青葉賞組は今年こそダービーを勝てるのか。京都新聞杯組との違いを見てみました。

レース展望
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日本ダービーの前哨戦といえば、やはり中心は皐月賞です。

ただ、皐月賞以外にもダービーへ向かうレースはいくつかあります。青葉賞、プリンシパルステークス、京都新聞杯、NHKマイルカップなどですね。

その中でも、毎年のように話題になるのが青葉賞です。

青葉賞は東京芝2400m。
日本ダービーも東京芝2400m。

同じコース、同じ距離ですから、青葉賞を強い内容で勝った馬は、当然ダービーでも人気になります。

ところが、過去40年で青葉賞組からダービーを勝った馬はまだいません。

ここが面白いところですね。

青葉賞組は勝てていない

過去40年の青葉賞組を見てみると、ダービーに出走した馬は62頭いました。その成績は、

1着 0頭
2着 5頭
3着 5頭

となっています。

2着、3着までは来ています。惜しいところまでは来ています。

シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、アドマイヤメイン、ウインバリアシオン、フェノーメノなど、ダービーでも好走した馬はいます。でも勝てない。

東京2400mを使っているのに、ダービーでは勝てないというのが青葉賞組の不思議なところです。

レース間隔の問題はあるのか

青葉賞組がダービーを勝てない理由として、よく言われるのがレース間隔です。

以前の青葉賞は、皐月賞のあと、ダービーまであまり間隔がないところで行われていました。東京2400mを走って、またすぐ東京2400mのダービーへ向かうわけです。

これは3歳馬にはなかなか厳しいですね。

ただ、昨年は青葉賞の開催時期が変わり、以前よりダービーまでの間隔に余裕が出ています。今年の青葉賞組は、ダービーまでの間隔が5週(中4週)になっています。

そう考えると、以前よりはローテーションとして楽になったのは間違いないと思います。

その意味で、今年の青葉賞勝ち馬ゴーイントゥスカイは注目していい馬だと思います。

ゴーイントゥスカイはどう見るか

今年の青葉賞を勝ったのはゴーイントゥスカイです。

東京芝2400mを勝って、上がりは33.4秒。青葉賞で4番人気でしたが、しっかり勝ち切りました。

鞍上は武豊騎手。

武豊騎手はダービー6勝です。
スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、タニノギムレット、ディープインパクト、キズナ、ドウデュースで勝っています。

