【菊花賞2026】登録馬21頭を前走のコメントから読む|ロブチェンに三冠がかかる一戦

レース情報
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菊花賞(10月25日・京都11R・芝3000m外回り)の特別登録が出ました。登録は21頭。フルゲートは18なので、3頭は出られない計算です。どの馬が回るかは、もう少し先の発表待ちですね。

今年はなんといっても、ロブチェンに三冠がかかっています。皐月賞、ダービーと勝って、秋初戦の神戸新聞杯も勝ち。ここまで6戦5勝です。

で、もうひとつ。登録馬の戦歴を全部並べてみたら、3000mを走ったことのある馬はいませんでした。一番長いのが2600mで、それを経験しているのも夏の条件戦を使った数頭だけ。全頭が初めての距離、というのは菊花賞らしいところかなと思います。

勝負服つきの出馬表を作りました

秋華賞のときと同じ、新聞の馬柱ふうの1枚です。勝負服、想定騎手、斤量、前走から三走前までが入っています。

WEB版には、逃げ馬メーターと差し馬メーターの数字も載せています。

想定騎手はnetkeibaの10月13日時点のもので、4頭はまだ「未定」でした。並びは登録順(五十音)で、馬番は枠順が出てから入れ直します。

前哨戦をおさらい

神戸新聞杯(9月21日・阪神芝2400m)
1番人気のロブチェンが差し切り勝ち。2着アルトラムス(3番人気)はハナ差で、3着は11番人気のシートゥサミットでした。

セントライト記念(9月13日・中山芝2200m・稍重)
勝ったのは12番人気のジャスティンシカゴ。3着アウダーシア、4着アスクエジンバラ。1番人気のゴーイントゥスカイは6着でした。2着のサヴォアフェールは、今回の登録には入っていません。

ここからは、レース後の騎手・調教師のコメントやレース回顧(TARGETに入っているもの)を、私なりに要約して添えていきます。

三冠がかかる馬

ロブチェン(父ワールドプレミア/栗東・杉山晴紀/想定松山)

6戦5勝。ホープフルSを7番人気で勝ち、共同通信杯は3着。皐月賞は逃げ切り、ダービーは中団から差し切りで、勝ち方の幅が広いんですよね。
神戸新聞杯の後、鞍上は差はわずかだったが勝ち切れて良かった、長く脚を使って強い競馬だったと話しています。返し馬で少し緩さがあり、ゲートの反応も含めてもう一段階良くなる、という見立てでした。回顧にも、春ほど圧倒的な雰囲気ではなかったが仕上がりは悪くなかった、とあります。叩いてどこまで上がってくるか、ですね。

神戸新聞杯組

アルトラムス(父イスラボニータ/栗東・野中賢二/想定岩田望)

毎日杯の勝ち馬。ダービーは16番人気で6着、神戸新聞杯はロブチェンにわずかに届かず2着でした。鞍上はロブチェンを見ながらリズム良く運べた、二冠馬に迫るいい走りだった、と。回顧は、出遅れて後方2番手からじっくり、ためれば距離は保つという評価です。

シートゥサミット(父モーリス/栗東・吉岡辰弥/想定酒井)

11番人気で3着。出遅れて後ろから、向正面で一気にマクって先頭に立つ形で、回顧でもこれが得意の形とされています。鞍上は調教師から思い切ったレースをと言われていた、自分で呼吸を整えてリラックスできる馬、と話していました。未勝利を勝ったのは5月末で、そこから一気にここまで来た馬です。

エムズビギン(父キタサンブラック/栗東・友道康夫/想定未定)

きさらぎ賞2着。ダービーは14着で、そのときの鞍上は現状では2000mがベストと話していました。神戸新聞杯は最後方からロブチェンの後ろで追い込んで5着。武豊騎手は4角の雰囲気は良かったが、ラストは苦しくなった、でも力は示した、と。

コンジェスタス(父コントレイル/栗東・高野友和/想定西村淳)

京都新聞杯の勝ち馬。ダービー9着、神戸新聞杯6着。神戸新聞杯の回顧には、上がりの速い展開でやや切れ負けしたがバテずに食い下がった、距離が延びれば結果も変わってきそう、とあります。

ショウナンハヤナミ(父レイデオロ/栗東・渡辺薫彦/想定池添)

3戦2勝で若駒Sの勝ち馬。神戸新聞杯は骨折明けで10着でした。パドックではイレ込みがきつかったものの、鞍上は悲観する内容ではないと話しています。差し馬メーターでは過去走に「★本物の差し」が付いている馬です。

セントライト記念組

ジャスティンシカゴ(父スワーヴリチャード/美浦・宮田敬介/想定原)

12番人気でセントライト記念を勝ちました。鞍上の原騎手は、最初に乗ったプリンシパルS(2着)で心肺機能の高さを感じて、もっと長い距離を目指したいと調教師に話したそうです。そうしたら先生からは、その前に菊花賞があるじゃないかと返されたと。こういう話、好きです。回顧にも、春の後半からの成長がはっきりしている、とあります。逃げ馬率は23.2%で3番目。

アウダーシア(父キズナ/美浦・手塚貴久/想定津村)

スプリングSの勝ち馬で、セントライト記念は3着。休み明けの緩さがあったなかで力を見せた、距離も問題ないというのが鞍上の話です。回顧には、内が有利な馬場を大外から追い込んできた、ゴール前で接触もあったと書かれています。差し率33.5%で2番目。

アスクエジンバラ(父リオンディーズ/栗東・福永祐一/想定岩田康)

