2020年オークス 前走後の騎手コメントより勝ち馬を探す

レース展望
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レース終了後のコメントには騎手によって本音だったり、馬主や調教師向けだったり、当たり障りのないコメントだったり、いろいろあります。特に勝った時や惜しかったときなど前向きなコメントは本音に近いので、次のレースの参考になります。そこで、レース後コメントより勝ち馬になりそうな馬を探してみたいと思います。

今回は第81回オークスに出走する馬の前走騎手コメントから勝ち馬になりそうな馬を探してみます。

オークス出走馬の前走後の騎手コメント

デゼル(スイートピーS1着)レーン騎手 まだ2戦目なんですが、ポテンシャルの高さを見せてくれました。スタートは普通に出たし、ポジションというよりも折り合いを重視していたんですが、スイッチのオフがうまくて折り合いをつけやすかったです。直線でもよく反応してくれました。今日のレース内容なら2400メートルでも問題ないと思います。よく走ってくれました。

クラヴァシュドール(桜花賞4着)M.デムーロ騎手 いい走りでしたが、3~4角で狭くなるところがあって、馬がビビッてしまいました。もったいなかったです

アブレイズ(フラワーカップ1着)藤井騎手 昨年からJRAのジョッキーにならせてもらい、日本のこの舞台で騎乗する機会をいただきました。結果を出すことができて、本当に素晴らしいことだと思います。この馬には前走も乗せてもらいましたし、調教にも乗って癖を掴んでいました。キャリア1戦ですし、スタートが良ければ前に行きたいと思っていたんです。まだ2戦2勝で底を見せていませんし、これからが楽しみです。

デアリングタクト(桜花賞1着)松山騎手 馬のリズムを大事に乗れば最後はいい脚を使ってくれると思っていたので、前がかなり離れていましたが、この馬なら届くと信じて、最後は外に出して無我夢中に追いました。馬がそれにしっかりと応えて強い競馬をしてくれたと思います。少しイレ込むところがあるので、その辺は課題になってきますが、折り合いさえつけば距離が延びても大丈夫だと思います。1日でも早くみなさまの前でレースができることを心より願っています。

ホウオウピースフル(フローラS2着)レーン騎手 いい馬です。惜しかったですね。最後も伸びてはいるんですが、道中でずっと行きたがっていたので、その分、伸び切れなかったですね。

リアアメリア(桜花賞10着)川田騎手 レースを迎えるまで走る気持ちを維持して、いい雰囲気で挑むことができました。

ウインマイティー(忘れな草賞1着)M.デムーロ騎手 具合も良かったし、この馬場でも上手に走ってくれました。流れも良く、手応えも良かったので、あとはスペースが開くのを待つだけでした。瞬発力のある馬。勝てて良かったです。

スマイルカナ(桜花賞3着)柴田大騎手 枠が良かったし、道悪でのめることなく、自分のレースができました。よく頑張ってくれたと思います。

インターミッション(14着)石川裕騎手 馬は良くなっています。思っていた以上に馬場が悪くなり、追走に余裕がありませんでしたが、結果はどうあれ、最後までよく頑張ってくれました。

ミヤマザクラ(桜花賞5着)福永騎手 3角過ぎからのめりっぱなしでした。タフな馬場のなか、能力だけで5着まで押し上げてくれました。一気に馬場が悪くなったのが悔やまれます

リリーピュアハート(忘れな草賞3着)福永騎手 道中からトモを滑らせていたし、こういう馬場で最後も走りにくそうだった

マジックキャッスル(桜花賞12着)浜中騎手 馬場に尽きます。小さな馬で切れそうなピッチ走法な馬なので、良さが生かせませんでした。

ウーマンズハート(桜花賞16着)藤岡康騎手 馬の雰囲気は良かったですね。ゲートも出てくれて、道中折り合いをつけて運びました。ただ、3角過ぎから手応えがなくなってしまいましたね。馬場に尽きると思います。

フィオリキアリ(桜花賞7着)藤井騎手 道中のめって走りにくそうでした。それでも直線は差を詰めてくれましたし、強いメンバーのなかでよく頑張ってくれたと思います。

チェーンオブラブ(桜花賞11着)石橋脩騎手 思い切って乗ろうと思っていました。こういう馬場なので、いいところを選んでこの馬のリズムで乗りました。4角の感じは凄く良かったけど、ラスト1ハロンでキツくなってしまいました。

ウインマリリン(フローラS1着)横山武騎手 どのレースでも勝つことは嬉しいですが、重賞なのでより一層特別感がありますね。理想の位置は逃げると思っていた勝春さんの馬の後ろだったのですが、そこを横山典騎手に取られてしまい、その後ろになりました。ただ、開幕週の馬場を考えれば、そこでもいい位置だったと思います。道中は馬が手応え良く走っていたので、ペースは流れていると感じてはいましたが、そこは気にせず運んでいました。風が強くてダートの方から砂が舞ってきていましたし、前、前で粘り込むタイプのこの馬にはいい展開になったと思います。今日で東京コースをこなしてくれましたし、乗り手の指示に柔軟に対応してくれるので、距離は延びても大丈夫でしょう。本番に向け、気を引き締めて頑張っていきたいです。

マルターズディオサ(桜花賞8着)田辺騎手 こういう馬場も想定はしていたんですけど、どう出るか心配でした。やはり応えた気がします。最後の100メートルくらいは歩いてしまいました。

サンクテュエール(桜花賞6着)ルメール騎手 ずっと内でスムーズ。いいレースができたけど、この馬場が応えてラストの100メートルで疲れてしまった。良馬場でやれてたらもっと上に来ていたと思う。

各騎手のコメントを見ると桜花賞は雨が午前中から降り続けて、良馬場からやや重になり、重馬場になるほど馬場が変化していました。ですから、思ったよりも馬場状態が悪くなっていたようで、重馬場に泣いた馬が多かったです。その中でも3着スマイルカナの柴田大知と4着クラヴァシュドールのデムーロは負けたのが馬場のせいにしていませんでした。道悪の上手い下手はあるでしょうけど、強い馬は地力があるので馬場に関係なく上位に来ると思っています。そういう意味ではスマイルカナとクラヴァシュドールはオークスで楽しみですね。

前向きなコメントはデゼル、クラヴァシュドール、アブレイズ、デアリングタクト、ミヤマザクラ、ウインマリリンです。騎手のコメントからではこの6頭ですが、デゼルとアブレイズは年明けデビューで2戦しかしていません。過去20年で年明けデビューで3戦目のオークスで3着以内に入った馬はいませんでしたので、ちょっと厳しいかもしれません。という事で、クラヴァシュドール、デアリングタクト、ミヤマザクラ、ウインマリリンがいいと思います。

2020年オークス 過去20年のレースデータ(1着馬、血統、配当など)
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