毎年、秋のG1シーズンには外国人ジョッキーが、短期免許を取得して来日してきます。今年も、オイシン・マーフィー、クリストフ・スミヨンの来日が決定。他にもランフランコ・デットリーやウィリアム・ビュイックらも来日する予定とか。
昨年、秋のG1では秋華賞から朝日杯フューチュリティステークスまで9週連続で外国人ジョッキーが勝利していました(昨年はJBCが行われ、ここでもJBCスプリントでルメールが優勝)。内訳はルメールが4勝、M.デムーロが2勝、C.デムーロ、モレイラ、ビュイックが1勝でした。スプリンターズSから始まる秋冬のG1レースは12レースあり、そのうちの10勝が外国人騎手で、2勝が日本人騎手でした。
昨年のG1レースを勝った馬の馬主を見ると、スプリンターズSのゴドルフィン以外は全て社台系でした。ルメール・デムーロ以外でも身元引受人が社台関連の人たちであれば、ここぞという時に騎乗依頼するのでしょうね。
乗り替わりで勝った馬たちを見てみると、エリザベス女王杯のリスグラシューはその前の府中牝馬Sでデムーロが騎乗、この時も主戦だった武豊からの乗り替わり。エリザベス女王杯でデムーロは先約モズカッチャンがいるので、リスグラシューはモレイラに乗り替わりで勝利。マイルCSのステルヴィオは、主戦のルメールがモズアスコットに騎乗したために、ステルヴィオの管理厩舎で、ビュイックの身元引受調教師の木村哲也調教師が自然な流れで、ビュイックに騎乗依頼をして勝利。阪神ジュベナイルフィリーズのダノンファンタジーは主戦騎手の川田将雅が、その当日は香港に遠征だった為に、クリスチャン・デムーロが乗り替わりで騎乗して勝利。
また、昨年秋の開催の外国人騎手の成績を見ると、秋開催の上位3名がリーディングでモレイラの成績が半端なかった。平均人気はデムーロと同じでも勝率が3割以上ですからね。今回はモレイラの来日はなさそうだけど、2度目の来日になるマーフィーには騎乗依頼が殺到しそうです。また、2012年以来の短期免許での来日になるスミヨンも人気になるでしょうね。他にも、デットーリやおなじみのクリスチャン・デムーロなどが来日してくるようだとまた外国人騎手によるG1総なめがあってもおかしくないですね。
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