天皇賞秋 イクイノックスが連覇、タイムは世界レコードの1分55秒2

競馬あれこれ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

2023年の天皇賞秋は、1人気のイクイノックスが驚異のレコードタイム1分55秒2で勝ちました。これまでの東京芝2000mのレコードは、2011年の天皇賞秋でトーセンジョーダンが出した1分56秒1でした。このレコードを0.9秒も更新してしまった。

レースは大方の予想通りジャックドールがハナを切り、1000m通過が57秒7のハイペース。差のない2番にガイアフォース、3番手にイクイノックス、4番手にドウデュースが続く展開。昨年はパンサラッサが1000m通過が57秒4で逃げましたが2番手以降は離れていました。今回はやや縦長の展開で、イクイノックスでも1000m通過は58秒前半だと思います。このペースで行って直線は持ったままで先頭に立ち、右鞭一発、左鞭一発の合計2発の鞭で後続を引き離してしまった。もっと追っていたら1分54秒台が出ていたかもしれない。

このまま無事にジャパンカップに出走することが出来ると、2018年にアーモンドアイは樹立した2分20秒6を更新してしまうかもしれない。そう考えただけでも4週間後の11月26日のジャパンカップが楽しみでしょうがない。

東京芝2000mのレコード

東京芝2000mのレコードですが、東京競馬場は2002年にコースの改修工事も行ったのでレコードは2003年からとそれ以前に分かれます。2003年以降だとレコード更新はすべて天皇賞秋でした。

 

2003年天皇賞秋 シンボリクリスエス 1分58秒0

レースは好スタートを切ったローエングリンがハナを切ったが、逃げ馬のゴーステディは押して前に行き、ローエングリンも引かずに2頭で飛ばして1000m通過が56秒9のハイペース。離れた中団にいた1人気のシンボリクリスエスが、直線伸びてきて1分58秒0のレコード勝ち。2番手は後方ポツンの横山典弘のツルマルボーイが追い込んできた。

 

2008年天皇賞秋 ウオッカ 1分57秒2

これも凄いレースでしたね。2人気のダイワスカーレットが好発を切ってハナに立ち、1000m通過は58秒7の平均ペース、ウオッカとディープスカイは先団を見る形。カンパニーの横山典弘は離れた後方から。直線に入ってもダイワスカーレットはしぶとく粘り、ウオッカとディープスカイが並んで伸びてきて、ウオッカとダイワスカーレットが並んでゴールに。長い写真判定の結果、ウオッカが1着となった。このレースでは4頭が1分57秒2の同タイムでした。ちなみに、翌2009年はカンパニーが1分57秒2で勝ちました。

 

2011年天皇賞秋 トーセンジョーダン 1分56秒1

このレースでは逃げ馬シルポートが1000m通過56秒5のハイペースで逃げる展開。ダービー馬エイシンフラッシュはルメールを背に3番手からの競馬をし、直線では早めに先頭に立ったが残り200mぐらいで足が止まり、中団や後方にいた馬が追い込んできて中でもトーセンジョーダンの伸びが良くてレコード勝ち。2着にベリーのダークシャドウが入り、短期免許の2人のワンツーでした。横山父ちゃんはここでも後方からの競馬で追い込んで3着に。

 

2023年天皇賞秋 イクイノックス 1分55秒2

衝撃的なレースでしたね。2着ジャスティンパレス、3着プログノーシス、4着ダノンベルーガまでも従来のレコードタイムを上回っています。このレコードタイムを更新するときは来るのでしょうか?

 

コメント