今年の横山典弘の騎乗を見ると、アメリカジョッキーCCでキングオブコージに騎乗した日を除くとすべて中京での騎乗でした。おそらく、アメリカジョッキーCCにキングオブコージが出走しなければその日は中山で騎乗していないのではないかと。そのぐらい、昨年の後半から関西馬への騎乗や関西での騎乗が増えています。
2018年から先週までの横山典弘の戦歴を集計してみると、騎乗数の多い厩舎を順に挙げると(栗)昆貢、(美)菊沢隆徳、(美)和田勇介、(美)金成貴史、(栗)本田優、(美)尾関知人、(栗)安田翔伍、(美)武井亮、(栗)松永幹夫、(美)中川公成でした。
それが、2021年になると(栗)昆貢、(栗)安田翔伍、(美)菊沢隆徳、(美)尾関知人、(美)中舘英二、(美)中川公成、(栗)松永幹夫、(美)和田勇介、(栗)北出成人、(美)久保田貴の順になりました。中でも、栗東の昆貢厩舎での騎乗が他と比べても多いです。2018年は義弟の菊沢隆徳厩舎での騎乗が多かったですが、だいぶ変わりました。
それもそのはずで、昨年の秋ごろに関西にウイークリーマンションを借りて滞在していることが新聞に掲載されました。なぜ、関西に拠点を移すのか?考えられる理由は、長男和生と三男武史と少し距離を置くことか、調教師試験のために勉強をするため。どちらかというと調教師試験に合格するためではないかと思います。
横山典弘が調教師試験を受けるかも?みたいなことが2021年の『競馬の天才7月号』に書かれていました。それは、『今月の悪魔の壁穴』というコラムで、そこには田中勝春と横山典弘が調教師試験に必要な書類を持って帰ったと。
昨年の成績を見ると三男武史は、エフフォーリアなどでG1を5勝。和生もトーセンスーリヤで重賞を2勝するなど活躍しています。しかし、父親である典弘は重賞0勝でした。同じ土俵で戦う以上、息子たちの後ろを走っていたのでは、勝負師としては面白くないでしょう。
調教師試験の申込時期は例年通りであれば8月中旬ごろから9月上旬まで。その頃になれば調教師試験を受験するか分かるでしょうね。横山典弘は現在53歳、今月の23日で54歳。調教師の定年は70歳なので残された時間は限られています。父の管理馬で息子がG1勝利なんて夢みたいな日が来るといいですね。
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