第54回共同通信杯は13頭が登録してきました。登録馬を見ると新馬、野路菊S、京都2歳Sを3連勝中のマイラプソディが実績上位です。共同通信杯を使ってきたということは狙いはダービーですね。馬主のキーファーズは武豊で凱旋門賞を勝ちたいと公言しているので、ダービーを勝って凱旋門賞に行くというプランではないでしょうか。であれば、ここは狙って取りに来ていると思います。
マイラプソディが最有力候補な理由
キーファーズの所有馬を見ると30頭いますが、そのうち9頭が社台ファーム、8頭がノーザンファームでした。また、社台ファームとノーザンファーム生産馬のうち14頭がセレクトセールで落札しています。3頭は庭先取引で、そのうちの1頭がマイラプソディでした。ということは、マイラプソディは社台との半持ち?の可能性もあるでしょうね。
ノーザンファーム生産馬でハーツクライ産駒と言えばサリオスやワーケアなどがいますね。どちらも東京コースで負けなしです。マイラプソディはこれまで中京、阪神、京都と異なる競馬場で勝ってきています。左回りも問題なく、勝ち方も危なげない。実績もあるし単勝1倍台の人気になることは間違いないでしょう。でも・・・。
フィリオアレグロを推す理由
フィリオアレグロはノーザンファーム生産馬で馬主はサンデーレーシング、父はディープインパクトで半兄にサトノクラウンがいる。管理するのはフィリオアレグロの兄弟も管理していた美浦の堀宜行調教師で、鞍上は新馬戦で手綱を取ったデムーロです。全兄のサトノヴィクトリーはセレクトセールで2億5280万円、全弟のジョコンダ2の18(金子真人HD)はセレクトセールで2億8080万円でした。購入者や価格を見てもこの馬の資質が窺い知ることが出来ますよね。
サンデーレーシングは今年これまで9勝で、馬主ランキング5位です。獲得賞金も1億9378万円でランキング5位です。また、重賞は未勝利でした。まあ、寒い時期なので無理使いはしていないと思いますが、そろそろ勝ちにくるはずです。クラシックに強いサンデーレーシングなのでここは勝ちに来ていると思っています。新馬戦は10月17日の東京芝2000mなので、約4ヶ月の休み明けになります。成長分を考えるとプラス体重で出てくれると勝負になると思っています。
鞍上のデムーロですが、今年はすでに重賞2勝を挙げるなど関東中心の騎乗で成績を出しています。先週の東京新聞杯でもシルクレーシングのプリモシーンで勝つなど調子がいいです。フィリオアレグロの半兄サトノクラウンでも宝塚記念など重賞3勝を挙げています。
血統、馬主、生産者、調教師、騎手など重賞を勝つ材料が揃っています。マイラプソディは強いと思いますが、フィリオアレグロも負けていないと思っています。「終わってみればやっぱりサンデーレーシングかぁ」という気がしてならないです。
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