NHKマイルカップ2026補9分析|ロデオドライブ、カヴァレリッツォ、ダイヤモンドノットをどう見るか

競馬データ
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NHKマイルカップで求めたい補9の目安

今回の基準は、勝ち切るなら補9が112前後、馬券内なら補9が109〜111前後です。これは過去20年のNHKマイルカップ分析から見た水準であり、今回の出走予定馬はまだ誰もこのラインに完全には届いていません。つまり、今回の予想では「すでに高い馬」ではなく、「本番でどの馬が補9を伸ばせるか」を見る必要があります。

補9は、その馬が競走馬全体の中でどの程度の位置にいるかを示す指数として扱えます。100がその条件における平均的な勝ち水準に近く、補9はクラスや距離をまたいで比較しやすい指標です。 ただし、補9だけで決めるのではなく、PCI、着差、上がり、通過順、ローテーションと合わせて見る必要があります。PCIは能力そのものではなく、前後半でどれだけ速度変化を作ったかを見る数値です。

ロデオドライブは一番きれいに補9が伸びている馬です

ロデオドライブは、新馬で補9が89、1勝クラスで100、ニュージーランドTで107と、段階的に数字を上げています。この上がり方はかなり素直です。前走だけ突然走ったのではなく、使うたびにレース水準が上がっているので、本番でもう一段伸ばす理由があります。

前走ニュージーランドTでは、レースPCI52.0に対して自身PCI55.2です。これは、レース全体の流れよりも自分の後半の脚をしっかり使えていたということです。東京芝1600mに替わって直線が長くなることは、ロデオドライブにとって悪くありません。前で運べるだけでなく、直線で脚を続ける余地があるからです。

血統面でも、父サートゥルナーリアはKingmambo系で、東京マイルに必要な持続力と加速のつながりを持たせやすいタイプです。母父スニッツェルは短距離寄りのスピードを補います。ここが大きいです。東京芝1600mはただの瞬発力勝負ではなく、前半からある程度流れた中で、最後まで脚を使うレースになりやすいです。父が中距離寄りの持続力を持ち、母父がスピードを支える形は、NHKマイルには合います。

馬主は吉田勝己氏、生産はノーザンファームです。クラブ馬ではありませんが、生産背景としては上位です。3歳春のG1で、馬の成長に合わせてローテーションを組めている点も評価できます。新馬、1勝クラス、ニュージーランドTと無理なく段階を踏んでいるので、今回の補9上積みを最も自然に見られる馬です。

カヴァレリッツォは皐月賞の着順で評価を下げすぎない馬です

カヴァレリッツォは、補9だけを見るとかなり重要です。デイリー杯で105、朝日杯FSで105、皐月賞でも104です。皐月賞は13着ですが、補9は大きく落ちていません。つまり、着順ほど内容は悪くないということです。

この馬は、マイルG1で補9は105をすでに出しています。NHKマイルで勝ち切るには112前後まで伸ばしたいので、必要な上積みは7程度です。小さくはありませんが、皐月賞の2000mから東京1600mへ戻ることを考えると、十分に見込めます。

血統も良いです。父サートゥルナーリア、母父ハーツクライ。ロデオドライブと同じ父ですが、こちらは母父がハーツクライなので、より持続力と奥行きがあります。NHKマイルは短距離的な速さだけでは足りず、直線で長く脚を使う必要があります。その意味では、母父ハーツクライは東京の長い直線に合います。

馬主はシルクレーシング、生産はノーザンファームです。NHKマイルのような3歳G1では、馬の完成度、ローテーション、騎手選択、状態管理が結果に直結します。シルクレーシングとノーザンファームの組み合わせは、その点で信頼しやすいです。皐月賞を使ったことで疲れが残っていないかは確認したいですが、補9と血統の両面から見ると、巻き返し候補としてかなり有力です。

レザベーションは補9の高さをどう受け止めるかが難しい馬です

レザベーションは、前走ニュージーランドTで補9は107を出しています。この数字だけなら、ロデオドライブと並んで最上位です。ただし、補9の推移は78、80、89、88、107です。前走で一気に数字を上げています。

この一気の上昇をどう見るかがポイントです。前走で馬が一変したと見るなら、本番でも有力です。逆に、前走がうまくいきすぎたと見るなら、次に同じ水準を保てるかは慎重になります。

血統は父ダノンプレミアム、母父ジャングルポケット、母母父ダンスインザダークです。父はディープインパクト系で、マイルでのスピードと切れ味を伝えやすい馬です。母系はジャングルポケット、ダンスインザダークで、かなり持続力寄りです。血統だけを見ると、東京芝1600mで最後まで脚を使う下地はあります。

一方で、馬主は中村伊三美氏、生産は松田牧場です。ノーザンファームや社台ファームのような大手生産馬ではありません。もちろんそれだけで評価を下げる必要はありませんが、3歳春のG1で前走からもう一段上げるという点では、ロデオドライブやカヴァレリッツォほど安心して見られるわけではありません。

