秋華賞(10月18日・京都11R・芝2000m内回り)の特別登録が出ました。登録は18頭。フルゲートも18なので、ちょうど同じ数です。
登録馬を見ると、桜花賞とオークスを勝った馬の名前がないこと。桜花賞のスターアニスも、オークスのジュウリョクピエロも、今回の登録データには入っていません。
春のG1で2着だった馬はいます。桜花賞2着のギャラボーグと、オークス2着のドリームコア。そこにトライアルの勝ち馬、夏に連勝してきた馬が加わる形です。正直、どこから話を始めてもいい年かなと思っています。
勝負服つきの出馬表を作りました
登録馬の出馬表を、新聞の馬柱ふうに1枚にまとめました。勝負服、想定騎手、斤量、前走から三走前までが入っています。

WEB版には、逃げ馬メーターと差し馬メーターの数字も載せています。スマホでも見られます。
想定騎手はnetkeibaの10月4日時点のもので、5頭はまだ「未定」でした。並びは登録順(五十音)で、馬番は枠順が出てから入れ直します。
前哨戦をおさらい
ローズS(9月13日・阪神芝1800m)
1番人気のモンローウォークが2番手から抜け出して、2着に0.5秒差。2着がエンネでした。
紫苑S(9月6日・中山芝2000m・重馬場)
6番人気のマスターソアラが差し切り。2着サムシングスイートとは0.1秒差、1番人気のドリームコアは3着でした。
ここからは、レース後の騎手・調教師のコメントやレース回顧(TARGETに入っているもの)を、私なりに要約して添えていきます。原文の引用ではなく要旨です。
春のG1で上位にいた組
ドリームコア(父キズナ・母ノームコア/美浦・田中博康/想定ルメール)
7戦3勝。クイーンCを勝って、桜花賞は9着。そこからオークスで2着まで巻き返して、勝ち馬とはタイム差なしでした。オークスの後、鞍上はペースが遅くて引っ掛かり、外にモタれたぶん力を使ったと話しています。
気になるのは前走の紫苑S。1番人気で3着、休み明け・重馬場・距離で苦しくなったという話で、合うのは1600mという見立てでした。今回は2000m。この一言をどう受け取るかは、ちょっと悩みます。
ギャラボーグ(父ロードカナロア/栗東・杉山晴紀/想定横山和)
阪神JF2着、桜花賞2着。どちらもスターアニスに負けての2着です。桜花賞以来なので、約半年ぶりの実戦になります。
間のクイーンCは9着でしたが、これはゲートで暴れて進まず、直線もフラついたもの。桜花賞の回顧でも、左にモタれないよう気をつけながら粘ったと書かれていて、癖とどう付き合うかの馬なんだろうなと。2000mは初めてです。
エンネ(父キズナ/栗東・吉岡辰弥/想定坂井)
4戦1勝ですが、重賞で2着が2回(フローラS、ローズS)。オークスはゲートで後手を踏んで後方からの7着でした。
ローズSは初めてのブリンカー。鞍上は返し馬の雰囲気が前回と違ったと言っていて、本番を見すえて勝ち馬を目標に乗った、相手が強かった、という内容です。差し馬メーターの差し率は登録馬の中で一番高い34.6%でした。
スウィートハピネス(父リアルインパクト/栗東・北出成人/想定佐々木)
エルフィンS勝ち、阪神JF4着、オークスは11番人気で5着。オークス後のコメントは、最後が瞬発力勝負になったので、もう少し時計がかかれば、というもの。ローズSは7着で、状態は良かったが伸び切れなかったそうです。
トライアル組
モンローウォーク(父キズナ/栗東・上村洋行/想定戸崎圭)
4戦4勝。新馬を勝ったあと10か月ほど間が空いて、夏の函館で2連勝、そしてローズS。
ローズSの鞍上は、ステッキを使っていない、夏を越えて成長していると話しています。回顧にも隙のない完勝とありました。2000mは初めてです。ずっと前で運んでいる馬ですが、逃げ馬率は1.9%と低く、メーター上は「逃げる馬」ではありません。
マスターソアラ(父シスキン/美浦・蛯名正義/想定武豊)
キャリア3戦で重賞勝ち。紫苑Sは折り合いを第一に、と決めて臨み、思ったより前の位置が取れて差し切ったという話でした。
