分析前のデータ解説
オニャンコポンは1枠1番、7歳せん馬、58kg、横山琉人騎手。父エイシンフラッシュ、母父ヴィクトワールピサ、生産者は社台ファームです。2026年七夕賞は15番人気3着、0.6秒差、54kgで補9=114。函館記念は15番人気12着、0.8秒差で補9=105。キャリア最高も七夕賞の補9=114です。
イガッチは1枠2番、4歳牡馬、58kg、吉田隼人騎手。父リアルスティール、母父キングカメハメハ、生産者は下屋敷牧場です。函館記念は1番人気6着、0.5秒差、55kgで補9=108。直前のマリーンSは10着、2.4秒差で補9=92。最高値は函館記念の補9=108です。
ピンクジンは2枠3番、6歳牝馬、56kg、黛弘人騎手。父ダノンバラード、母父キャプテンスティーヴ、生産者・馬主ともにミルファームです。2026年五稜郭Sは9番人気5着、0.3秒差で補9=103。キャリア最高は2024年福島牝馬Sの補9=108です。
マジックサンズは2枠4番、4歳牡馬、58kg、横山和生騎手。父キズナ、母父キングカメハメハ、馬主はサンデーレーシング、生産者はノーザンファームです。函館記念は4番人気5着、0.4秒差で補9=109。エプソムCは6番人気4着、0.2秒差で補9=113。中山記念も補9=113で、これが最高値です。
エコロヴァルツは3枠5番、5歳牡馬、58kg、横山武史騎手。父ブラックタイド、母父キングカメハメハ、生産者は下河辺牧場です。2026年大阪杯は14着、3.2秒差で補9=91。その前の中山記念は2番人気3着、0.3秒差で補9=115。2025年大阪杯は4着、0.3秒差、58kgで補9=122、中山記念は補9=120です。
ローシャムパークは3枠6番、7歳牡馬、58kg、池添謙一騎手。父ハービンジャー、母父キングカメハメハ、馬主はサンデーレーシング、生産者はノーザンファームです。2026年日経賞は3着、0.2秒差で補9=115。2024年大阪杯は2着同タイム、58kgで補9=123。2023年オールカマーは補9=122、函館記念は1着で補9=116です。
ショウヘイは4枠7番、4歳牡馬、58kg、川田将雅騎手。父サートゥルナーリア、母父オルフェーヴル、生産者はノーザンファームです。2026年大阪杯は4番人気10着、1.2秒差で補9=111。AJCCは3番人気1着、0.3秒差の勝利で補9=121。神戸新聞杯は2着、0.1秒差で補9=116です。
サクラファレルは4枠8番、4歳牡馬、58kg、佐々木大輔騎手。父サートゥルナーリア、母父シンボリクリスエス、生産者は谷岡牧場です。エプソムCは1番人気5着、0.3秒差で補9=112。2000mの3勝クラス勝ちは補9=108。2025年札幌芝2000mの藻岩山特別は1着で補9=100です。
マイネルモーントは5枠9番、6歳牡馬、58kg、斎藤新騎手。父ゴールドシップ、母父ロージズインメイ、生産者はビッグレッドファームです。七夕賞は6番人気2着、0.4秒差、56kgで補9=116。中山記念は4着、0.4秒差で補9=114。2025年白富士Sは58kgで補9=115です。
アドマイヤテラは5枠10番、5歳牡馬、58kg、坂井瑠星騎手。父レイデオロ、母父ハーツクライ、生産者はノーザンファームです。天皇賞春は2番人気3着、0.1秒差で補9=124。阪神大賞典は1番人気1着、0.5秒差の勝利で補9=124。目黒記念は補9=119。古馬になってからの芝2000m実績はデータにありません。
アラタは6枠11番、9歳牡馬、58kg、大野拓弥騎手。父キングカメハメハ、母父ハーツクライ、生産者は社台ファームです。2026年函館記念は10着、0.7秒差で補9=106。2025年札幌記念は13番人気3着、0.3秒差、58kgで補9=116。2022年札幌記念は4着、0.3秒差で補9=118です。
ゼンダンハヤブサは6枠12番、4歳牡馬、58kg、酒井学騎手。父スマートオーディン、母父アグネスタキオンです。小倉記念は10番人気1着、0.1秒差の勝利で補9=115。ただし斤量は52kgでした。その前の1600mの3勝クラスでは補9=103です。
グランディアは7枠13番、7歳せん馬、58kg、西村淳也騎手。父ハービンジャー、母父サンデーサイレンス、馬主はキャロットファーム、生産者はノーザンファームです。新潟大賞典は7番人気1着、0.1秒差の勝利で補9=116。2024年函館記念は2着で補9=116。中山金杯は補9=114です。
