土曜日のニュースに馬主の窪田康志氏が国税の調査を受けていたというニュースがありました。ニュースによると
AKB運営元社長申告漏れ 株式譲渡益22億円
アイドルグループ「AKB48」などを運営する芸能プロダクション「AKS」(東京都千代田区)の窪田康志元社長(48)が、東京国税局の税務調査で株式の譲渡益に絡み約22億円の申告漏れを指摘されていたことが14日、関係者への取材で分かった。追徴税額は過少申告加算税など約4億円で、既に修正申告したもようだ。
関係者によると、窪田氏はアイドルグループ「乃木坂46」の運営会社と関わりがある「ノース・リバー」(同区)の保有株式を妻名義にした後、同氏が約24億円を借り入れていたパチンコ機器メーカー「京楽産業.」(名古屋市)に譲渡。借入金と相殺するための取引だったとみられる。
引用元:日刊スポーツ
既に修正申告済みということですが、 窪田康志氏がAKB48の運営会社の元社長というのは初めて知りました。窪田康志は2005年ごろに秋葉原48プロジェクトのエグゼクティブプロデューサーに就任し、翌年に株式会社AKS 芸能プロダクション)を設立しています。また、2007年に株式会社大樹レーシングクラブ代表取締役を辞任していますが、これは業務の運営に関し、投資者の利益を害する事実があると認められることから、業務改善命令を受けたことによる引責辞任のようです。
馬主・窪田康志氏
窪田康志氏は資産家の2代目であり、元AKBの運営会社社長なので資金に余裕があるようですね。持ち馬を見るとマーチSを勝ったセンチュリオンがいます。窪田康志氏は主に千代田牧場、ノーザンファーム、追分ファーム、社台ファームの馬を購入しています。以前はセレクトセールで購入した馬を所有していましたが、最近は庭先取引で手に入れているようです。
父の窪田芳郎氏も馬主で、中京記念を勝ったグレーターロンドン、シリウスSを勝ったドラゴンファイヤー、紫苑Sを勝ったビッシュ、青葉賞2着のランフォザローゼスなどがいます。馬主歴は窪田康志氏を同じぐらいですが、窪田芳郎氏の方が馬主としては優秀ですね。
参考サイト
セレクトセールで高額馬を競り落としたスクーデリアは、のちに窪田親子が所有者となっていた
窪田康志氏の事を調べていくと、スクーデリアという名前に行きあたった。スクーデリアとは窪田康志、窪田芳郎親子、フィールズの山本英俊、中山馬主協会の会長でウエスタンファームを所有している西川賢の4人が立ち上げた感じです。
古い記事ですが、2012年9月16日に「待たせたな!」でおなじみの小宮城のオーナーサイダーにスクーデリアと窪田親子、山本オーナー、西川オーナーのことが取り上げられていました。
昨夜は諸事情で更新が遅くなっちまったけど、今夜は予告通り“大人の事情”で最強の法則O・S連載で触れられなかったスクーデリア&ウエスタンの激裏話を大暴露だ!
中略
西川賢オーナーは今年のセレクトセールで高馬を買い漁った謎の集団スクーデリアの中心人物だ。AKB48の窪田オーナー親子、山本英俊オーナーと絡んで……
引用元:小宮城の馬主馬券術~オーナー・サイダー
ということで、セレクトセールでスクーデリア名義で落札した馬を調べてみました。スクーデリアが最初にセレクトセールに参加したのは2012年です。それから、昨年までで31頭落札していました。落札合計は14億2950万円でした。また、31頭のうち馬名登録があったのは27頭でした。昨年、1億2000万で落札したルモスティの2018はアディラータメンテという名で登録されるようですが、所有者は分かりませんでした。
スクーデリアが最初に落札したマンデラの2011(ウエスタンマンデラ)は兄にワールドエース、弟にワールドプレミア、ヴェルトライゼンデがいる良血です。ウエスタンマンデラは2014年に未勝利のまま引退していました。そして、ウエスタンマンデラの2018は父フランケルで生産者はノーザンファームでした。また、ウエスタンマンデラの2019は父ルーラーシップで生産者は同じノーザンファームになっていました。
スクーデリアは牝馬を多く落札しています。その牝馬の引退後の繁殖先としてはサウスキャロライナ、パンドラズホープは坂東牧場、ツァーリーナは田湯牧場、ヴィラ、ウエスタンマンデラ、ディープラヴはノーザンファームでした。引退後の繁殖先については、いろいろな事情があるのでしょうね。
参考サイト
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