今週末は桜花賞トライルの報知杯フィリーズレビューです。3着までに優先出走権があるレースです。フルゲート18頭に対し、27頭が登録してきました。収得賞金400万の1勝馬は抽選になります。
登録馬を見るとノーザンファーム系は吉田勝己名義のエイボンクリフ、キャロットファームのエルカスティージョ、シルクレーシングのスティクスとベッラノーヴァ、フィールドレーシングのゴールドチャリス、大野剛嗣のミニーアイルの6頭です。このうち、ゴールドチャリスとミニーアイルは2勝馬なので出走は可能ですが、他の4頭は1勝馬なので抽選待ちです。
ゴールドチャリスの馬主・フィールドレーシングは新興馬主で、所有馬は6頭で全馬が3歳馬で、5頭はセリで購入していました。ゴールドチャリスは2019年のセレクトセールで2268万円でお買い上げでした。しかも、馬主としての初勝利がゴールドチャリスでした。
ミニーアイルの馬主・大野剛嗣も新興馬主ですね。これまで、14頭を所有し21勝しています。所有馬にはマテラスカイ、フルフラット、ステラヴェローチェがいます。預け先は森秀行厩舎か須貝厩舎です。馬主歴が浅いにも関わらず中央の重賞を2勝しているので、持っている馬主だと思います。
この2頭に関しては個人馬主なので、桜花賞に出走させたいからヤリに来ていると思います。抽選待ちのなかではキャロットファームのエルカスティージョが気になります。キャロットファームは現在19勝で馬主リーディング4位です。賞金は4億5654万で2位ですが、1位のサンデーレーシングは6億2611万ですから、約1億7000万の差があります。また、3位の社台ファームとの差は1250万と僅差です。このレースには社台ファームのフォティノースも抽選待ちです。どちらが出走できるか分かりませんが、出てくればヤリだと思います。
桜花賞に直結しないレース
過去20年の連対馬を見ると、ノーザンファーム系クラブ馬は来ていません。フィリーズレビューは桜花賞までのレース間隔が短いので、桜花賞での好走が望めないです。桜花賞の過去20年で前走フィリーズレビューの成績は3-1-3-103でした。3勝は2017年のレーヌミノル、2008年のレジネッタ、2005年のラインクラフトでした。好走しない馬がいないわけではないですが、近年の傾向などから好走は難しいと思います。
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