第51回高松宮記念 ノーザンファーム系は短距離路線も取りに来ている

レース展望
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高松宮記念の登録馬を見ると、ノーザンファーム生産馬は7頭、ノーザンファーム系クラブ馬は4頭、ノーザンファーム系オーナーズが1頭、ノーザンファーム系大口馬主が3頭が登録してきました。これは、例年になく多いです。これまで、高松宮記念は個人馬主などが勝ってきました。昨年はノーザンファーム生産馬が5頭、ノーザンファーム系クラブ馬が4頭、オーナーズとダノックスがそれぞれ1頭出走し、2人気のグランアレグリアが2着に入りました。

ノーザンファーム生産馬は高松宮記念で2勝していますが、いずれも直系のクラブ馬ではありません。同じ1200m戦のスプリングSではスリープレスナイトとグランアレグリアが勝っています。ノーザンファームとしては、短距離路線でも勝ちたいと思っているはずです。ノーザンファームの戦略としてはクラシックを意識した配合をしていると思います。しかし、競走馬の能力は一定ではなく、使われながら適性距離が変わることもあります。ノーザンファームには多くの競走馬がいるので、様々な能力を持った馬のデータが蓄積されています。ですから、馬の状況に応じて使うレース(距離)が変わってきます。

世界に通用する強い馬づくり』を目指しているノーザンファームですが、短距離路線では活躍馬があまり出ていません。ディープインパクトとキングカメハメハという大種牡馬がいなくなったこれからは複数の種牡馬で、すべての距離において強い馬を出して行くと思っています。

 

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