補9アナライズ

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補9分析ツール 使い方・見かた・活用法ガイド

競馬予想の精度を上げるために、TARGETで表示される「補9」という指数に着目した3つの分析ツールを公開しています。それぞれ独立したページとして使えますが、組み合わせることで予想の解像度がぐっと高まります。このページでは、各ツールの概要と具体的な活用法をご紹介します。

 

補9とは何か

補9は、レースのペースや展開、馬場状態などを補正したうえで算出される馬の実力指数です。着順やタイムだけでは見えない「そのレースで実際にどれだけ走れたか」を数値化したもので、着順よりも正直な場合が多いのが特徴です。

数値の目安としては、2勝クラスを勝つ能力を100を基準としています。新馬戦は70~80台でクラスが上がるごとに補9の数値が上がります。絶対値よりも推移の方向性のほうが重要なことも多く、右肩上がりで伸びてきているかどうかが大きなポイントになります。

 

ツール①:補9アナライズ(出走馬 戦歴・PJX分析)

[補9アナライズを開く]

このツールでできること

出走馬ごとの補9推移をチャートで可視化し、過去20年データを基準にした「PJXジャンプ分析」で各馬の本番パフォーマンス可能性を評価するツールです。レース毎にCSVデータを読み込んでご使用いただけます。(サンプルは桜花賞)

画面の構成

「個別分析」タブでは、1頭の馬にフォーカスして深掘りできます。馬名ボタンをタップするだけで瞬時に切り替わるので、気になる馬を次々と確認していけます。表示される情報は以下の通りです。

  • 直近補9・平均・最高・最低・トレンドの6つの指標
  • 補9推移チャート(参照ライン付き)
  • 全レース履歴テーブル

「馬別比較」タブでは、全出走馬を横並びにした棒グラフで相対評価できます。最高値・平均・直近の3軸が一目でわかるので、「ポテンシャルはあるが直近が沈んでいる馬」「安定しているが天井も低い馬」といった特徴をすばやく把握できます。

「全馬一覧」タブは、全出走馬の戦歴を1枚のテーブルで確認するビューです。騎手・馬場・距離・着順・補9をレース単位でまとめて見たいときに便利です。

チャートの参照ライン

個別分析の補9推移チャートには2本の破線が引かれています。

  • ピンクの破線:過去20年の勝ち馬が本番で記録した補9の平均値
  • オレンジの破線:その勝ち馬たちの前走補9の平均値

この2本のラインを見ながら「今どのゾーンにいるのか」「本番でピンクのラインに届く可能性があるか」を考えるのが、チャートの基本的な読み方です。

 

ツール②:補9レース別基準値(重賞のみ)

[補9レース別基準値を開く]

このツールでできること

重賞レース114レース・1,167件の勝ち馬の補9を集計し、レース単位で「このレースを勝つにはどの水準の補9が必要か」を一覧にしたリファレンス表です。

画面の見かた

各行に1レースが表示されます。列の意味は以下の通りです。

  • グレード(G1/G2/G3):バッジで色分け表示
  • 年齢:2歳・3歳・3上・4上の区分
  • 距離:メートル表示
  • 平均補9(範囲 / n):バー付きで水準を視覚化。範囲とサンプル数も表示
  • 最高・最低:過去の最高値と最低値
  • 推移(スパークライン):過去の勝ち馬補9の年別推移を小さなバーグラフで表示

バーの色はヒートマップになっており、緑系が低め・橙〜赤系が高めの水準を表しています。

フィルターと並び替えの活用法

グレードフィルターでG1だけを表示すれば、最高レベルのレース一覧を素早く確認できます。距離フィルターでマイル(1600m)に絞れば、マイル重賞の水準感だけを比較できます。年齢フィルターと組み合わせると「3歳のG2マイル戦の基準値はいくつか」といった絞り込みが一瞬でできます。

並び替えは平均補9の高い順がデフォルトですが、距離順・レース名順・n数順などに切り替えられます。

活用例

たとえば前走がフィリーズレビュー(G2・1400m)だった馬を分析する場合、このページでフィリーズレビューを検索すると勝ち馬の平均補9が100.6(最小99・最大102)と確認できます。出走馬の前走補9がこの水準と比較してどうかを見るだけで、即座に評価軸が生まれます。

 

ツール③:補9基準値一覧

[補9基準値一覧を開く]

このツールでできること

レース単位ではなく、グレード・距離・年齢区分の組み合わせで平均値を集計した基準表です。「このカテゴリのレースを勝つには、だいたい何点の補9が必要か」を俯瞰するためのリファレンスとして使います。

3つのビュー

「年齢 × グレード × 距離」ビューがメインです。2歳・3歳・3歳以上・4歳以上の4つの年齢区分ごとに色分けされた区切り線で分かれており、スクロールしながら見ても今どの区分を見ているかが一目でわかります。各セルに平均値と(最小〜最大 / n数)が表示されています。

「グレード × 距離(全体)」ビューは年齢を問わず合算した、最もシンプルな基準表です。「距離とグレードだけで素早く目安を確認したい」というときに使います。

「年齢別サマリー」ビューは各年齢区分の特徴を解説文付きでまとめたビューです。距離別の内訳も合わせて確認できます。

読み取れる重要なパターン

このデータから明らかになる最も重要な事実は、古馬混合戦になると要求水準が一気に跳ね上がるという点です。3歳G3で補9が103あれば強い馬に見えますが、3歳以上混合のG3では平均が110〜116という水準になります。

年齢区分別の補9目安は以下の通りです。

年齢区分 G1 G2 G3
2歳 104〜107 100〜102 95〜101
3歳 111〜120 101〜112 100〜103
3上混合 114〜125 113〜121 110〜116
4上限定 116〜124 114〜121 111〜118

出走馬の補9をこの表と照らし合わせることで、「この馬の補9は同条件のレース勝ち馬と比べて足りているのか、余力があるのか」を客観的に判断する材料になります。

 

3つのツールを組み合わせた予想の流れ

実際の予想でこれらを活用する場合の流れをご紹介します。

ステップ1:基準値を把握する(ツール②③) まず対象レースのグレード・距離・年齢区分を確認し、勝ち馬に必要な補9の水準を把握します。レース別基準値でそのレース自体の過去データが確認できれば理想的です。

ステップ2:出走馬の現在地を確認する(ツール①) 補9アナライズで各馬の直近補9・平均・トレンドを確認します。基準値と比べて現在どのゾーンにいるかを把握します。

ステップ3:PJX判定で余地を読む(ツール①) 前走補9がどの水準にあり、本番でジャンプする余地がどれだけあるかをPJX判定で確認します。SやAのランクがついている馬は、本番での上積みが期待できる候補です。

ステップ4:相対比較で候補を絞る(ツール①) 馬別比較タブでPJXスコア順に並び替えると、人気を問わず「補9的に上昇余地が大きい馬」が浮かび上がります。このリストと、調教評価や枠順・騎手といった他の要素を組み合わせて最終的な予想をまとめていきます。

 

最後に

補9アナライズはあくまでも予想の補助ツールです。数字はすべての答えを示してくれるわけではありませんが、「確率の高い方向性を持つ」ための地図として機能します。

データが示す基準と、ご自身の目で見た調教の状態や枠順の妙。それらを重ね合わせたとき、予想はより立体的なものになっていきます。ぜひ3つのツールを行き来しながら、自分なりの予想スタイルに組み込んでみてください。