前回の集計が2018年、前々回が2012年でした。2018年から3年しか経っていませんが、大馬主の大城敬三(ダイワ)、近藤利一(アドマイヤ)が亡くなり多少顔ぶれが変わりました。数年前から新しい馬主が参入しているので、5年後には顔ぶれがガラッと変わるかもしれないですね。
ノーザンファーム帝国
いまや圧倒的な強さを誇るのがノーザンファーム生産馬です。今年、これまで行われた重賞レースは93レースありすが、そのうち38レースをノーザンファーム生産馬が勝っています。次が社台ファームの6勝、白老ファームの3勝、三嶋牧場の3勝でした。馬主ではサンデーレーシングが9勝、社台レースホースとシルクレーシングが7勝、キャロットファームが6勝、松本好雄と金子真人HDが4勝でした。
種牡馬を見るとディープインパクトが16勝、ロードカナロアが8勝、ハーツクライが6勝、キズナが5勝、ルーラーシップとオルフェーブルが4勝と全馬が社台スタリオンで繋養されている種牡馬です。大きいレースはほとんどが社台関連というのが実情。
生産馬でも馬主でもノーザンファーム関連が強いですから、もうノーザンファーム帝国と言ってもいいぐらいですね。
下のデータは2歳~11歳までを集計し生産者別、シェアをだしたものです。
社台ファームを見ると、馬主は社台レースホース、吉田照哉(オーナーズ)、吉田千津、東京ホースレーシング、浅沼廣幸(デルマ)、グリーンファーム、G1レーシングなどでした。
ノーザンファームを見ると、馬主はサンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシング、吉田勝己(オーナーズ)、吉田和美など吉田勝己氏がらみが上位に。
白老ファームを見ると、社台レースホース、サンデーレーシング、G1レーシング、キャロットファーム、シルクレーシングと社台ファーム系とノーザンファーム系がバランスよく所有。これは追分ファームも同じですね。
個人馬主を見ると、原禮子(オメガ)、浅沼廣幸(デルマ)、飯塚知一(シャドウ)、村野康司などは社台ファーム生産馬を多く所有しています。金子真人HD、サトミカンパニー、ダノックスなどは社台ファームとノーザンファームの両方の生産馬を所有。近藤利一氏の所有馬を引き継いだ近藤旬子、元妻の近藤英子、ダノックスの野田順弘氏の妻野田みずき、林正道などはノーザンファーム生産馬を多く所有しています。
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