AJCCの気になる5頭 アリストテレス、ヴェルトライゼンデ、サトノフラッグ、ステイフーリッシュ、ラストドラフト

レース展望
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第62回アメリカジョッキーCCに出走の17頭のうち、気になるのはアリストテレス、ヴェルトライゼンデ、サトノフラッグ、ステイフーリッシュ、ラストドラフトの5頭です。

 

 

おそらく1人気になるのは菊花賞でコントレイルと僅差の競馬をしたアリストテレスでしょう。父はエピファネイア、母は名牝バーレークイーンの孫ブルーダイアモンド、母父はディープインパクトという血統。生産者はノーザンファームで、馬主は近藤英子、管理するのは栗東の音無厩舎です。バーレークイーンといえばデビューから3戦でダービーを制したフサイチコンコルド、2009年の皐月賞を勝ったアンライバルドを出しています。また、ブルーダイアモンドの母グローリアスデイズも皐月賞馬ヴィクトリーと重賞3勝のリンカーンを出しています。優秀な牝系に社台系種牡馬という組み合わせに、鞍上がルメールですからノーザンファームとしてはここは取りたいレース。グレースアドマイヤの馬主は近藤英子氏で、この系統はほとんどが近藤英子氏が所有しています。

ヴェルトライゼンデはノーザンファーム生産馬で馬主は直系のサンデーレーシングです。管理するのは栗東の池江泰寿厩舎で、鞍上は池添謙一。父はドリームジャーニーで、池添謙一が騎乗して重賞5勝をしています。また、ドリームジャーニーは馬主サンデーレーシングで、管理していたのが池江泰寿厩舎ですから、今回と同じラインです。ヴェルトライゼンデは4歳にしてドリームジャーニー産駒の稼ぎ頭。母マンデラはワールドエースやワールドプレミアを出しているので、ノーザンファームとしても期待の一頭だと思います。

サトノフラッグは生産者はノーザンファームで、馬主はサトミホースカンパニー、管理するのは美浦の国枝栄厩舎。父はディープインパクトで、母のバラダセールはアルゼンチン出身の名牝です。サトノフラッグは2017年のセレクトセールで1億7820万円で落札されました。サトノフラッグの上は牝馬3頭で、父は全てハーツクライ。また、馬主は直系なので引退後は繁殖という事になるでしょう。血統的魅力もあり、今後活躍すればこの牝系は高額取引になる可能性があります。ただ、鞍上がこれまで戸崎圭太、マーフィー、武豊、ルメールと4名が騎乗しているように鞍上が固定されていないのが気になるところ。

ステイフーリッシュは社台ファーム生産のステイゴールド産駒です。馬主は社台直系の社台レースホース。これは、父ステイゴールドと同じですね。管理するのは昨年の調教理リーディング1位の栗東の矢作芳人厩舎です。ステイフーリッシュは中山2200mを2回走って2着と3着。詰めが甘いのは父と同じですね。ステイゴールドは7歳でG1を勝っているように年齢を重ねても好走できるタイプだと思っています。

ラストドラフトは桜花賞馬マルセリーナの初仔です。父ノヴェリストは日本では少ないドイツ馬Monsunの仔です。昨年のこのレースは3着でした。前走のアルゼンチン共和国杯が2着だったので、2400m前後がいい馬だと思います。父系も母系も魅力ある血統ですね。

アメリカジョッキーCCのレース格はG2なので、ノーザンファーム系が強いレースです。特に直系が強いのでヴェルトライゼンデを1番手に挙げたいと思います。次がアリストテレスです。これまで9戦して連を外したのがプリンシパルSだけという堅実ぶりです。コース適正という意味でステイフーリッシュとラストドラフト。サトノフラッグは内枠がちょっと気になるところです。あとは、中山コースということでウインマリリンです。

 

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