札幌2歳S(札幌 芝1800)はゴールドシップ産駒のブラックホールが勝ちましたね。ゴールドシップは2011年の札幌2歳Sに出走し、2着に負けていました。また、2着のサトノゴールドは父ゴールドシップを同じ2着でした。
札幌2歳Sはゴールドシップ産駒がワンツーフィニッシュ!
ゴールドシップ産駒は今年がファーストクロップで、TARGETで調べたところ41頭の登録がありました。これまで、ゴールドシップ産駒の勝ち上がりはブラックホールとサトノゴールドの2頭だけ。この2頭が揃って札幌2歳Sに出走してワンツーフィニッシュというのだから競馬は面白い。血統を見るとゴールドシップはサンデーサイレンス系の第二世代で、この世代にはカネヒキリ(父フジキセキ)、ドリームジャーニー(父ステイゴールド)、オルフェーブル(父ステイゴールド)、ジャスタウェイ(父ハーツクライ)、キズナ(父ディープインパクト)などがいます。
ブラックホールの母ヴィーヴァブーケはJRAで1勝していました。父はキングカメハメハ、母は桜花賞2着のブルーリッジリバーです。ブルーリッジリバーと言えばスカーレットインクに繋がる系統で、この牝系からはダイワメジャー、ダイワスカーレット、ヴァーミリアンなどが出ている優秀な牝系です。
ブラックホールは札幌2歳Sを勝ったことで賞金が加算され、春のクラシックは余裕をもったローテーションで挑むことが出来ます。次走がどこになるか注目ですが、ダービーに照準を合わせるなら共同通信杯、父ゴールドシップと同じ皐月賞制覇を狙うなら暮れのホープフルSから、弥生賞、皐月賞といった感じでしょうか。
馬主芹沢精一氏はブラックホールが重賞3勝目に
ブラックホールの馬主芹沢精一氏の成績などをTARGETで調べたところ、所有馬の初出走はカネタカリュウという馬で、1991年8月31日函館新馬戦芝1200mで7着でした。そして、ブラックホールが勝ったのが同じ日の8月31日というのは奇遇ですね。馬主歴は28年で、29年目の最初の日に重賞制覇です。とにかくおめでたいです。調べてみてビックリしました( ゚Д゚)
所有馬の初勝利はラシアンカラーという馬で、1992年11月21日東京未勝利戦芝1400mでした。それから、長い年月をかけて2018年8月5日にミラクルブラッドで通算100勝(注1)を達成。100勝の中には、2006年に東海Sを勝ったハードクリスタル、2009年にフラワーカップを勝ったヴィーヴァヴォドカなどがいました。そして、今年7月に101勝目をブラックホールがあげ、重賞3勝目もブラックホールがあげてくれました。
ゴールドシップもブラックホールも個人馬主です。個人馬主の馬が頑張ってくれると競馬はもっと面白くなる。ブラックホールには怪我無く順調に成長してほしいですね。
注1:TARGETの集計では通算勝利数は101勝で、100勝目はブラックホールでしたが中山馬主会のニュースではミラクルブラッドが100勝目になっていました。
2着サトノゴールドも楽しみ
惜しくも2着に敗れたサトノゴールドですが、こちらはスタートで出遅れて4コーナーでは外を回って追い上げたけど届かず。武豊らしい、道中で無駄な動きをせずに直線勝負にかけたレースをしましたが、相手も伸びていましたからね。直線の伸びもよかったし、馬場を考えればまずまずの競馬。父ゴールドシップと同じ2着というのも面白い。
母マイジェンはアメリカのG2を勝った馬。母父はミスプロ系のフサイチペガサス。生産者は社台ファームで馬主はサトミカンパニー。こちらはエリートコースですかね(^^ゞ
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