【共同通信杯2025】東京芝1800mの特徴と注目馬分析
共同通信杯はクラシックに直結するレースでもあります。このレースを勝った馬だけではなく、このレースに出走した馬のその後の活躍を見ると、どんなレースになるかでその後の活躍が約束されるレースです。昨年の勝ち馬ジャスティンミラノは皐月賞馬、一昨年は4着のタスティエーラがダービー馬、2022年は2着馬のジオグリフが皐月賞馬、7着のダノンスコーピオンがNHKマイルカップ馬。2021年は1着馬のエフフォーリアが皐月賞馬、3着のシャフリヤールがダービー馬などがいることからも重要なレースということが分かります。
レース傾向の分析
共同通信杯は東京競馬場の芝1800mで行われるレースです。このコースはスタートから3コーナーまで約750mと長く、先行争いが激化しにくい特徴があります。後半3Fが速い上がり勝負になりやすく、瞬発力が問われる展開が多いです。また、最後の直線は525.9mと長く、途中で2.1mの高低差を上るタフな設定となっています。
脚質別では「先行」が最も好成績で、過去10年で6勝を挙げています。一方、「差し」や「追い込み」も直線の長さを活かして健闘するケースがあり、特に末脚の鋭さが重要です。
出典元:JRA
人気傾向の分析
共同通信杯は小波乱傾向のレースとして知られています。1番人気馬は過去10年で未勝利(0-4-2-4)と信頼度が低く、2番人気も勝率10%と振るいません。一方で、3番人気馬が最多の5勝を挙げており、複勝率も70%と軸として信頼できます。
また、4~6番人気の中穴馬も好走する傾向があり、特に6番人気は2勝、連対率20%と狙い目となっています。ただし、7番人気以下は複勝率が低く、大穴狙いはリスクが高いです。
馬番傾向の分析
枠順についてはフラットな傾向ですが、「1枠」と「6枠」がそれぞれ3勝を挙げており好成績です。また、「7枠」も複勝率が高く注目されています。一方で、「2枠」や「3枠」は苦戦傾向にあり、内枠だからといって必ずしも有利とは言えません。
配当傾向の分析
配当面では堅実な決着が多いものの、小波乱も見られます。過去10年の単勝平均配当は約700円で、最高配当は2018年の1,360円でした。3連単では大きな波乱もあり、2018年には56万円超えの高配当が記録されています。
有力馬の実績と不安要素
以下に注目馬をピックアップし、それぞれのポイントを整理します。
・カラマティアノス
実績: 前走こうやまき賞(1勝クラス)を制し連勝中。父レイデオロ譲りの持久力に期待。
不安: 初めての重賞挑戦で相手関係が未知数。
・ネブラディスク
実績: 新馬戦を圧勝した素質馬。切れ味鋭い末脚が武器。
不安: キャリア1戦のみで経験不足が懸念される。
・マスカレードボール
実績: 昨年アイビーSを制覇。東京コースとの相性も良好。
不安: 前走から間隔が空いている点と調整具合。
・レッドキングリー
実績: 東スポ杯2歳Sで善戦した実力派。末脚に定評あり。
不安: 距離延長への対応力。
まとめ
共同通信杯では「3番人気」を中心に据えつつ、中穴馬(4~6番人気)にも注目する戦略がおすすめです。また、前走で速い上がりタイムを記録した馬や東京コース経験者を優先的に評価しましょう。脚質的には前目につけられる先行馬を重視しつつ、直線で伸びる差し・追い込み型にも配慮したいところです。
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