レディネスは7枠14番、4歳牡馬、58kg、横山典弘騎手。父スワーヴリチャード、母父Shamardal、生産者はフジワラファームです。2026年巴賞は10着、1.6秒差で補9=100。白富士Sは3番人気4着、0.5秒差で補9=112。3勝クラス勝ちは補9=108です。
シェイクユアハートは8枠15番、6歳牡馬、58kg、古川吉洋騎手。父ハーツクライ、母父Sri Pekan、生産者は社台ファームです。宝塚記念は14着、2.8秒差で補9=98。その前の金鯱賞は8番人気1着で補9=118。京都記念は補9=114、中日新聞杯勝ちは補9=114です。
ホウオウビスケッツは8枠16番、6歳牡馬、58kg、岩田康誠騎手。父マインドユアビスケッツ、母父ルーラーシップ、生産者は岡田スタッドです。2026年金鯱賞は12着、1.0秒差で補9=108。2025年大阪杯は5着、0.4秒差、58kgで補9=121。2025年金鯱賞は補9=122、2024年函館記念も補9=122、2024年天皇賞秋は補9=120です。
札幌記念2026 補9分析
オニャンコポン
今回のポイントは、補9=114が「復活の入口」なのか「現在の上限」なのかです。
七夕賞の補9=114はキャリア最高値ですが、54kgでした。しかも過去にも補9=112~114を出しているのはハンデ戦が中心です。今回58kgになるため、単純に七夕賞からさらに上積みすると考えるのは危険です。
一方で函館記念の補9=105は、コメントにハミの取り方、反応の鈍さ、進路の狭さが記録されており、額面通りの能力値ではありません。その次に114まで戻した点は評価できます。
ただ、今回求めたい119~122まではさらに5ポイント以上必要です。7歳で過去最高が114、しかも最高値時より4kg増です。
今回の見込みは補9=110~115。ジャンプ候補というより、「前走で既にかなり能力を出した」と考えます。
イガッチ
マリーンSの補9=92はダート1700mであり、今回の評価からはほぼ外します。
見るべきは函館記念の補9=108です。初重賞で0.5秒差、しかもコメントでは欲しかった位置を取れず、隊列が動かず仕掛けにくかったとされています。したがって108には多少の上積み余地があります。
しかし函館記念は55kg、今回は58kgです。補9は斤量そのものを消してくれる指数ではありません。ここはかなり大きいです。
4歳で成長余地はありますが、いきなり補9=119まで11ポイント上げるには、これまでと違う馬になっている必要があります。
見込みは補9=109~114。小さなジャンプはあり得ますが、勝ち馬帯へのジャンプ候補までは取りません。
ピンクジン
最高補9=108で、直近の五稜郭Sが103です。
札幌では2025年WASJ第4戦を勝っていますが、その時の補9=101。今回のG2で必要になる絶対能力とはまだ距離があります。
牝馬で56kgになる点は他の古馬牡馬より軽いですが、それを考えても119へ11ポイント上げる根拠が履歴から見つかりません。
見込みは補9=101~106。今回はジャンプ対象外です。
マジックサンズ
これは少し面白い馬です。
最高補9=113を、マイルCS、中山記念、エプソムCという異なる条件で複数回出しています。つまり「113が偶然出た」のではなく、現在の能力帯そのものが110台前半まで上がっています。
一方、2000mでは皐月賞107、函館記念109です。高い補9が出たのは1600~1800mに偏っています。
函館記念では1角の入りは良かったものの窮屈になる場面や途中の動きがあり、0.4秒差でした。完全な力負けとは言いにくく、4歳ですから上積みもあります。
さらに父キズナ、母父キングカメハメハ、ノーザンファーム、札幌2歳S勝ちという今回のデータ上の材料があります。
ただし、「札幌が得意」と「札幌2000mで補9=119を出せる」は別問題です。
見込みは補9=113~117。今回一段上げる可能性はありますが、勝ち馬帯に届くにはもう一段必要です。
エコロヴァルツ
今回の補9ジャンプ候補の一頭です。
まず2026年大阪杯の補9=91は度外視します。騎手コメントには返し馬から硬さがあり、レースでも進みが悪かったと明記されています。
この馬の本体を見るなら2025年です。中山記念で補9=120、大阪杯で補9=122。しかも大阪杯は58kg、0.3秒差です。さらにそのレースでは落鉄があったこともコメントに残っています。
つまり補9=122は「軽斤量で条件がすべて揃った時だけ出た数字」ではありません。
