エリザベス女王杯の気になる馬はラッキーライラック、ラヴズオンリーユー、サラキア、センテリュオ、ノームコアの5頭です

レース展望
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第45回エリザベス女王杯の気になる馬はラッキーライラック、ラヴズオンリーユー、サラキア、センテリュオ、ノームコアの5頭です。この5頭について書いてみたいと思います。

 

ラッキーライラックは休み明けは不振かも

おそらく1人気になるのはラッキーライラックでしょう。昨年の勝ち馬で、今年は大阪杯を勝っています。2歳、3歳、4歳、5歳とどの年齢でも勝っています。阪神競馬場は大阪杯を勝っているし、距離2200mは昨年で経験済み。鞍上は現在リーディングを独走中で、先週も土日の重賞を勝っているルメール。穴がなさそうですが、戦歴を見ると負けているのが休明けのレースが多い。18年の秋華賞、19年の中山記念、19年のアイルランドT、20年の中山記念、20年の宝塚記念など。18年のチューリップ賞を最後に休み明けは必ず負けています。逆に勝ったのは休み明け2走目のエリザベス女王杯、同じく休み明け2走目の大阪杯でした。今回も札幌記念からの休み明けになります。惨敗はないと思いますが、負けるとしたら今回かと思います。

成長力に疑問のラヴズオンリーユー

ラヴズオンリーユーはオークスの勝利を最後に勝っていません。エリザベス女王杯は+16キロで3着と見せ場を作りましたが、半年ぶりのヴィクトリアマイルでは7着、鳴尾記念は2着になりましたが、前走のアイルランドTでは5着に。同世代のクロノジェネシスやカレンブーケドールと比べると成績が物足りなく感じてしまいます。ラヴズオンリーユーの全兄プロディガルサンはデビューから連勝で、東スポ杯2着、青葉賞4着でダービーに出走。3勝目は5歳秋で、その後は勝てていません。また、同じく全兄のリアルスティールもデビューから2連勝し、3勝目はドバイターフ、4勝目は5歳の時に毎日王冠。そして、6歳の安田記念が引退レースになりました。こうやって全兄の成績も見てみると、ラヴズオンリーユーはデビューから4連勝でG1を勝ちましたが、その後の成績がパッとしないのは兄譲りなのかも。セレクトセールで1億を超える馬なので、見栄えも能力もあると思うのですが、それを発揮しきれない?なんとなくそう感じてしまいました。

5歳で初重賞勝ちのサラキアの弟はサリオス

サラキアはデビュー2戦目のチューリップ賞でラッキーライラックからコンマ7秒差の4着。秋華賞ではアーモンドアイからコンマ5秒差の4着と強い5歳馬と差のない競馬をしてきました。しかし、その後はG3のエプソムカップの2着が最高着順と勝ちきれないレースが続きましたが、休み明けの小倉日経賞を久々に勝つと、続くアイルランドTも勝ちました。4歳時は不振でしたが、5歳になり初重賞制覇。デビュー時は436キロの小さな馬も、アイルランドTでは454キロと成長。ここにきて本格化してきたのかもしれません。また、鞍上の北村友一とのコンビもよく4回コンビを組んで3勝2着1回の好成績。弟は無敗の3冠馬コントレイルにしか負けていないサリオスです。昨年のこのレースではラッキーライラックからコンマ4秒差ですから、成長している今なら逆転してもおかしくないと思っています。

強い5歳世代のセンテリュオ

センテリュオもアーモンドアイやラッキーライラックと同じ5歳世代です。デビューが2月と遅く、春のクラシックには間に合わず、秋華賞トライアルのローズSに出走したが7着で牝馬3冠には出走できませんでした。その後は条件戦を勝ちあがりましたが、重賞では差のない競馬をしているけど勝てませんでした。しかし、マーメイドSを2着し、前走のオールカマーではカレンブーケドールを差し切って重賞初勝利。戦歴を見ると休み休み使われているように成長を促しながらきているようです。昨年のエリザベス女王はアーモンドアイからコンマ3秒差の4着ですから、1年経って力を付けてきている今ならもっといい勝負が出来ると思います。

ノームコアと横山典弘

ノームコアも強い5歳世代の1頭ですね。フラワーカップ3着、フローラS3着などで桜花賞やオークスに出走出来ましたが、体質が弱かったのか間隔を詰めて使うことがありませんでした。紫苑Sを勝っても秋華賞に出走せずにエリザベス女王杯に出走しリスグラシューからコンマ6秒差の5着と力のある所を見せてくれました。その後も月2走ということはなく、間隔を開けながらでヴィクトリアマイルを勝ち、続く富士Sも勝利。高松宮記念は初の1200m戦で、しかも道悪競馬ですから15着も仕方がなく、今年のヴィクトリアマイルは3着で、安田記念は4着。そして、前走の札幌記念はラッキーライラックを負かしての勝利でした。妹にはクロノジェネシスがいる血統ですから、底力はあると思っています。マイル戦での良績が目立ちますが、前走を見る限り距離伸びても問題はなさそう。鞍上の横山典弘は多くを語らないので、レース後のコメントもあまりしませんがノームコアに騎乗した4戦は全てコメントしているようにこの馬に対する愛情みたいなものを感じました。特に惨敗したときほど語らない人が高松宮記念のコメントでは「1200メートルでもついてはいけた。もうちょっとやれると思ったんだけどね。海外帰りで調整も難しかったと思う。」と言っていましたからね。

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