廣崎利洋氏の勝負服で思い出すのがヴィクトリアマイルを連覇したストレイトガールと桜花賞を逃げ切ったレッツゴードンキ。その後は目立った活躍馬がいませんでしたが、今年はアスクビクターモアが弥生賞を勝ち、アスクワイルドモアが京都新聞杯を勝ち、この2頭がダービーに出走しました。馬主歴30年の廣崎氏でも、自身の所有馬がダービーに出走するのは今年が初めて。しかも、アスクビクターモアは弥生賞を勝ち、皐月賞では5着、ダービーでは3着と好走。
アスクワイルドモアとアスクビクターモアは吉田照哉氏と共同所有
アスクワイルドモアとアスクビクターモアに共通するのはどちらも生産者は社台ファームで、吉田照哉氏と共同所有とのこと。サンスポの記事によると
──初めての日本ダービーにアスクワイルドモアとアスクビクターモアの2頭出し
「同世代約7000頭の中で、ダービーの18頭のうち2頭がいるのはすごいこと。馬も人間も一緒で、縁や出合いがない限り現実はない。馬の神様が与えてくれた出合いが恵みを与えてくれています」
──ワイルドモアは前哨戦の京都新聞杯をV
「会社で見届けました。会議中でしたが、集中しないと心が馬に伝わりませんから。2着までに来て賞金加算できれば…と思っていたら、いい走りをしてくれました。非常にたくましく成長しています」
──ビクターモアは弥生賞ディープインパクト記念Vで、皐月賞5着
「皐月賞は(ハナを切って)ずっと画面に映っていましたものね。5着に残って大したものです。弥生賞は現地で見て、(吉田)照哉さんと2人で記念写真を。盛り上がりましたよ」
──どちらも社台ファームの吉田照哉代表との共同所有
「『アスク』が冠名で『モア』はパートナーと所有する場合、馬名の後ろに付けています。照哉さんが『一緒にやりたいね。みんなで馬をかわいがって、みんなで競馬を盛り上げましょう』と言ってくださり、持ったその2頭がダービーに。僕は出会い、縁、運、恵みを大事にしていますが、本当に運がいいです」
──2頭ともセリで購入
「ワイルドモアは(千葉サラブレッドセールで)藤原英昭調教師が見て『これはいい馬だと思う』と報告してくれて決めました。ビクターモアは、セレクトセールでビビッと来て、自分自身で購入を決めました。ただ、セリで買っている馬は全部ビビッと来ているんですよ(笑)」
sanspo.com
これまで、社台ファーム生産馬はなんとも所有していますが、モアが馬名についた馬はいませんでした。吉田照哉氏が共同所有を持ち掛けたということは、期待の表れではないでしょうか。
廣崎利洋氏は2016のセレクトセールで、社台ファーム生産馬のディープインパクト産駒を1億4500万で落札しています。それから、毎年社台ファーム生産馬をセレクトセールで落札しています。社台ファームとしては上客にあたるわけですから、いい関係にあると思います。
廣崎利洋氏は馬主だけではなくASK STUD(アスクスタッド)という生産牧場も所有しているようです。ASK STUDの前身はShall Farmで、隣接するのは所有馬も多い清水牧場ということです。Shall Farmの繁殖牝馬には馬名にアスクと名の付く牝馬が何頭もいました。廣崎利洋氏は競走生活を終えた牝馬を牧場に戻して、繁殖として繋養しているようですね。
廣崎利洋氏関連の馬主
廣崎利洋氏関連の馬主を調べてみると以下の方々が関連しているようです。血縁などは分かりませんが、所有馬などを見ると繋がりがあると思います。特にASK STUD生産馬は以下の4名の馬主がほとんどを占めています。
コメント