ノーザンファームと調教師について

生産者 調教師
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これまでノーザンファームについて『ノーザンファーム生産馬が重賞で好走するのはなぜ?』『データで見るノーザンファームについて』『ノーザンファームと馬主について』など書いてきました。今度はノーザンファーム生産馬と調教師についてTARGETで集計したデータを元に書いてみたいと思います。

現役競走馬の12.5%がノーザンファーム生産馬

2021年1月18日現在、JRAに登録のある競走馬(現役馬)は8877頭います。そのうち、ノーザンファーム生産馬は1108頭で生産数1位、勝利総数は1631勝でした。生産数2位は社台ファームの650頭なので、現役馬の数は社台ファームの1.7倍になります。コントレイル出したノースヒルズの現役馬は144頭、マイネル軍団のビッグレッドファームとコスモビューファームを合わせた数で190頭ですから、ノーザンファームがいかに巨大かということが分かります。

 

ノーザンファーム生産馬の40.6%が直系馬主に

ノーザンファーム生産馬の多くは直系馬主のサンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシングです。その次にオーナーズ名義、金子真人、東京レースホース、近藤旬子、吉田和美などノーザンファーム系馬主になります。サンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシングの3つで450頭になるので、ノーザンファーム生産馬のシェア率は40.6%になります。

上記の中でノーザンファームの意向が強く出るのが直系のサンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシングだと思っています。この、直系馬主を管理する調教師を集計してみました。集計結果を見ると、管理先の調教師はサンデーレーシングとシルクレーシングが75名の調教師に、キャロットファームは79名の調教師に預けていました。この3つの預け先は全部で97にのぼります。

97名の調教師に預けていますが、預け数は違います。直系馬主の競走馬を多く預かるということは勝利数や受け取る賞金に直結します。また、馬主サイドからみたら結果を出してくれる厩舎に期待馬を預けたいところだと思います。

 

直系馬主の競走馬を管理する厩舎ランキング1位は木村哲也

直系馬主の競走馬の預け先を集計してみると、1位は美浦の木村哲也、2位は栗東の池添学、3位は美浦の藤沢和雄の順でした。木村厩舎といえばステルヴィオ(サンデーレーシング)、プリモシーン(シルクレーシング)、オーソリティ(シルクレーシング)などがいます。池添厩舎はエルデュクラージュ(キャロットファーム)、カテドラル(キャロットファーム)などがいます。藤沢厩舎はグランアレグリア(サンデーレーシング)、レイエンダ(キャロットファーム)、コントラチェック(キャロットファーム)などがいます。

 

直系馬主の競走馬を多く管理しているから多く勝てるわけでもない。

昨年のリーディングは栗東の矢作芳人厩舎でした。矢作厩舎の昨年はコントレイル(前田晋二)、モズアスコット(キャピタルシステムズ)、ジャスティン(小田吉男)、ラヴズオンリーユー(DMM)、ステイフーリッシュ(社台RH)、ダノンファラオ(ダノックス)などがいました。

昨年の2位は栗東の友道康夫厩舎でした。友道厩舎はこれまでシュヴァルグラン(佐々木主浩)、アドマイヤマーズ(近藤旬子)、アドマイヤジュピタ(近藤利一)、ワグネリアン(金子真人)など社台系大物馬主の競走馬が多く入っていました。特にアドマイヤの近藤利一氏つながりが多いです。また、マカヒキとワグネリアンの2頭のダービー馬を出した金子真人氏との繋がりも強いです。

昨年の3位は美浦の堀宜行厩舎でした。堀厩舎はこれまでモーリス(吉田和美)、サトノクラウン(サトミカンパニー)、リアルインパクト(キャロットファーム)、ドゥラメンテ(サンデーレーシング)など社台グループで種牡馬になった馬を管理していました。馬主別で見ると、サンデーレーシング、社台ファーム、キャロットファーム、金子真人HD、サトミカンパニーなどノーザンファーム系との繋がりが強いです。

直系馬主は多く勝っていますが、だからといって直系馬主の競走馬を多く管理している厩舎の成績がいいとは限りません。成績といっても新馬戦を勝ち1勝するのも大事ですが、大きなレースで活躍してこそだと思っています。直系馬主はそれぞれクラブ法人ですから、投資していただいた個人に対して結果を出さないといけません。結果が出なければ、別の法人に移ってしまう可能性がありますからね。

そういう意味では友道厩舎や堀厩舎は優秀です。それぞれの管理馬を見ると、直系馬主だけではなくノーザンファーム系大物馬主の競走馬も多く管理しています。金子真人HDやサトミカンパニーは毎年セレクトセールで大きなお買い物をしてくれます。そういう顧客に結果を出している厩舎にはノーザンファームとしてもいい馬を入れてくると考えていいのではないでしょうか。

ノーザンファーム生産馬の現役馬を集計し、獲得賞金別で見ると1位は友道康夫、2位は池江泰寿、3位は藤沢和雄、4位は音無秀孝、5位は堀宣行でした。木村哲也は6位、池添学は14位、高野友和は11位でした。勝利数でみても木村哲也は7位、池添学は9位、高野友和は11位でした。直系馬主の競走馬を多く管理しているから多く勝てるわけでもないです。毎年、大きなレースをいくつも勝っている厩舎とそうでない厩舎は何かが違うと思っています。まあ、その違いが何か分かったところで馬券が当たるわけではないですが、勝てる厩舎、勝負強い厩舎がどこなのかということぐらいは分かっておいて損はないと思います。

 

 

 

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