2026年中山記念でも補9=115で、横山武史騎手は「体に余裕があった」「もう1ハロンあった方が良さそう」とコメントしています。その次の大阪杯で状態面から崩れたので、91を能力低下と断定する理由は薄いです。
問題は札幌です。札幌は直線が短いので、後方のままでは厳しくなります。 しかしこの馬は先行でも差しでも高い補9を出しています。
補9=91から見れば大ジャンプになりますが、本質は「新しい能力を出す」のではなく「122まで出した能力を戻す」です。
今回見込みは補9=118~122。
今回の最重要ジャンプ候補です。
ローシャムパーク
この馬も非常に面白いです。
最高補9=123は2024年大阪杯。58kg、2000m、G1で2着同タイムです。
さらに補9=122のオールカマー、116の函館記念があります。函館記念では3~4角から動いて勝っています。大阪杯も道中から位置を上げる競馬でした。
ここが札幌記念と合います。
先ほどの過去20年分析では、札幌開催で「マクリ」はわずか6頭ながら3勝でした。直線勝負ではなく、3~4角から動ける馬が強いレースです。
父ハービンジャー、母父キングカメハメハ、ノーザンファーム。過去20年の札幌記念でもハービンジャー産駒は好成績でした。
2026年日経賞の補9=115も、0.2秒差で、コメントでは大外へ出すタイミングが遅れたという内容です。
年齢は7歳ですが、能力そのものが大きく落ちた履歴には見えません。
見込みは補9=117~121。
エコロヴァルツほど明確ではありませんが、補9=119以上へ戻る候補として強く評価します。
ショウヘイ
補9=121をすでに持っている4歳馬です。
AJCCでは補9=121。しかも現在と同じ川田将雅騎手です。
菊花賞の103は3000mで折り合いに苦労し、騎手も適距離ではないとコメントしているため度外視できます。
問題は大阪杯です。
状態について川田騎手は「とても素晴らしい状態」とコメントしているにもかかわらず、補9=111でした。
つまり大阪杯の111は、エコロヴァルツの91のように状態不良を理由として完全には消せません。
AJCCの121と大阪杯の111。この10ポイント差をどう解釈するかがこの馬の核心です。
私は、現時点では2200mの方が能力を出し切りやすく、2000mではまだ121の再現が確認できていない、と見ます。
ただし4歳であり、AJCCで121まで到達した絶対能力は軽視できません。
見込みは補9=116~121。
「勝ち馬帯へ入る可能性はあるが、2000mでの再現確認が必要」という評価です。
サクラファレル
キャリア8戦しかなく、まだ上限を決めにくい馬です。
補9は100→107→108→112と、クラスが上がるにつれて上昇しています。
この伸び方は評価できます。
しかも札幌芝2000mをすでに勝っています。
ただし、その札幌勝ちは補9=100。エプソムCで112まで来ましたが、札幌記念の勝ち馬帯119~122まではまだ7ポイントあります。
前に行けることは札幌ではプラスですが、同型のホウオウビスケッツもいます。
見込みは補9=113~117。
4歳という成長余地を考えて「完全に足りない」とはしませんが、今回いきなり119以上まで上げる馬としては一段下です。
マイネルモーント
七夕賞でキャリア最高の補9=116を出しました。
これは重要です。
しかも過去には白富士Sで58kgを背負って補9=115を出しています。したがって七夕賞の116が56kgだけによって作られた数字ではありません。
さらに中山記念でも補9=114。違うレース構造でも110台半ばへ来ています。
面白いのは、補9=115の白富士Sでは逃げ、116の七夕賞では差しという点です。競馬の形に依存しすぎていません。
ただし七夕賞時のコメントは「具合は過去一」。つまり116はかなり状態が良かった時の数値でもあります。
今回は58kgでG2です。
見込みは補9=115~118。
補9ジャンプというより「116前後をもう一度出せる馬」です。3着候補としては面白いですが、勝ち馬帯119~122へ突き抜けるにはもう一つ材料が欲しいです。
アドマイヤテラ
今回最も評価を間違えやすい馬です。
補9=124を2回。メンバー中トップクラスです。
しかし、その124は3000mと3200mです。
一方、古馬になってから2000mを走ったデータがありません。
ここで3歳時の2000m補9=95、96だけを見て「2000mでは足りない」と判断するのも間違いです。補9には3歳前半が古馬より低く出やすい性質があります。 その後この馬自身が大きく成長しています。
