クラス別頭数一覧とオープン馬データ(2026/9/9現在)

競馬データ
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前回このデータをまとめたのが2022年6月30日でした。気づいたら4年以上経っていたので、あらためて集計し直してみました。今回は画像ではなく表にしてあるので、スマホでも数字を追いやすいと思います。

現役馬は8,342頭

2026年9月9日現在、JRAに登録されている現役馬は8,342頭でした。前回が8,621頭だったので、少しだけ減っています。

表1 クラス別頭数(2026年9月9日現在)
クラス 頭数 構成比
オープン 698 8.4%
3勝クラス 631 7.6%
2勝クラス 1,083 13.0%
1勝クラス 2,155 25.8%
未勝利・未出走 3,775 45.3%
合計 8,342 100.0%

オープン馬は698頭で、全体の8.4%。前回が656頭・7.6%だったので、頭数も比率もわずかに増えました。とはいえ、1勝クラス以下が全体の7割強を占めるという構図そのものは、4年前とほとんど変わっていません。ここは競馬の作りとしてそういうものなんだろうな、という感じです。

世代で見るとクラスの分かれ方が分かる

表2 世代別×クラス別の頭数
世代 総数 オープン 3勝クラス 2勝クラス 1勝クラス 未勝利・未出走
2歳 3,176 4 0 9 161 3,002
3歳 2,160 69 70 259 1,088 674
4歳 1,416 180 205 424 545 62
5歳 899 199 198 232 249 21
6歳 407 128 101 94 74 10
7歳 200 81 40 44 32 3
8歳 63 28 14 14 4 3
9歳 18 7 3 6 2 0
10歳 3 2 0 1 0 0

2歳は3,176頭のうち3,002頭がまだ未勝利・未出走。これは時期を考えれば当たり前ですね。3歳になると1勝クラスが一気に増えて、ダービーが終わってクラスが編成し直されたあとなので、オープンも69頭まで来ています。

で、個人的に面白かったのが5歳です。オープン馬199頭は世代別で最多で、4歳の180頭を上回っています。オープンの層は4歳でピークかと思っていたのですが、実際は5歳のようです。

ちなみに2歳で既にオープン入りしているのは、レッチュベルク、ショウナンガレオン、ジーティーマイカ、フェリチタの4頭。逆に最年長のオープン馬は10歳のヘリオスとカリボールでした。

オープン馬698頭の中身

性別で見ると、牡496頭(71.1%)、牝148頭(21.2%)、セン54頭(7.7%)。現役全馬だと牡4,615・牝3,328・セン399なので、オープンでは牡の比率がはっきり高くなります。

表3 東西所属の比較
対象 美浦 栗東
現役全馬 4,123 (49.4%) 4,219 (50.6%)
オープン馬 242 (34.7%) 456 (65.3%)

東西の差は、正直ちょっと予想以上でした。現役全馬だと美浦4,123頭・栗東4,219頭でほぼ半々なのに、オープン馬になると栗東が65.3%。全体は五分なのに、上のクラスだけ3分の2が栗東に寄っている計算になります。

生産者はやはりノーザンファーム

表4 オープン馬の生産者別頭数(上位20)
# 生産者 頭数 構成比 重賞勝ち鞍
1 ノーザンファーム 172 24.6% 120
2 社台ファーム 68 9.7% 31
3 ノースヒルズ 15 2.1% 3
4 社台コーポレーション白老ファーム 15 2.1% 5
5 ケイアイファーム 14 2.0% 4
6 岡田スタツド 14 2.0% 4
7 ビッグレッドファーム 13 1.9% 5
8 下河辺牧場 13 1.9% 4
9 三嶋牧場 13 1.9% 8
10 ダーレー・ジャパン・ファーム 11 1.6% 1
11 坂東牧場 11 1.6% 2
12 追分ファーム 10 1.4% 6
13 コスモヴューファーム 7 1.0% 8
14 杵臼牧場 7 1.0% 1
15 フジワラフアーム 7 1.0% 2
16 辻 牧場 6 0.9% 3
17 グランド牧場 6 0.9% 2
18 高昭牧場 6 0.9% 0
19 チャンピオンズファーム 6 0.9% 7
20 新冠タガノファーム 6 0.9% 1

ノーザンファームが172頭で24.6%。前回が25.5%だったので、ほぼ横ばいですね。

もう少し面白いのは、クラス別に切ったときの動きです。

表5 クラス別に見たノーザンファーム・社台ファームのシェア
クラス 総数 ノーザンF 占有率 社台F 占有率 2牧場合計
未勝利・未出走 3,775 484 12.8% 260 6.9% 19.7%
1勝クラス 2,155 378 17.5% 147 6.8% 24.4%
2勝クラス 1,083 199 18.4% 80 7.4% 25.8%
3勝クラス 631 113 17.9% 63 10.0% 27.9%
オープン 698 172 24.6% 68 9.7% 34.4%

