今年は新型コロナウイルスの影響で騎手の移動制限がある。日曜日にオークスが東京競馬場で行われるので、オークスに騎乗する騎手は土日ともに東京での騎乗になる。となると、土曜日の重賞平安Sは乗り替わりが多くなるのは当然。有力馬のほとんどが乗り替わりになるので、波乱含みのレースになりそうです。
乗り替わりは14頭中11頭
上の画像はTARGETのカスタマイズした出馬表をキャプチャしたものです。騎手名の前に「*」が付いていますが、これは乗り替わりを意味します。
上から順番に見てみると、東京大賞典や帝王賞など勝っているオメガパフュームは主戦のデムーロから北村友一に乗り替わり。フェブラリーSや帝王賞を勝っているゴールドドリームは主戦のルメールから藤岡祐介に乗り替わり。展開の鍵を握るスマハマは主戦の藤岡祐介から坂井瑠星に乗り替わり。ミッシェルが騎乗して勝ち覚醒した感のあるスワーヴアラミスは藤岡康太から松田大作に乗り替わり。3連勝でオープン入りしたNF系のマグナレガーロは川田将雅から北村宏司に乗り替わり。そして、地方から転厩して4連勝中のロードレガリスは主戦の武豊から池添謙一に乗り替わり。
騎手の移動制限がなければ、前走騎乗していた騎手がそのまま騎乗していたはずの馬のほとんどが乗り替わりですから波乱になってもおかしくないでしょう。実績から言えばG1を勝っているオメガパヒュームかゴールドドリームが1人気でしょう。でも、勢いのあるロードレガリスや底を見せていないマグナレガーロも面白いです。
展開の鍵を握るスマハマには坂井瑠星が騎乗し、スマハマの主戦の藤岡祐介はゴールドドリームに騎乗。ノーザンファームがG1実績のあるゴールドドリームの鞍上に、スマハマの主戦でもある藤岡祐介を指名してきたところを見ると展開が見えやすいので勝ちを狙ってきているように思えます。
若手の斎藤新くんは金子真人さんのハヤヤッコに騎乗。ハヤヤッコは前走ヒューイットソン、前々走川田将雅、3走前はマーフィーとノーザンファーム系騎手が騎乗しています。しかも、関東の国枝厩舎の馬に騎乗ですから。こういう馬で重賞に騎乗できるのは最近の実績がいいからでしょうね。
乗り替わりがないところでは主戦の幸英明が騎乗するヴェンジェンスが面白いです。ヴェンジェンスは今年7歳ですが、6歳で重賞勝ちしているように遅咲きです。全7勝は幸英明とのコンビであげたものなので、コンビとしては最高にあっていると思います。実力的は厳しいと思うけど、展開次第では上位に食い込んでくる可能性はあると思います。
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