課題として何度も出てくるのがテンション。2走前のクイーンC(4着)も、一番の敗因はテンションが上がりすぎたことだったそうです。差し率は26.7%で3番目。
サムシングスイート(父サートゥルナーリア/美浦・伊藤大士/想定松山)
9戦2勝。紫苑Sは0.1秒差の2着。エンジンがかかるのに時間がかかるので後ろからになった、本番でも頑張れる、というのが前走の鞍上の話です。回顧ではここ2戦、内を上手に捌いての好走とあります。今回の想定は松山騎手で、乗り替わりになりそう。差し率28.9%で2番目。
春の重賞勝ち馬
タイセイボーグ(父インディチャンプ/栗東・松下武士/想定西村淳)
チューリップ賞の勝ち馬で、阪神JFは3着。ローズSは12着でしたが、回顧によると骨折明けの久々。鞍上も休み明けのぶんがあったと話していて、ここで切り替えて本番、という雰囲気です。
スマートプリエール(父エピファネイア/栗東・大久保龍/想定幸)
フラワーC勝ち。オークスは15着で、レース前からイレ込んで消耗し、道中にも不利。そのうえで鞍上は、2400mは長い、1800mに近い2000mくらいが合うのでは、と話していました。今回はまさにその2000m。ローズSはスタート直後に挟まれて6着です。
フェスティバルヒル(父サートゥルナーリア/栗東・四位洋文/想定浜中)
2歳でファンタジーSを勝った馬。ただ、その後は桜花賞17着、クイーンS14着。クイーンSは勝負どころで手応えがなくなり、鞍上も敗因が分からないという話でした。
カナルサンマルタン(父リアルスティール/美浦・宮田敬介/想定未定)
3戦2勝で、スイートピーSの勝ち馬。そのときの鞍上(ルメール騎手)は、能力がある、距離は延びても大丈夫と話しています。スタート前はイレ込み気味で、気性はまだ幼いという回顧もありました。5月以来の実戦になります。
夏に連勝してきた組
この4頭は、夏から秋の条件戦を53キロで勝ってきています。今回は55キロです。
テイエムアイラン(父ミッキーアイル/栗東・宮地貴稔/想定富田)
3連勝中。3つとも芝1600mで、ハナか2番手からの勝利です。馬体は410キロ台と小柄で、鞍上もまだ華奢、もっと成長すると話しています。逃げ馬率は34.7%で2番目。2000mは初めて。
ラベルセーヌ(父キズナ/美浦・鹿戸雄一/想定荻野極)
こちらも3連勝中。前走の三面川特別は上がり32.3秒。体が増えて良くなっていた、順調にきている、という話でした。春のフローラSは5着です。
ハヤブササキチャン(父リアルスティール/栗東・東田明士/想定吉田隼)
2連勝中(札幌の1勝クラス、HTB賞)。鞍上いわく、調教では落ち着いているのにレースだとワッとなる、でもポテンシャルは高い。回顧では内にモタれながら鋭く差し切ったとあって、気性と素質の両方が見える馬です。
ガーネットフレア(父ニューイヤーズデイ/栗東・杉山佳明/想定未定)
ダートで未勝利を勝って、7月に芝へ。そこから2連勝です。芝の1戦目は逃げて3馬身半差、軽い走りをする馬で芝が良かった、というコメントでした。前走の夕月特別は2番手から。こちらのコメントは手元のデータにまだ入っていませんでした。逃げ馬率17.0%で3番目。
ほかの3頭
ナイスプレーアスク(父アドマイヤマーズ/美浦・中舘英二/想定未定)
8戦2勝。紫苑Sは9番人気で逃げて6着でした。鞍上は中身も気持ちも成長している、いつかは重賞も勝てると話しています。逃げ馬率は35.0%で登録馬の中で一番高い。
バースデイフライト(父コントレイル/栗東・新谷功一/想定未定)
12戦1勝。直近は1勝クラスで4着、6着。回顧ではゲートと、追ってからの甘さが課題とされています。
ロザーンジュ(父フィエールマン/栗東・寺島良/想定未定)
7戦1勝。前走は中京芝2200mの1勝クラスで、タイム差なしの2着。鞍上は2200mは少し長いかなという印象だったそうです。
※データはJRA-VAN(TARGET frontier JV)。想定騎手はnetkeibaの10月4日時点で、確定ではありません。
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