未勝利・未出走では12.8%なのが、クラスが上がるにつれて上がっていって、オープンでは24.6%。社台ファームと合わせると、オープン馬の34.4%が2牧場の生産馬ということになります。数を作っているだけでなく、上のクラスに残る馬の比率が高い、という形がそのまま出ています。

重賞になるとさらに濃くなります。現役オープン馬が持っているJRA重賞の勝ち鞍は合計303鞍で、そのうちノーザンファーム生産馬が120鞍。全体の39.6%です。頭数シェアの24.6%よりかなり高い数字になりました。前回の記事では28.6%と書いているのですが、当時と集計の取り方が同じかどうか自分でも確信が持てないので、この比較は参考程度に見てください(^^ゞ。

種牡馬と母父

表6 オープン馬の種牡馬(父)別頭数(上位20)
# 種牡馬 頭数 構成比 重賞勝ち鞍
1 ロードカナロア 40 5.7% 21
2 キズナ 40 5.7% 25
3 ドレフォン 24 3.4% 6
4 キタサンブラック 23 3.3% 14
5 ドゥラメンテ 22 3.2% 15
6 エピファネイア 20 2.9% 11
7 リアルスティール 19 2.7% 8
8 モーリス 18 2.6% 9
9 ゴールドシップ 13 1.9% 7
10 ルーラーシップ 12 1.7% 6
11 スクリーンヒーロー 12 1.7% 5
12 シルバーステート 12 1.7% 7
13 シニスターミニスター 12 1.7% 0
14 サートゥルナーリア 12 1.7% 9
15 ジャスタウェイ 11 1.6% 2
16 ディープインパクト 10 1.4% 1
17 ハーツクライ 10 1.4% 6
18 ミッキーアイル 10 1.4% 1
19 ハービンジャー 10 1.4% 8
20 レイデオロ 10 1.4% 9

頭数ではロードカナロアとキズナが40頭で並んでトップ。ただ、重賞の勝ち鞍で見るとキズナが25鞍で単独トップになります。頭数が同じでも中身は違う、ということですね。

表7 オープン馬の母父別頭数(上位15)
# 母父 頭数 構成比
1 ディープインパクト 49 7.0%
2 キングカメハメハ 41 5.9%
3 ハーツクライ 30 4.3%
4 マンハッタンカフェ 20 2.9%
5 クロフネ 14 2.0%
6 スペシャルウィーク 13 1.9%
7 エンパイアメーカー 13 1.9%
8 ダイワメジャー 12 1.7%
9 サクラバクシンオー 11 1.6%
10 ゴールドアリュール 11 1.6%
11 ハービンジャー 10 1.4%
12 シンボリクリスエス 10 1.4%
13 フレンチデピュティ 9 1.3%
14 アグネスタキオン 9 1.3%
15 ブライアンズタイム 9 1.3%

母父はディープインパクトが49頭で断然です。父としては10頭まで減っているので、種牡馬としての世代交代がそのまま数字に出ています。母父としてはこれからしばらく上位に居続けるはずです。

調教師と馬主

表8 オープン馬の調教師別頭数(上位20)
# 調教師 オープン馬 管理頭数 オープン率
1 杉山 晴紀 20 90 22%
2 友道 康夫 18 73 25%
3 森 秀行 17 54 31%
4 上村 洋行 14 53 26%
5 堀 宣行 13 73 18%
6 田中 博康 13 56 23%
7 藤原 英昭 13 68 19%
8 矢作 芳人 13 82 16%
9 須貝 尚介 13 55 24%
10 池江 泰寿 12 70 17%
11 大久保 龍志 12 52 23%
12 高木 登 11 62 18%
13 松下 武士 10 48 21%
14 斉藤 崇史 9 67 13%
15 手塚 貴久 9 66 14%
16 木村 哲也 9 56 16%
17 西園 翔太 9 49 18%
18 鹿戸 雄一 8 61 13%
19 中舘 英二 8 96 8%
20 加藤 征弘 8 64 12%

頭数では杉山晴紀厩舎の20頭がトップ。管理頭数に対するオープン馬の比率で見ると森秀行厩舎が54頭中17頭で31%と高いのですが、厩舎の規模も路線も違うので、この率だけで良し悪しを言えるものではないと思っています。あくまで並べただけの表として見てください。

