2021年菊花賞の予想 牝馬の時代 ディヴァインラヴが勝つ

レース展望
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第82回菊花賞は皐月賞馬のエフフォーリア(キャロットファーム)、ダービー馬のシャフリヤール(サンデーレーシング)が出走しない。故障をしていないが、出走しないというのは使い分け?ともみられるが出走馬と騎手を見るとそれとは違う。距離適性については走ってみないと分からないところが多いはずなのに出走しないというのは、クラブ馬だから。個人であれば2400mのダービーで好走した馬は最後の一冠菊花賞には出走させたはず。それをやらないのがノーザンファーム系のやり方ではないかな。

ノーザンファームとしては種牡馬としての価値という事を考えると2400mで強い競馬をする、ダービーを勝つ馬を作る配合をしているので、どうしても距離が延びる菊花賞にはあまり重きを置かない。ディープインパクト、オルフェーヴルのように春の2冠を達成した馬は周囲の目もあり、また圧倒的な強さでダービーを勝っているので菊花賞に出しても大丈夫という考えになる。ダービーで僅差の勝利であれば距離適性を疑いたくなるのは当然の事。となると、菊花賞に出てくる馬は距離適性があると思われる馬となるが、格下としか言えない。そうなると、どの馬にもチャンスがある。それが、オッズに表れている。

菊花賞の勝ち馬の血統を見ると、コントレイル、ワールドプレミア、フィエールマン、サトノダイヤモンドと過去5年で4頭がディープインパクト産駒でした。また、勝ち馬の父を見るとスペシャルウィーク、シンボリクリスエス、ジャングルポケットなどはダービーやジャパンカップなど東京2400mのG1を勝っている。ということは、東京2400mのG1のダービーやジャパンカップを勝った種牡馬は菊花賞でも好走出来る馬を輩出するということ。

今年の出走馬を見てもディープインパクト産駒が3頭、キズナ産駒が1頭、エピファネイア産駒が3頭、キングカメハメハ産駒が1頭、ドゥラメンテ産駒が2頭など。この中ではエピファネイア産駒に注目している。エピファネイア産駒のオーソクレースとディヴァインラヴは母父がディープインパクトで、昨年のアリストテレスと同じ配合。エピファネイア産駒は昨年デアリングタクトが牝馬3冠を達成、今年はエフフォーリアが皐月賞を勝ち、種牡馬としても成功している。ノーザンファームとしてもディープインパクトやキングカメハメハを引き継ぐ種牡馬として活躍してほしいところなので、菊花賞ではオーソクレースを送り込んだ。鞍上がルメールではあればミスが少ないので勝てると計算しての事。

しかし、オーソクレースはホープフルSのあとは休養に入り、セントライト記念から始動。春に一回も走っていないところは気になるところ。しかも、教養明けの前走は-4キロと成長を見せていない。となると、ここは次走に向けての試走になる可能性が高い。となると、牝馬のディヴァインラヴの可能性が一番高い。今年は、ウマ女ブームで新規の競馬が増えている。ここで、74年ぶりに牝馬が菊花賞を勝てばさらに競馬ブームに火が付く。来週の天皇賞秋はグランアレグリアが出走するし、ここでディヴァインラヴが勝つのがもっとも筋書きとしていいい。ノーザンファームとしても上顧客の窪田芳郎に初のG1をプレゼントになる。最近の窪田芳郎の所有馬を見ると、セールで落札している馬が少なく、おそらく庭先取引を行っている。この辺りもノーザンファームとの繋がりがより深くなったとみていい。ディヴァインラヴは現在5人気と条件馬の牝馬がここまで人気するには訳がある。それが、74年ぶりの牝馬による菊花賞馬ということでしょう。

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