7月11日と12日の2日間で行われたセレクトセールは、昨年同様に落札額が億を超える馬が何頭も出て盛り上がっていました。グリーンチャンネルの中継を見ていましたが、何が何でも落札したい馬が出てきたときのせり上がり方は凄かったので興奮しました。
セレクトセールの情報は一般社団法人日本競走馬協会(JRHA)のサイトに出ていましたので、まとめてみました。金額はすべて税抜きです。
セレクトセール2022まとめ
1歳馬の落札額合計は128億7000万、当歳馬の落札合計は129億9250万でした。合計は257億6250万で昨年の225億5600万を32億650万ほど上回りました。
セレクトセール2022 1億円以上の1歳馬
1歳馬の1億円以上は25頭(前年28頭)、当歳馬の1億円以上は28頭(前年24頭)でした。1歳馬の最高落札価格は4億5000万でモーリス産駒のモシーンの2021で、落札者はダノックス。半姉にプリモシーンがいる血統で、これまではプリモシーンを含めて6頭が出走していますがセールに出たのは今回が初めてでした。また、当歳馬も高値で取引されていました。
2番目は3億年でドゥラメンテ産駒のジェイウォークの2021で、落札者はツーワンレーシングでした。ツーワンレーシングはこの2日間で落札したのはこの1頭のみでした。
3番目は2億5000万でエピファネイア産駒のアウェイクの2021で、落札者は金子真人HD。アウェイクの2021は近親にゴスホークケンやステラベローチェがいる血統です。
セレクトセール2022 1億円以上の当歳馬
当歳馬の最高落札価格は3億2000万でドゥラメンテ産駒のシャンパンエニワンの2022で、落札者はレッドホースでした。
2番目は新種牡馬のブリックスアンドモルタル産駒のアウェイクの2022で、落札者は冠名ショウナンの国本哲秀氏でした。国本氏はコメントで「夢」を語っていましたが、夢のあるお買い物が出来たのではないでしょうか。
3番目も新種牡馬のサートゥルナーリア産駒のラルケットの2022で、落札者は金子真人HDでした。金子氏はラルケットの2021も2億2000万で落札していました。ようやくセールに出てきたラルケット産駒を狙っていたようですね。
セレクトセール2022 販売者ランキング
販売者を販売金額合計順に見ると、1位が(有)ノーザンレーシングが109頭で92億3200万、2位が社台ファームが105頭で50億5800万、3位がノーザンファームが68頭で41億6500万でした。
上位は社台系・ノーザンファーム系が独占していますが、今年はSF系・NF系以外の牧場が昨年よりも高額取引されていました。岡田スタッドは昨年が6頭で1億3000万でしたが、今年は11頭で5億1300万なので大幅に増えました。
セレクトセール2022 落札者ランキング
落札者の購入金額を見ると、1位は昨年に引き続き藤田晋氏。18頭で22億2600万で頭数は昨年と同じですが、購入合計は昨年が23億6200万なので少し低めに抑えられましたね。1億円以上が12頭で、一番安い価格で7200万でした。
2位は昨年と同じでダノックスでした。購入額は13頭で17億4300万でした。3位も昨年と同じで金子真人HDで、購入額は10頭で13億9600」万でした。
4位の田畑利彦氏は昨年は3頭購入していましたが、今年は22頭と一気に増えました。田畑氏は個人馬主でもありますが、サラブレッドクラブライオンの代表でもあるのでクラブで走らせるのかもしれませんね。
セレクトセール2022 種牡馬ランキング
種牡馬ではエピファネイア、ドゥラメンテ、キズナ、モーリスなどが上位で、新種牡馬ではブリックスアンドモルタルやサートゥルナーリアも人気でした。フィエールマンは平均落札額が1億ですから、期待が高いですね。
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