表9 オープン馬の馬主別頭数(上位20)
# 馬主 頭数 本賞金合計 重賞勝ち鞍
1 サンデーレーシング 32 63.9億円 33
2 キャロットファーム 24 32.9億円 21
3 シルクレーシング 22 30.2億円 18
4 ゴドルフィン 18 15.2億円 4
5 社台レースホース 16 21.0億円 5
6 吉田 勝己 16 21.9億円 10
7 金子真人ホールディングス 14 22.2億円 10
8 ロードホースクラブ 12 13.9億円 4
9 松本 好隆 11 18.3億円 4
10 東京ホースレーシング 10 9.1億円 1
11 藤田 晋 10 11.6億円 4
12 サラブレッドクラブ・ラフィアン 9 11.2億円 1
13 国本 哲秀 9 9.8億円 3
14 ノルマンディーサラブレッドレーシング 8 7.0億円 1
15 原村 正紀 8 7.6億円 2
16 ウイン 7 16.2億円 8
17 Gリビエール・レーシング 7 6.0億円 1
18 廣崎利洋HD 7 5.9億円 2
19 G1レーシング 7 6.8億円 2
20 ダノックス 7 14.6億円 5

サンデーレーシングが32頭で、本賞金の合計も重賞の勝ち鞍もトップ。キャロットファーム、シルクレーシングと続いて、上位はクラブ法人が並びます。

G1を勝っている現役オープン馬

数字だけ眺めていても実感が湧かないので、実際にG1を勝っている現役のオープン馬も並べておきます。698頭のうち、JRAの重賞を勝ったことがある馬は208頭、G1となると30頭でした。

表10 G1勝ちのある現役オープン馬
馬名 G1勝 年齢 生産者
クロワデュノール 4 4歳 キタサンブラック ノーザンファーム
エンブロイダリー 3 4歳 アドマイヤマーズ ノーザンファーム
レガレイラ 3 5歳 スワーヴリチャード ノーザンファーム
ロブチェン 3 3歳 ワールドプレミア ノーザンファーム
コスタノヴァ 2 6歳 ロードカナロア ノーザンファーム
サトノレーヴ 2 7歳 ロードカナロア 白井牧場
スターアニス 2 3歳 ドレフォン ノーザンファーム
チェルヴィニア 2 5歳 ハービンジャー ノーザンファーム
ミュージアムマイル 2 4歳 リオンディーズ ノーザンファーム
メイショウタバル 2 5歳 ゴールドシップ 三嶋牧場
アドマイヤズーム 1 4歳 モーリス 社台ファーム
アルマヴェローチェ 1 4歳 ハービンジャー ノーザンファーム
アーバンシック 1 5歳 スワーヴリチャード ノーザンファーム
ウインカーネリアン 1 9歳 スクリーンヒーロー コスモヴューファーム
エネルジコ 1 4歳 ドゥラメンテ ノーザンファーム
カムニャック 1 4歳 ブラックタイド 社台ファーム
カヴァレリッツォ 1 3歳 サートゥルナーリア ノーザンファーム
シックスペンス 1 5歳 キズナ ノーザンファーム
シャンパンカラー 1 6歳 ドゥラメンテ 社台ファーム
ジュウリョクピエロ 1 3歳 オルフェーヴル 飛野牧場
ステレンボッシュ 1 5歳 エピファネイア ノーザンファーム
ダノンデサイル 1 5歳 エピファネイア 社台ファーム
ダブルハートボンド 1 5歳 キズナ ノーザンファーム
ドゥレッツァ 1 6歳 ドゥラメンテ ノーザンファーム
パンジャタワー 1 4歳 タワーオブロンドン チャンピオンズファーム
ヘデントール 1 5歳 ルーラーシップ ノーザンファーム
マスカレードボール 1 4歳 ドゥラメンテ 社台ファーム
ママコチャ 1 7歳 クロフネ ノーザンファーム
ルガル 1 6歳 ドゥラメンテ 三嶋牧場
ロデオドライブ 1 3歳 サートゥルナーリア ノーザンファーム

集計方法とお断り

  • データはTARGET frontier JVの登録データを直接集計したものです(2026年9月9日時点)。
  • 現役馬は「競走馬登録が抹消されていない、美浦・栗東所属の馬」としています。
  • クラスは収得賞金で判定しました。0円=未勝利・未出走、500万円以下=1勝クラス、1,000万円以下=2勝クラス、1,600万円以下=3勝クラス、1,600万円超=オープンです。
  • 重賞の勝ち鞍はJRAの重賞のみで、地方・海外の成績は含んでいません。
  • 生産者名・馬主名はJRAの登録表記のまま載せています。

数字を眺めていても馬券が当たるわけではないのですが、「オープン馬は698頭しかいない」とか「上のクラスは栗東に3分の2いる」とかを頭の片隅に置いておくと、出馬表の見え方が少し変わる気がします。また何年かしたら集計し直すつもりです。

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