レザベーションは、能力が足りない馬ではありません。むしろ補9だけなら勝ち馬候補です。ただ、前走の107を新しい基準として見てよいかどうか、本番で同じ走りをもう一度できるかどうかを見極めたい馬です。

エコロアルバは東京の長い直線で評価を上げたい馬です

エコロアルバは、補9の最高が102なので、勝ち馬帯の112まではまだ距離があります。ただし、東京芝1600mでサウジアラビアRCを勝っている点は大きいです。この時は上がり33.2を使っており、東京の長い直線で脚を使えることは証明しています。

父はモズアスコットで、父タイプはSadler’s Wells系です。モズアスコットはマイルから1400mで強さを見せた馬で、スピードと持続力のバランスがあります。母父フレンチデピュティはパワーと前向きさを補います。母母父サンデーサイレンスも入っており、東京マイルで後半に脚を使う血統構成としては悪くありません。

馬主は原村正紀氏、生産は藤原牧場です。大手クラブ馬ではありませんが、ローテーションは良いです。新馬1400m、サウジアラビアRC1600m、朝日杯FS1600mと、マイル路線で無理なく進んでいます。朝日杯FSでは4着、着差0.3秒、補9は102。G1の速い流れでも大きく崩れていません。

問題は、補9がまだ足りないことです。東京適性で補9は109〜111あたりまで伸ばせる可能性はありますが、112まで届くには、かなりスムーズに直線で脚を使う必要があります。勝ち切り候補というより、馬券内候補として残したい馬です。

ダイヤモンドノットは実績は強いですが、補9では抜けていません

ダイヤモンドノットは、朝日杯FS2着、ファルコンS1着という実績があります。戦歴だけなら非常に強く見えます。ただし、補9では最高104、直近101です。勝ち馬帯112まで考えると、まだ大きな上積みが必要です。

この馬の特徴は、1400mでの速さと、1600mでも崩れなかった経験です。朝日杯FSでは逃げて補9が104、着差0.1秒。ファルコンSでは1400mで補9が101、上がり33.6です。短い距離で速さを見せつつ、G1マイルでも走れている点は評価できます。

血統は父ブリックスアンドモルタル、父タイプはStorm Bird系、母父ディープインパクト、母母父フレンチデピュティです。父はパワーと持続力を伝えやすく、母父ディープインパクトが後半の脚を補います。この血統は、東京マイルで悪くありません。ただし、父の重さが出ると、瞬間的な切れ味よりも前で粘る形になりやすいです。

馬主は金子真人ホールディングス、生産は坂東牧場です。馬主の勝負強さという意味では非常に魅力があります。重賞で結果を出す馬を作る・選ぶ力がある馬主です。ただし、今回の補9分析では、実績ほど数字が抜けていません。評価は必要ですが、補9の観点ではロデオドライブ、カヴァレリッツォ、レザベーションの後ろに置きたいです。

アドマイヤクワッズはマイルに戻って良さが出るかです

アドマイヤクワッズは、デイリー杯で補9が105、朝日杯FSで102、弥生賞で104、皐月賞で101です。すでに補9は105を持っている馬なので、能力の土台はあります。ただし、近走は2000mを使われており、マイルで後半に脚を使う形から少し離れています。

父リアルスティール、父タイプはディープインパクト系。母父Zoffany、母母父Singspielです。父リアルスティールは東京の長い直線で持続的に脚を使うイメージがあります。母父Zoffanyはスピード寄りで、母母父Singspielは底力を補う血です。マイルへの短縮自体は悪くありません。

馬主は近藤旬子氏、生産はノーザンファームです。新馬からデイリー杯、朝日杯FS、弥生賞、皐月賞と、王道路線を歩んできています。ローテーションの格は高いです。ただし、皐月賞では補9101まで下げています。カヴァレリッツォと同じく皐月賞からのマイル戻りですが、こちらは朝日杯FSでも3着、皐月賞でも15着と、少し流れに乗り切れていない印象があります。

補9の上積みはありますが、勝ち切るには展開と進路がかなりうまく噛み合う必要があります。2〜3着候補として見るのが現実的です。

ジーネキングとディールメーカーは相手候補です

ジーネキングは、ニュージーランドTで補9は104、着差0.3秒です。父コントレイル、母父Into Mischiefという血統は、スピードと持続力の組み合わせとして面白いです。1800m、2000mを経験してから1600mで補9を上げてきた点も評価できます。ただし、これまで逃げ・先行の競馬が多く、東京の長い直線で最後まで脚を伸ばすには、少し展開の助けが必要です。

ディールメーカーもニュージーランドTで補9は104です。父イスラボニータ、母父ホワイトマズル、母母父エンドスウィープ。父イスラボニータは東京マイルに合う軽さと持続力がありますし、母父ホワイトマズルで少し長めの持続力もあります。生産は社台ファームで、ここも評価できます。ただし、勝ち馬帯112までにはまだ差があります。補9推移は82、88、97、104ときれいですが、本番でもう一段伸ばすには、直線でかなりスムーズに脚を使う必要があります。