ホープフルS3着、皐月賞4着と、春はずっと上位にいた馬。セントライト記念は2番手から3角で先頭に並びかける競馬で4着。鞍上は春より成長して、止まらずに持続するようになったと話しています。

ゴーイントゥスカイ(父コントレイル/美浦・上原佑紀/想定武豊)

青葉賞の勝ち馬で、ダービーは上がり最速で4着。セントライト記念は1番人気で6着でした。武豊騎手はスタートが遅く、あの馬場とペース、あの位置では厳しかった、最後も内にモタれていた、と。差し率19.8%。

ラージアンサンブル(父ベンバトル/美浦・武井亮/想定未定)

すみれSの勝ち馬で、皐月賞は18番人気で8着。セントライト記念は骨折明けで7着で、鞍上はここを使ってグッと良くなりそうと話しています。

サノノグレーター(父グレーターロンドン/美浦・尾形和幸/想定田辺)

ラジオNIKKEI賞の勝ち馬。セントライト記念は11着で、鞍上は初めての距離で緩い馬場、流れも遅くて決め手を生かせなかった、と話しています。

バステール(父キタサンブラック/栗東・斉藤崇史/想定川田)

弥生賞の勝ち馬で、ダービーは11番人気で3着。出遅れてから向正面で一気に2番手まで上がって、直線で一度は先頭に立つ競馬でした。セントライト記念は13着ですが、調教師は馬場が合わなかった、追い切りでも馬場が悪いと良くなかった、と話しています。過去走に「★本物の差し」あり。

夏に長い距離を使ってきた組

この4頭は、夏から秋に2500〜2600mの条件戦を勝ってきています。今回の登録馬で2500m以上を経験しているのはこの4頭だけです。

ダノンヒストリー(父エピファネイア/美浦・堀宣行/想定ルメール)

函館と札幌の芝2600mを2連勝。函館は2.3秒差、札幌は1.3秒差の独走でした。浜中騎手は、ここでは力が違い過ぎた、洋芝と距離の適性も分かったと話しています。新馬戦でアウダーシアに勝っている馬でもあります。

ミッキーファルコン(父エピファネイア・母ミッキークイーン/美浦・堀宣行/想定浜中)

積丹特別(札幌芝2600m)の勝ち馬。最後方から2周目の3角でスパートして差し切り。鞍上は兄弟すべてに乗ってきたが、この馬が母に一番似ている、ゲートが上手でないところも母と同じ、と話しています。回顧はステイヤーとしての資質は高いという評価。

ナリタエスペランサ(父キタサンブラック/栗東・福永祐一/想定北村友)

帆柱山特別(小倉芝2600m)を逃げ切り。前走のキタサンブラックCは1番人気で12着でした。逃げ馬率は35.1%で登録馬の中で一番高い。

キンググローリー(父ダノンプレミアム/美浦・古賀慎明/想定丹内)

九十九里特別(中山芝2500m)を逃げ切り、その前の信夫山特別(福島芝2600m)は2着。鞍上はハナに行くか、途中から動くかを考えていた、ペースが遅くなるのは嫌だったので動いていった、と話しています。逃げ馬率26.0%で2番目。

ほかの4頭

マジョレルブルー(父コントレイル/栗東・友道康夫/想定戸崎圭)

3連勝中。前走の能勢特別は前が壁になっても慌てず差し切り。その前の1勝クラスのあと、鞍上は長距離をゆったり走らせるのが合う、と話していました。

チャリングクロス(父キタサンブラック/美浦・奥村武/想定未定)

町田特別(東京芝2400m)の勝ち馬。前走の日本海Sは1番人気で7着で、スタートがうまくいかず、3〜4角は促しながらだったそうです。

イブキ(父レイデオロ/美浦・矢野英一/想定未定)

10月11日に東京芝2400mの1勝クラスを勝ったばかり。大外から上がり最速タイで差し切りました。鞍上は引っ掛かったところが課題と話しています。差し率は37.0%で、登録馬の中で一番高い数字です。

ショウナンガルフ(父ハービンジャー/栗東・須貝尚介/想定田山)

札幌2歳Sの勝ち馬。その後は勝てていなくて、前走はポートアイランドS(芝1600m)で11着。ラジオNIKKEI賞のあと、鞍上はゴールを過ぎても勢いがあったので長い距離が向きそう、と話していました。

展開の材料(メーターより)

逃げ馬メーターでは、逃げ候補がナリタエスペランサ(35.1%)、キンググローリー(26.0%)、ジャスティンシカゴ(23.2%)の3頭で、判定は「競合(ハイペース注意)」。ナリタエスペランサとキンググローリーは、夏の2500〜2600mを逃げ切っています。

差し率はイブキ(37.0%)、アウダーシア(33.5%)が上位で、アルトラムスとゴーイントゥスカイが19.8%で並んでいます。

ひとつ断っておくと、京都芝3000mは年に数回しか行われないので、差し馬メーターにはこのコースの基準がありません。差し率はコースの補正なしの数字です。

それに、3000mだとスタートしてすぐのペースより、2周目の向正面あたりで誰が動くかのほうが大きい気もしていて。シートゥサミットやミッキーファルコンのように、途中から動いていける馬の存在は気になるところです。このあたりは枠順を見てから考えます。印もまだ打っていません。

おわりに

枠順が出たら、馬番と枠を入れた出馬表に作り直す予定です。メーターも枠の補正込みで回し直します。

※データはJRA-VAN(TARGET frontier JV)。想定騎手はnetkeibaの10月13日時点で、確定ではありません。馬券はご自身の判断でお願いします。

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