2021年エリザベス女王杯の注目馬 テルツェットはブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを勝ったラヴズオンリーユーと同じ配合

レース展望
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第46回エリザベス女王杯に出走予定のテルツェットは先日行われたブリーダーズカップ・フィリー&メアターフの勝ち馬ラヴズオンリーユーの近親にあたります。ラヴズオンリーユーの母ラヴズオンリーミーはテルツェットの祖母にあたります。テルツェットの母ラッドルチェンドはノーザンファーム代表の吉田勝己氏がキーンランド・ノベンバーセールで購入したラヴズオンリーミーの初子。

名牝ミエスクの血を引く牝馬で、ドバイターフを勝ったリアルスティールやラングレー、プロディガルサンなどオープン馬を出しています。ラッドルチェンドの最初の子はダノンシャンティ産駒のリベラメンテで未勝利、2番子はオルフェーヴル産駒のコルネットで未勝利、3番子がディープインパクト産駒のテルツェットです。ダノンシャンティはフジキセキ産駒、オルフェーブルはステイゴールド産駒とサンデーサイレンス系ではありますが、結果は出ませんでした。しかし、ディープインパクト産駒のテルツェットがここまで活躍するということはディープインパクトとラヴズオンリーミーの相性がいいのでしょうね。

 

ノーザンファームRANKが急上昇

テルツェットの戦歴を見ると、新馬戦は柴山雄一が手綱をとっています。2戦目のミモザ賞も柴山雄一ですが、この時の勝ち馬はウインマリリンで、2着がウインキートス、3着がテルツェットでした。このレースを見たノーザンファームはテルツェットが走るとみて、3戦目は戸崎圭太に乗り替わりましたが、取り消しに。次戦は三浦皇成が騎乗して勝ち、5戦目は戸崎圭太が騎乗しています。そして、7戦目の重賞ダービー卿CTでデムーロが騎乗し、9戦目のクイーンカップではノーザンファームの主戦騎手ルメールが騎乗しています。

このようにノーザンファームでは、走る馬は騎手のランクアップがあります。となるとテルツェットもノーザンファームRANKがアップしたことになります。今回のエリザベス女王杯では主戦のルメールはレイパパレに騎乗するので、テルツェットにはデムーロが騎乗。デムーロはラヴズオンリーユーでオークスを勝つなど、一時は主戦を務めていました。今回は2戦ぶりの騎乗になりますが、チャンスが回ってきたと思っていることでしょう。クイーンカップで騎乗したルメールはレース後のコメントで「スタートしてからはいつも通り、後ろからになりましたが、馬は冷静でしたし、リズム良く走ることができました。彼女の手応えは凄く良かったですし、前にいる馬もよく動いてくれて、目標にすることができました。春に4連勝したあとのGⅠでは走れませんでしたが、今はパワーアップしているので秋が楽しみです。」と話しています。充電期間をおいてパワーアップしたテルツェットが激走してくれると思っています。

 

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