この2頭は、どちらも消す馬ではありません。ただし、勝ち馬候補というより、上位が少し止まった時に2〜3着へ入る馬として見たいです。

アスクイキゴミは素材はありますが、まだ数字が足りません

アスクイキゴミは2戦2勝で、補9は83から101へ伸ばしています。父ロードカナロア、母父Bated Breath、母母父Sadler’s Wells。血統だけを見ると、マイルの速さと持続力を両方持っています。生産もノーザンファームです。

ただし、前走チャーチルCはレースPCI57.5で、かなり後半に脚を使いやすい流れでした。その中で補9は101です。東京G1で勝ち切るには、ここからさらに10以上伸ばす必要があります。2戦2勝の魅力はありますが、補9だけで見ると、まだ勝ち馬候補としては数字が足りません。

この馬は、今後さらに強くなる可能性はあります。ただ、NHKマイルという舞台でいきなり112前後まで上げるには、経験値が少ないです。押さえるなら、将来性込みの相手評価です。

ローベルクランツとギリーズボールは条件が合えば3着候補です

ローベルクランツは、父サトノダイヤモンド、母父キングカメハメハ、生産ノーザンファーム、馬主キャロットファームです。血統と背景は非常に良いです。ただし、補9は毎日杯の100が最高です。1800mから1600mへ短縮して、東京の直線で脚を使える可能性はありますが、112まで届くにはかなり大きな上積みが必要です。3着候補としての扱いが現実的です。

ギリーズボールは、父エピファネイア、母父フジキセキ、生産ノーザンファーム、馬主キャロットファームです。牝馬で斤量55kgになる点はプラスです。フィリーズレビューで補9は101まで上げていますが、1400mの差し脚が中心です。1600mではフェアリーSで補987と崩れており、距離が延びて良いかどうかは慎重に見たいです。前がかなり厳しくなれば3着候補ですが、勝ち切りまでは遠いです。

下位評価の馬について

バルセシートは、父キズナ、母父Lizard Island、生産ノーザンファーム、馬主キャロットファームです。血統と馬主背景は良いですが、補9最高98です。直線で脚は使えますが、NHKマイルの勝ち馬帯には数字が足りません。

フクチャンショウは、父イスラボニータ、母父Thewayyouare、生産社台ファームです。1400mで安定して差してきますが、補9最高99です。東京1600mでさらに伸ばすには、距離延長がかなりうまく向く必要があります。

タガノアラリアは、父ミスターメロディ、母父ディープインパクトです。1400mの差し脚はありますが、1600mG1では朝日杯FSで補995までで、勝ち馬帯までは遠いです。

ユウファラオは、父American Pharoah、母父Medaglia d’Oroで、血統はパワーとスピードがあります。前走チャーチルCで逃げて補9100まで上げていますが、本番で同じように楽に行けるかは疑問です。逃げてペースを作る存在としては重要ですが、東京の長い直線で最後まで残るには条件が必要です。

総合見解

血統、馬主、生産者、ローテーションを補9に重ねると、評価の軸は少し整理されます。最も信頼しやすいのはロデオドライブです。補9の上がり方が自然で、サートゥルナーリア×スニッツェルという血統も、東京マイルで前から長く脚を使う形に合います。生産ノーザンファーム、馬主吉田勝己氏という背景も含めて、今回の中心に置きやすい馬です。

カヴァレリッツォは、皐月賞の着順を嫌いすぎてはいけません。補9は104で踏みとどまっており、マイルでは105を出しています。サートゥルナーリア×ハーツクライ、シルクレーシング、ノーザンファームという組み合わせは、東京芝1600mへの戻りで見直せます。ロデオドライブに次ぐ評価です。

レザベーションは、補9だけなら非常に強いです。ただし、前走で一気に107まで上げた後に、もう一度同じ走りができるかが課題です。血統はダノンプレミアム×ジャングルポケットで、マイルの持続力には合いますが、ロデオドライブやカヴァレリッツォほどローテーション全体がきれいに見えるわけではありません。高く評価しつつも、最終判断で状態を確認したい馬です。

その次に、東京の直線で良さが出るエコロアルバ、実績は強いが補9では抜けていないダイヤモンドノット、マイル戻りで見直せるアドマイヤクワッズが続きます。相手候補としては、ジーネキング、ディールメーカー、ローベルクランツ、ギリーズボールまでです。

現時点の補9+馬データの総合では、ロデオドライブを中心、カヴァレリッツォを逆転候補、レザベーションを慎重に扱う上位候補、エコロアルバを東京適性込みの相手候補として見ます。ダイヤモンドノットは実績面では強いですが、補9の到達力だけで見ると絶対的な中心にはしません。

補9_NHKマイルカップ

補9 レース別基準値|重賞勝ち馬データ

補9 基準値一覧|重賞勝ち馬データ

 

 

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