先週の競馬はお天気がよく良馬場でおこなわれました。クッション値を見ると、中京は11日(9.9)、12日(9.6)13日(10.0)でした。中山は11日(10.8)、12日(11.2)、13日(10.1)でした。先々週は小雨程度の雨が降りましたが、クッション値はやや硬めを維持していました。18日は中京が10.6、中山が10.3でやや硬めでの開催で、中京も中山も土日が晴れで開催だったので、土曜日よりも日曜日の方が硬めに出ていたかもしれません。
土曜日の中京の3レース2歳未勝利戦(芝1600m)でレコードが出ました。勝ったレッドベルオーブがたたき出した時計は1分33秒1と従来のレコードより1秒1も早い時計でした。馬場状態がいいから時計が出たのか?それとも、能力があるからレコードになったのか?好時計ばかりではないので、なんとも言えないですね。中京は先行馬有利の馬場ですが、中山は先行と差しで半々ぐらい。
ローズSはリアアメリアが復活
ローズSはリアアメリアの復活劇でしたね。スタートよく飛び出し、2~3番手の内を追走。直線では早めに抜け出し2着ムジカに2馬身差をつけての完勝でした。春の走りが嘘のように力の違いを見せつけるよな走りでした。
レース後の川田将雅騎手のコメントでは「やっとこの馬の強さを見せられて良かったです。丁寧な攻めを重ねて中間もとてもいい状態でしたし、本来の感じになってきていました。今日もいい雰囲気でしたね。こういう走りをしたいと思っていました。ポテンシャルが高いし、二冠馬に挑戦できるだけの器もありますからね。精一杯頑張りたいです。」と言っていたように先行策はたまたまではなく、最初から決めていたようですね。2冠馬デアリングタクト対策の試走としては完璧でしょう。
川田将雅も久々の重賞勝ちをお手馬であげたので気分もいいでしょうね。
セントライト記念はバビットが親子制覇
セントライト記念はバビットが見事な逃げ切り勝ちでした。レースを見ると、内田博幸はスタートから出して行ってスッとハナに。ハナに立ってからは馬なりでの逃げ。ラップを見ると2コーナー過ぎから下りになる残り1200m地点あたりから徐々にペースアップ。3-4コーナーではこのペースアップについていけない馬が脱落し、内からガロアクリーク、外からサトノフラッグが上がって3つ巴の様相。勢いはサトノフラッグでしたが、内のバビットのしぶといこと。ゴール前の坂ではグイっとひと伸びして逆にサトノフラッグを置き去りにしてしまった。
勝ち時計の2分15秒0は過去10年で一番遅いタイムでした。前半1000m通過が62秒6とこれも一番遅かったです。時計だけ見るとレベルが低い決着になった感じですが、バビットは逃げて折り合えるので本番でも楽しみだと思っています。
バビットの父ナカヤマフェスタはステイゴールド系で、2009年にセントライト記念を勝っています。菊花賞は12着と大敗してしまいましたが、管理していた二ノ宮調教師はナカヤマフェスタを能力を見抜いて凱旋門賞に挑戦。重馬場という日本馬にとっては苦しい条件でした、なんとワークホースの2着と大健闘。産駒には日経賞を勝ったガンコがいますが、重賞2勝がバビットが初めて。ナカヤマフェスタ産駒の出世頭としてこれからの走りに期待ですね。
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