【競馬アプリ】騎手エージェントトラッカー

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騎手のエージェントを13年分追いかけるアプリを、AIと作ってみた話

今回は、競馬の「騎手エージェント」を管理するアプリを題材に、AIと一緒に作業した記録を書いてみます。技術的な実装は一切していなくて、僕がやったのは「こうしたい」と伝えることだけです。

そもそもエージェントって

競馬の騎手には、騎乗依頼仲介者、いわゆるエージェントという人がついています。どの馬に乗るかを調整する裏方で、ひとりが担当できる騎手は原則3名まで。だから騎手がエージェントを変えると、回ってくる馬が変わることがあります。

この情報、JRAの公式サイトにPDFで出ているのですが、「今の状態」しか分かりません。いつ変わったのかという履歴は残らない。そこを自動で追いかけたくて、アプリを作ってもらった、という流れです。

まずはバグ退治から

実はこのアプリ、少し前に一度形にはなっていました。ところが久しぶりに更新を回したら、数字がおかしい。本来100人ちょっといるはずの騎手が半分しか取れず、読めなかった騎手が57件も「エージェント解除」と誤検出されていました。

「このボタンが動かない」ではなく「数字が合っていない」という違和感ですね。原因をAIと一緒に探っていくと、JRAのPDFが罫線のない2列組みで、右側の列がまるごと読み飛ばされていました。文字の位置(座標)から列を判定するやり方に直してもらったら、きれいに100人ぶん取れるようになりました。

ついでに、日本語の記号でアプリが落ちる細かい不具合や、グラフが真っ白になる問題も見つかって、そのつど直してもらいました。壊れていたデータも作り直し。ひとつ直すと次の綻びが見える、という感じで、探偵みたいに順番に潰していきました。この共同作業の感覚が、AIで作る面白さだと思います。

マニュアルも作ってもらった

自分専用のツールでも、しばらく触らないと使い方を忘れます(^^ゞ 以前はExcelでそういう「自分にしか分からない仕組み」をよく作っていて、あとで自分でも解読できなくなっていました。

なので今回は、更新のやり方やトラブル時の対処をまとめた操作マニュアルもHTMLで作ってもらいました。これで半年後の自分でも迷わないはずです。

勢いで新機能まで

バグが直ってマニュアルもできて、本当はここで終わりのつもりでした。でも、履歴が貯まるなら「エージェントを変えた騎手はその後どうなったのか」を確かめたくなって、答え合わせ機能を追加してもらいました。

過去の成績データ約58万騎乗ぶんを読み込んで、エージェント変更の前後90日で成績を比較する。データが正しいかは、ルメール騎手の2018年の年間215勝という有名な記録で照合して、集計もぴったり215勝で一致することを確認しました。

眺めてみると、変更後に乗る馬の人気が上がっている騎手もいれば、逆のケースもあって、なかなか興味深いです。エージェントを使う騎手と使わない騎手の年ごとの成績差も見られるようにしました。

消えたのは不便、残るのは判断

この一連の作業、僕がコードを書いた場面は一度もありません。全部「こうしたい」「ここがおかしい」と言葉で伝えただけです。AIの進化で、作業の不便はどんどん消えていきます。

一方で、「何を作るか」「その数字をどう読むか」は、やっぱり人間に残ります。エージェントの変化を予想にどう活かすかは、これから自分で確かめていく話です。便利な道具ができたぶん、その先の判断は自分の責任なんだよなと、あらためて思いました。

ちなみにデータはすべてPC内で完結していて、外には出ません。個人使用が目的のツールです。競馬が当たるかは別として、見たかったものを自分の手で作れるのは、いい時代になったなと思います

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