので、タイトルを見ても、いまどのレースが映っているのかは分かりません。
じゃあどうするか。TARGETのデータには各レースの発走時刻が入っているので、それを使うことにしました。発走時刻の順にレースを並べて、発走から6分たったら次のレースに切り替える。6分あれば、リプレイと最終オッズを見る時間は取れます。
2場、3場開催の日でも、発走時刻順に東京、京都、東京……と切り替わっていきます。画面の上にある1〜12Rのボタンで、自分で選ぶこともできます。
オッズと人気も欲しくなった
出馬表が出たら、今度はオッズも横に欲しくなりました(^^ゞ
単勝オッズと人気は、netkeibaから20秒ごとに取り直して表示しています。発走後は最終オッズで止まります。1〜3番人気には色を付けました。
ためしに10月12日のスワンSで確かめたところ、画面に出た数字は中継の最終オッズと同じでした(ダイヤモンドノット6.1倍の2番人気、オフトレイル3.9倍の1番人気)。
記号はTARGETと同じにした
TARGETを使っている人に見てもらうなら、記号の意味はそろえたほうがいい。
- 馬名の前の $ は外国産馬
- 枠番の前の B はブリンカー
- 「替」の * は前走から騎手が替わった馬
この3つは、スワンSの18頭でTARGETの出馬表と見比べて、全部一致しました。
人に配るには、Pythonがじゃまだった
ここまで、僕のパソコンでは「Pythonでデータを作って、拡張機能がそれを読む」という作りでした。ただ、これを配るとなると、TARGETユーザー全員にPythonを入れてもらうことになります。それはさすがに無理があるなと。
そこで、拡張機能が自分でTARGETのフォルダを読むように作り直しました。最初に一度だけ「TARGETのフォルダはここ」と選んでもらえば、あとはボタンを押すだけで出馬表を読み込みます。作り直したあとで前の版と出力を突き合わせて、直近120レースの中身が完全に一致することを確かめました。
使い方
- 下のZIPをダウンロードして展開し、youtube-shutubaフォルダを消さない場所に置く
- Chromeで chrome://extensions を開き、右上の「デベロッパー モード」をオン
- 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」でyoutube-shutubaフォルダを選ぶ
- 拡張機能のアイコンを押して、TARGETのフォルダ(通常はC:\TFJV)を選ぶ
- 開催日ごとに、TARGETで前日データを取り込んでから「出馬表を読み込む」を押す
- YouTubeでJRA公式チャンネルのライブ配信を開く
細かい手順や、困ったときのことはマニュアルにまとめました。
注意していただきたいこと
- 個人で作った非公式のツールです。JRA、JRA-VAN、TARGET、netkeiba、YouTubeとは関係ありません。
- TARGETのファイルは読むだけで、書き換えたり外部に送ったりはしません。データはパソコンの中で完結します。インターネットに取りに行くのは、netkeibaのオッズだけです。
- オッズは参考情報です。馬券は必ず公式の情報で確認してください。
- Chromeウェブストアには出していないので、「デベロッパー モード」で読み込む形になります。
- TARGETをC:\Program Filesの下に入れている場合は、Chromeの制限でフォルダを選べません(標準のC:\TFJVなら大丈夫です)。
- YouTubeやnetkeibaの仕様が変わると、動かなくなることがあります。
作ってみて
Xでの反応を見て、YouTubeで競馬中継を見ている人は多いんだなと思いました。
僕がやったのは、「右側に出馬表があったらいいのに」と思ったことと、「ライブ配信でしか使わない」「オッズも欲しい」と注文を足していったことだけです。最初の画像1枚から、タイトルで探す、発走時刻で切り替える、配れる形にする、と少しずつ形が変わっていきました。
見たかった画面が、自分の手で作れた。それが一番面白かったところです。中継を見ながらの予想が当たるかどうかは別として(^^ゞ
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