したがって今回は「124を持つ馬」でも「2000mの124級馬」でもありません。
2000mで現在どこまで出るのかが未知なのです。
長距離では好位から折り合い、自分から動いて補9=124まで到達しています。札幌でも位置取りの面では対応できる可能性があります。
ただ2000mでは、長距離ほど道中に余裕がありません。
見込みは補9=115~121と幅を取ります。
ジャンプ候補というより「能力は足りているが、距離短縮でどこまで数字を維持できるかを見る馬」です。非常に難しい一頭です。
アラタ
今回の「補9ジャンプ」というテーマだけなら、最も分かりやすい馬の一頭です。
2025年天皇賞春で補9=59。
次走の札幌記念で補9=116。
57ポイント上がっています。
もちろん補9=59は3200mで6.4秒差なので、能力を表す数字としては最初から除外すべきものです。しかし、その事例自体が「極端な低値から条件を戻せば札幌記念で本来の能力を出せる」ことをこの馬自身が証明しています。
さらに2022年札幌記念でも補9=118。
つまり札幌記念で116と118を実際に出しています。
今回の函館記念は補9=106ですが、昨年の札幌記念と同じ58kgです。騎手コメントには9歳で58kgが厳しかったとありますので年齢リスクは当然あります。
それでも「函館106だから今回も106前後」という評価だけはしません。
札幌記念への条件替わりそのものが過去に大きな上昇を起こしているからです。
見込みは補9=113~118。
勝ち馬帯119以上までは厳しく見ますが、前走106から115前後まで戻すジャンプなら十分あります。穴馬としてかなり面白いです。
ゼンダンハヤブサ
この馬は逆の意味で要注意です。
小倉記念で補9=115。前走103から12ポイント上昇しました。
一見すると「成長して115まで来た4歳馬」です。
しかし、小倉記念は52kgでした。
今回は58kg。
6kg増です。
補9は絶対能力を比較する指数ですが、斤量差による実際の走破への影響まで無かったことにはなりません。斤量の影響は展開や馬格で変わるので単純換算すべきではありませんが、6kg差は無視できません。
しかもそれ以前の最高は補9=103です。
したがって私は115を「新しい基礎能力が115まで上がった」とはまだ認定しません。
小倉記念で既にジャンプした馬であり、今回はむしろその115を維持できるかを見るレースです。
見込みは補9=108~114。
人気を問わず、補9だけなら今回かなり慎重に見たい馬です。
グランディア
評価しやすい馬です。
補9=116を2回。
2024年函館記念と2026年新潟大賞典という、全く性格の違う2000mで出しています。
函館ではPCI50.9、新潟ではPCI60.5です。
つまり、補9=116が特定のペースだけで出たものではありません。
これは意外に重要です。
さらに父ハービンジャー、母父サンデーサイレンス、ノーザンファーム。今回の血統データと、先ほどの過去20年傾向が重なります。
現在の西村淳也騎手で新潟大賞典の補9=116を出している点もそのまま評価できます。
問題は最高値が116で止まっていることです。
7歳でいきなり119~121まで3~5ポイント上げるには、かなり条件が噛み合う必要があります。
見込みは補9=115~118。
勝ち馬というより2~3着帯に適した補9プロフィールです。
レディネス
東京ダービーの補9=68や甲斐路Sの90は今回ほぼ無視します。
見るべきは白富士Sの補9=112です。
現在と同じ横山典弘騎手で、2000mのオープンに初挑戦して0.5秒差。調教師も力負けではないとコメントしています。
4歳、キャリア8戦。
この馬はまだ完成値が見えていません。
一方、直近の巴賞は補9=100で、ここについてデータには明確な敗因コメントがありません。したがって100を完全に消すこともできません。
見込みは補9=110~116。
前走100からならジャンプする可能性があります。ただし札幌記念の勝ち馬帯まで一気に入る根拠はまだ薄いです。
シェイクユアハート
今回、かなり注目したい馬です。
宝塚記念の補9=98は度外視します。
騎手コメントが明快で、「ペースも馬場もしんどく、タフになりすぎた」とあります。
その前の金鯱賞は補9=118。
しかも騎手は「体のバランスが良くなって、後ろからでも脚を使えるようになった」とコメントしています。
これは単なる一発ではありません。
2025年夏以降、補9=113、114、114、118と段階的に上がっています。