青葉賞組は勝てないと言われますが、今年は開催時期が少し楽になって、鞍上はダービーを知り尽くしている武豊騎手。

こうなると、過去の青葉賞組とは少し違う見方をしたくなります。

もちろん、青葉賞を勝っただけでダービーを勝てるわけではありません。青葉賞は青葉賞、ダービーはダービーです。

ただ、東京2400mを一度経験していること、そこで上がり33秒台を使って勝っていること、そして武豊騎手が乗ること。この3つはかなり大きいと思います。

京都新聞杯組はダービーを勝っている

一方で、京都新聞杯組は過去40年で2頭のダービー馬を出しています。

過去40年の京都新聞杯組は52頭。
その成績は、

1着 2頭
2着 3頭
3着 2頭

です。

青葉賞組が62頭で勝ち馬0頭なのに対して、京都新聞杯組は52頭で2勝しています。

勝ったのは、

・2013年 キズナ
・2019年 ロジャーバローズ

の2頭です。

キズナは京都新聞杯を勝って、ダービーも勝ちました。
ロジャーバローズは京都新聞杯2着からダービーを勝ちました。

京都新聞杯はダービーまでの間隔がさらに短いです。データではずっと間隔3週になっています。青葉賞よりも楽なローテーションではありません。

それでも勝ち馬が出ている。

そうなると、青葉賞組が勝てない理由を「間隔だけ」で片づけるのは少し違うのかもしれません。

関西馬の強さもある

京都新聞杯組でダービー3着以内に入った馬を見てみると、7頭すべて栗東所属でした。

・キズナ
・ロジャーバローズ
・サトノラーゼン
・トーセンホマレボシ
・インティライミ
・ハーツクライ
・ショウヘイ

全部関西馬です。

京都新聞杯ですから、栗東馬が多いのは当然と言えば当然です。ただ、それでもダービーで3着以内に来ているのが全部栗東馬というのは分かりやすいですね。

一方、青葉賞組でダービー3着以内に入った10頭を見ると、美浦所属が7頭、栗東所属が3頭でした。

栗東所属で青葉賞からダービー3着以内に来たのは、

・アドミラブル
・ウインバリアシオン
・アドマイヤメイン

です。

この3頭は、関西から一度東京へ輸送して青葉賞を使い、また栗東へ戻って、さらにダービーで東京へ来ています。

それでも結果を出しているわけですから、やはり力があった馬だと思います。

青葉賞組と京都新聞杯組の違い

青葉賞は東京芝2400m。
京都新聞杯は京都芝2200m。

ダービーと同じ舞台を経験できるのは青葉賞です。
でもダービーを勝っているのは京都新聞杯組です。

ここが競馬の難しいところですね。

青葉賞は同じ東京2400mなので、どうしてもダービーへの適性を測りやすいレースに見えます。実際、ダービーで好走する馬も出ています。

ただ、青葉賞をメイチで走ってしまうと、ダービーでもう一段上げるのが難しいのかもしれません。

京都新聞杯は距離もコースも違います。ですが、そこで力を見せてくる馬は、まだダービーで伸びしろを残していることがあります。

キズナはまさにそうでした。
京都新聞杯を勝って、ダービーでは東京の長い直線で差し切りました。

ロジャーバローズは京都新聞杯2着から、ダービーでは前で粘り切りました。

同じ前哨戦でも、青葉賞と京都新聞杯では中身がかなり違います。

今年の京都新聞杯組

今年の京都新聞杯組では、コンジェスタスが勝っています。

京都新聞杯では6番人気で1着。上がり35.3秒で、上がり順位も1位でした。

西村淳也騎手がそのまま騎乗予定です。

京都新聞杯組はダービーまで間隔が短いですが、過去にはキズナ、ロジャーバローズが勝っています。青葉賞組よりも実績はあります。

今年はほかにも、エムズビギン、カフジエメンタールなどが京都新聞杯からの組です。

ただ、京都新聞杯組は全体として見れば好走数が多いわけではありません。52頭で3着以内は7頭です。

来る時は来るけれど、簡単なローテーションではないですね。

今年はゴーイントゥスカイに注目したい

今年の青葉賞組で一番注目したいのは、やはりゴーイントゥスカイです。

青葉賞を勝って、ダービーまでの間隔にも以前より余裕がある。
鞍上は武豊騎手。
東京2400mを経験済み。

青葉賞組の歴史を変えるなら、こういう馬なのかもしれません。

ただし、過去40年で青葉賞組は0勝です。
2着5回、3着5回。

勝ち切れないデータは重いです。

東京2400mを経験していることはプラスですが、ダービーはメンバーも流れも違います。皐月賞組のレベルが高ければ、青葉賞の勝ち方だけでは足りない可能性もあります。

ゴーイントゥスカイを買うなら、「青葉賞勝ち馬だから」ではなく、「今年は間隔が楽になったこと」と「武豊騎手がどう乗るか」まで含めて見たいですね。

結局、間隔だけの問題ではない

青葉賞組が勝てない理由を、レース間隔だけにするのは少し違うと思います。

なぜなら、京都新聞杯組はもっと間隔が短いのに、ダービーを2勝しているからです。

もちろん、青葉賞は東京2400mを走るので負荷が大きいです。京都新聞杯は2200mですし、レースの質も違います。単純比較はできません。

それでも、青葉賞組がここまで勝てないとなると、間隔以外にも理由があるはずです。

メンバーの質。
青葉賞での消耗。
本番での位置取り。
皐月賞組との能力差。
東京2400mを一度走っていることによる上積みの少なさ。

いろいろ考えられます。

ただ、今年からは少し条件が変わっています。ダービーまでの間隔に余裕ができたことで、青葉賞組の評価も見直すタイミングかもしれません。

最後に

ダービーの前哨戦として見ると、青葉賞と京都新聞杯はかなり対照的です。

青葉賞は同じ東京2400mなのに、過去40年で勝ち馬なし。
京都新聞杯は間隔が短いのに、キズナとロジャーバローズがダービーを勝っています。

データだけ見ると、京都新聞杯組のほうが結果は出ています。

ただ、青葉賞は開催時期が変わり、以前よりダービーまでの間隔が楽になりました。今年のゴーイントゥスカイがその流れを変えるのかどうかは、かなり注目ですね。

青葉賞組の悲願か。
京都新聞杯組の実績か。
それとも、やはり皐月賞組が強いのか。

今年のダービーは、そのあたりも見ながら楽しみたいと思います。

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