2020年セントウルS ダノンスマッシュと三浦皇成

レース展望
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第34回セントウルSには17頭が出走します。1人気はおそらくダノンスマッシュでしょう。鞍上は前走の安田記念で手綱をとった三浦皇成。

ダノンスマッシュの戦歴を見ると、デビューは戸崎圭太で、その次から福永祐一が騎乗し朝日杯フューチュリティステークスに出走。シルクロードステークスで初重賞を制したのは北村友一とのコンビ。続く高松宮記念では1人気に推されたがスプリント戦では致命的な出遅れで4着。キーンランドカップでは川田将雅に乗り替わって勝利し、続くスプリンターズSでは3着に負けるが、休み明けのオーシャンSを快勝。高松宮記念で惨敗をすると次の京王杯スプリングカップではレーンに乗り替わり見事な逃げ切りがち。そして、安田記念で三浦皇成が騎乗となった。

ここまでの戦歴を見ると、期待したレースで結果が出ないと乗り替わりのケースが多いですね。勝負の世界ですから当然のことでしょう。ということは、人気のなかった安田記念では厳しい競馬でしたが、逃げて勝ち馬のグランアレグリアからコンマ8秒差ならよく走ったと思っています。今回は休み明けになりますが、久々は苦にしないタイプなのでそこは問題ないのですが、今年は中共開催ということで左回りになります。これまでの勝鞍8勝のうち7勝を右回りで挙げています。左回りの京王杯では強い競馬をしているので、問題ないとは思いますがなんとなく気になりますね。

三浦皇成がダノンスマッシュを選んだのか、指名されたのか?

セントウルSと同じ日に開催されるのは京成杯オータムハンデですが、ここに三浦皇成が3戦連続で手綱をとったトロワゼトワルが出走します。初めて手綱をとったヴィクトリアマイルでは12人気でしたが、逃げて4着に好走。続く中京記念では17着に惨敗したが、前走の関屋記念では逃げて2着に好走。このまま、次走も三浦皇成で行くかと思ったら、横山典弘に乗り替わり。

トロワゼトワルもダノンスマッシュも管理するのは栗東の安田隆行厩舎。安田調教師としては、ダノンスマッシュに三浦皇成を指名したのは手が合っていると判断したのかも。トロワゼトワルは横山典弘で昨年勝っているので、この乗り替わりはありだと思う。だけど、ダノンスマッシュが川田将雅という選択は安田調教師にはなかったということでしょうね。

三浦皇成は今年の1月に落馬事故で2ヶ月の休養を余儀なくされた。復帰してから順調に勝ち星を重ねたが、7月と8月は思うように勝てなかった。昨年は102勝を挙げてリーディング6位になったが、今年はこれまで48勝でリーディング11位で、内容的にも昨年の方がよかった。秋競馬で三浦皇成の巻き返しがあるのか?

実は、紫苑Sで騎乗のレッドルレーヴは藤沢和雄厩舎の管理馬。藤沢厩舎の馬に三浦皇成が騎乗するのは昨年末の有馬記念でのレイデオロ以来。しかも、その前となると2014年の条件戦でシンボリエンパイアまで遡る。ルメールはシーズンズギフトに騎乗するが、デムーロは騎乗馬がない。それなのに、ほとんど騎乗依頼することない三浦皇成を乗せるということは、ノーザンファームの意向があったのかと思ってしまう。結果がどうなるにせよ、三浦皇成が気になります。

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