騎手力について

騎手
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先日、重賞レースにおいて人気馬に騎乗してどれだけ上位に持ってこれるかという事を調べてみました。

信頼度=1~3人気での連対数÷1~3人気の騎乗数
2020年度 重賞レースで信頼できる騎手は?
2020年の芝とダートの重賞レースは129レース行われました。勝利数トップはルメールの17勝、2位は福永祐一の11勝、3位は川田将雅の10勝、4位は松山弘平の9勝、5位は横山典弘の7勝でした。重賞レースの騎乗数を見ると60レース以上に騎乗し...

単純に数値化してみましたが、これをもう少し掘り下げるというか考えてみました。重賞での騎乗が多い騎手は騎乗技術が上手いと思っています。では、騎乗技術とはなんでしょうか?1頭の馬を速く走らせることが上手な騎手は多くいると思います。これが、レースになると状況判断とそれに対応する能力が問われてきます。レースにおいての判断力は『ペース配分、仕掛けどころ、状況判断』など。競走馬については『癖、性格、能力』の把握があります。どういう騎乗をしたら勝てるか?騎手は考え、それをレース中に判断すると思っています。ベストな騎乗をしたら勝てるかといえば、そうならないのが競馬です。どんなに能力があっても相手があることなので無敗で勝ち続けるのは至難の業です。ディープインパクトやアーモンドアイでも負けることがありますからね。

騎乗技術が上手いから人気馬に騎乗できると思いますが、それだけではないと思っています。騎乗依頼は厩舎や馬主が関係します。今ではエージェントが厩舎と騎手のパイプ役をしていますが、あくまでも騎乗のやりくりを円滑にするための仲介業です。エージェントが力を持っていた時代もありましたが、今はそんなことはないと思っています。厩舎はエージェントを介して騎乗依頼をすると思っています。A騎手に騎乗依頼をしたけど、先約があったので同じエージェントのB騎手ではどうかということに。A騎手が連続騎乗していたが、別のお手馬に騎乗するために一時的に同じエージェントのB騎手ではどうかなど。エージェントを使っていない騎手は厩舎と直接のやり取りになりますが、このような騎手は騎乗数が少なかったり、騎乗厩舎が所属地域に限定されてしまいます。

調教師は、騎手が調教師になった場合と厩舎関係者が調教師になった場合などがあります。騎手が調教師になった場合は騎手仲間ということで依頼があると思います。また、血縁関係での騎乗依頼もあると思います。武豊の昨年の厩舎別成績を見ると、667回騎乗して116厩舎の馬に騎乗しています。騎乗依頼が多かった厩舎は武幸四郎(45レース)、河内洋(31)、松永幹夫(30)、武智英(30)、友道康夫(28)、森秀行(18)、千田輝彦(17)、岡田稲男(16)、本田優(15)、角居勝彦(15)などでした。元騎手は武幸四郎、河内洋、松永幹夫、武智英、千田輝彦、本田優の6名でした。

武豊の年齢は51歳で、3月15日で52歳になります。全調教師の平均年齢は53.74歳で、リーディング50位の調教師の平均年齢が53.86歳です。騎手が調教師よりも年上の場合、騎乗依頼はあっても騎乗指示などに遠慮があったりするのではないでしょうか。ベテランなのでお任せで騎乗してもらうことが多いと思いますが、「その騎乗はちょっと・・・」ということが合ったりした場合は次は違う騎手に依頼するとか。この辺りは微妙なことなのであくまでも憶測ですが、調教師は厩舎の社長ですから成績を上げることが大切です。成績のいい厩舎は馬房数も多く、それだけ多くの馬を抱えながら外厩を上手に利用して成績を上げてきます。昨年リーディングの矢作厩舎は管理馬が多く、また外厩を上手く使いっているので出走回数は500回を越えました。

騎手は勝利数が多くなることで騎乗依頼が増え、大きなレースにも騎乗できる。調教師は多く勝つことで馬房数が増え、管理馬が多くなることで勝利数も増やすことが出来る。また、馬主からの信頼を得られるので、管理馬が増えてくるという好循環になると思います。

騎手力とは厩舎との関係が良好で、騎乗依頼が多く、レースでの勝利数も多い。ここから馬主との信頼関係が生まれ騎乗数が増える。信頼できる騎手とは騎手力がある騎手だと思っています。騎手力は一定ではなく、調子のいい時もあれば悪い時もあります。すべてが数字に出るので、年間を通してみれば勝利数が多い騎手が騎手力がある騎手となります。でも、これだと年初と年始では大きく変化してしまいます。そこで、6ヶ月毎の移動勝利数を出してみました。これで、6ヶ月毎に調子の波が分かると思います。

上のグラフを見ると、ルメールは年後半に騎手力を上げてきています。騎乗馬の質もあるとは思いますが秋からG1シーズンに調子が上がっているのが分かります。川田将雅は前半は良かったものに中間で騎手力を落としています。福永祐一は徐々に騎手力を上げて川田将雅に並びました。勢いでは福永祐一があると思っています。関東でリーディング争いをした横山武史と吉田隼人は騎手力を上げているようですね。吉田隼人は無敗のソダシがいるので、勢いがいいと思っています。武豊は前半は良かったのですが4月から8月にかけて勝利数が一桁台でした。この時期に騎手力を落としているようで、平均人気も1-3月や9-12月よりも4-8月の方が落ちていました。

このように6ヶ月毎に見ることで、騎手力が上がっているのか下がっているのかを判断していきたいと思っています。騎手力は一定ではないので、いい馬とのめぐり逢いで騎手力が上がったりすると思っています。また、騎乗の積み重ねが重賞での成績に繋がると思うのでしばらくは集計を続けたいと思っています。そして、騎手力が馬券術のヒントになると思っています。

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