2021年の芝とダートの重賞レースは129レース行われました。勝利数トップは昨年と同じでルメールの17勝、2位は昨年3位からランクアップの川田将雅の14勝、3位は昨年の2位からランクダウンの福永祐一の10勝、4位は昨年は26位だった横山武史の9勝、5位は昨年10位のデムーロの7勝でした。
重賞レースの騎乗数を見ると60レース以上に騎乗したのはルメール、福永祐一、川田将雅、和田竜二、の4人でした。
騎乗数が50回以上で、1~3人気馬に騎乗する機会が50%以上だったのはルメール、川田将雅、福永祐一の3人でした。彼らが騎乗する馬は人気になりやすいですが、全部が連対できるわけではない。
馬券を買うにあたり信頼できる騎手とはという事を考えた場合、人気馬をどれだけ2着以内に持ってこれるかということだと思う。これを、数値化して信頼度とした。
信頼度=1~3人気での連対数÷1~3人気の騎乗数
表の『M』は1~3人気での連対数になります。
この表を見ると、重賞騎乗数が50回以上で信頼度が高いのは横山武史、デムーロ、ルメールでした。幸英明は48回の騎乗で上位人気馬は8回ですが、連対数は4回とかなりいいです。
重賞で人気馬に騎乗する機会が少ない騎手でも、上位人気馬に騎乗した時はかなりの確率で連対しているのが分かります。『人気=実力』であれば結果はおのずとついてきますが、『人気(+騎手人気)>実力』となる場合は人気を裏切るケースが多いのではないかと思っています。
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