そして京都記念では「ベストは2000mかもしれない」というコメントもあります。
今回の弱点は札幌の短い直線です。差しに構えすぎると、過去20年分析で明確だった「4角10番手以下は勝てない」に引っ掛かります。
逆に3~4角から押し上げられれば面白い。
見込みは補9=116~120。
補9=119以上へ初めて入る可能性を持つ、今回のジャンプ候補です。
ホウオウビスケッツ
補9だけなら、今回最も信頼できる一頭です。
2000mで補9=122、122、121、120。
しかも函館記念、金鯱賞、大阪杯、天皇賞秋です。
つまり同じ2000mで、重賞の格も展開も違う条件で120以上を繰り返しています。
さらに現在の岩田康誠騎手との組み合わせで、これらの高い補9を出しています。
2025年札幌記念は補9=111でした。しかしコメントでは久々、馬場、1角過ぎの興奮が挙げられています。
2026年金鯱賞の108も、逃げ馬に厳しい展開で息が入らなかったというコメントがあります。
この2走を見て「能力が108~111に落ちた」と評価するのは危険です。
この馬の高い補9が出る条件はかなり明確です。
前か好位を取り、道中で折り合い、息を入れられることです。
それができた2024年函館記念は補9=122。できなかった今年の金鯱賞は108。
札幌の平坦・短い直線は前で運べる馬には合います。 ただし8枠16番なので、外から位置を取りに行く過程で脚を使いすぎれば逆になります。外枠だから固定的に減点するのではなく、そこだけを条件付きで見ます。
見込みは補9=118~122。
エコロヴァルツと並ぶ最上位のジャンプ候補です。
補9ジャンプ総合評価
今回、補9=119~122の勝ち馬帯へ入る可能性を最も強く見るのは、ホウオウビスケッツとエコロヴァルツです。
この2頭には大きな違いがあります。
ホウオウビスケッツは「2000mで120以上を何度も出している馬」。エコロヴァルツは「直近に極端な低値があるため数字上は大ジャンプに見えるが、本来は122まで戻せる馬」です。
次がローシャムパークです。補9=123を58kgの2000mG1で出し、洋芝の函館2000mでも116。しかも札幌記念で重要な3~4角からの押し上げができるタイプです。
その次にシェイクユアハートを置きます。金鯱賞118から119~120へもう一段上げる可能性があります。前走98は明確な理由があるため評価を下げません。
ショウヘイも121を持つため候補ですが、唯一の古馬2000mである大阪杯が補9=111だったことを無視しません。AJCCの121をそのまま札幌2000mへ移植する評価はしません。
そして、穴として非常に面白いのがアラタです。
今回の函館記念106から、札幌記念で115~118へ戻るパターンは、この馬自身が過去に実際にやっています。9歳なので勝ち馬帯までは求めませんが、補9ジャンプという観点では非常に札幌記念らしい馬です。
グランディアとマイネルモーントは、ジャンプというより116前後を安定して出せる側です。3着以内候補を考える際には残しておきたいタイプです。
アドマイヤテラは別枠です。124という能力はメンバー最上位級ですが、その124は3000~3200m。古馬になってからの2000mデータがないため、今回の2000mで何が出るか最も読みにくい馬です。
逆に今回、補9の数字だけを見て危険なのはゼンダンハヤブサです。小倉記念の補9=115は素晴らしいのですが、52kgから58kgになります。115からさらにジャンプするより、115を維持できるかを疑う側に置きます。
最終的な補9ジャンプ候補
最上位はホウオウビスケッツ、エコロヴァルツです。
その直後にローシャムパーク。
新しい補9=119以上を出す可能性という意味ではシェイクユアハート。
補9=121の再現候補としてショウヘイ。
前走からの大幅回復という意味でアラタ。
ここまでを今回の主要ジャンプ候補とします。
ただし「勝つ能力」という意味では、アドマイヤテラをこの序列から外してはいけません。この馬はジャンプする必要がないほど高い補9を持っており、問題は2000mへの適性だけだからです。
今回の札幌記念は、前走補9の高い順に並べるだけではかなり危険です。
「前走の低値に理由がある馬」と「高値が軽斤量で作られた馬」が混在しています。
特にエコロヴァルツの91、シェイクユアハートの98、アラタの106は、その数字だけで評価を下げない。一方、ゼンダンハヤブサの115、オニャンコポンの114は、その数字だけで評価を上げない。
ここが今回の補9分析の核心だと思います。
コメント