2020年ローズS 前走後の騎手コメントより勝ち馬を探す

レース展望
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レース終了後のコメントには騎手によって本音だったり、馬主や調教師向けだったり、当たり障りのないコメントだったり、いろいろあります。特に勝った時や惜しかったときなどのコメントは本音に近いので、次のレースの参考になります。そこで、レース後コメントより勝ち馬になりそうな馬を探してみたいと思います。

第38回ローズSの前走のレース後騎手コメントから勝ち馬になりそうな馬を探してみます。

リアアメリア(4着)川田騎手 久々にこの馬らしい力をある程度出してくれました。これがいいきっかけとなって、秋に改めてこの馬らしい走りができればいいですね。

フィオリキアリ(1着)藤岡康騎手 ゲートをしっかり出たので、無理には抑えず、いい位置でリズム良く走らせることを心掛けました。追ってからの反応は良かったし、斤量が軽かったとはいえ強い勝ち方でした。

フアナ(1着)福永騎手 まだ少し気難しい面は残っていますが、走りのバランスが良くなったことで、流れに乗ったレースができました。体重が増えて体つきは良くなっていましたが、息遣いなんかには久々を感じたので次はもっと動けるようになるでしょう。

ヤマニンプティパ(7着)竹之下騎手 コメントなし

リリーピュアハート(9着)福永騎手 スタートで大きく躓いて、ハナ面が地面につきそうなくらいに。よく堪えてくれましたが、レースはそこがすべてでしたね。

セウラサーリ(1着)池添騎手 事前に馬の特徴は聞いていたので、折り合いだけに専念して乗りました。いい感じで進められましたね。直線も鋭い反応をして、スッと抜け出してくれました。まだ線の細い部分が残りますし、これからもっと良くなってくるはずですよ。

ウーマンズハート(12着)藤岡康騎手 ゲートを上手に出て、後ろ過ぎずにいいポジションが取れました。あとは折り合いだけに注意してリズム良く運ぶことを心掛けましたが、道中力み気味だった分、最後に甘くなってしまいましたね。前走とは違って一瞬は反応してくれたんですが……。

 

オーマイダーリン(1着)川田騎手 前半は後ろの位置からですが、一番リズム良く運べますからね。直線で視界が開けてからは遊ぶところを見せていたけど、しっかり勝ち切ってくれました。

クラヴァシュドール(15着)M.デムーロ騎手 楽なペースで運べたことで直線に入るところでは抜群の手応えだったんだけど、伸び切れなかったですね。これまでと違う硬い馬場を気にしていたように感じました。

アブレイズ(17着)藤井騎手 想定通りの展開となり、いい位置で運べたんですが、道中力むところがあった分、最後は甘くなってしまいました。

アカイイト(5着)団野騎手 流れが遅くて前が残ってしまいました。それに、直線では窮屈になりもったいないレースをしてしまいました。

チャイカ(1着)松山騎手 スタートが良くて、馬場も良かったので、ハミを取ってリズム良く走れました。手応え十分で、強いレースをしてくれましたね。

ムジカ(2着)秋山真騎手 いい馬ですよ。今日でもいいレースをしてくれたように、このクラスで十分にメドの立つ走りだったと思います。

シャレード(1着)戸崎騎手 初めて乗りましたが、基本的にはゆったりしていて渋太いタイプですね。直線の長いコースというのも合っていたと思います。追ってじんわり伸びる感じで最後までバテなかったです。

デゼル(11着)レーン騎手 能力が高いのは間違いないですが、まだキャリア3戦目で、このクラス、この距離のレースに挑むのは、結果的に早かったのかもしれません。将来的には期待できると思うので、この経験が生きてくればいいですね。

シャムロックヒル(1着)団野騎手 連闘でしたが体調は良かったです。陣営が頑張って維持してくれていました。51キロでしたし、スッと出てマイペースで運べたのも良かったです。少しズブさのある馬ですが、最後まで渋太く頑張ってくれました。

エレナアヴァンティ(11着)幸騎手 雰囲気は悪くなかったのですが、下が緩い分、脚を取られるところがありました。その分、最後の伸びに影響してしまいました。

ラインオブダンス(1着)川田騎手 いい位置でリズム良く運べたし、終いも脚を使ってくれましたね。しっかり走って勝ち切ってくれました。

ローズSに出走の18頭の前走コメントを出してみました。勝った馬は前向きなコメントが多いですね。出走馬を見ると、オークス出走馬はリアアメリア、リリーピュアハート、デゼル、ウーマンズハート、フィオリキアリ、クラヴァシュドール、アブレイズの7頭。フィオリキアリはオークス14着後に西海賞を勝っています。半数以上は1勝クラスを勝った馬なので、実力的にはオークス出走馬が上位です。

コメントを見ると、リアアメリアは秋に期待が持てる感じがしました。リリーピュアハートはスタートを失敗したのが全てなのでオークスの結果は度外視していいでしょう。クラヴァシュドールは道悪の桜花賞を4着と好走。コメントを見ると馬場を気にしていたような事を言っていますが、チューリップ賞ではマルターズディオサの2着ですから、このクラスでは上位の実力です。アブレイズはデビュー3戦目がオークスということもあり、厳しい結果になってしまいました。休養でパワーアップしていれば巻き返し可能だと思っています。デゼルもデビュー3戦目がオークスという厳しい条件でした。レーンが能力が高いと言っているのでこちらも休養でパワーアップしていれば巻き返してくると思います。あとは、フローラSでオークス2着のウインマリリンと僅差の競馬をしているフアナです。前走、きっちり勝つあたりは能力がある証拠です。コメントからはまだまだこれからの馬のようですが、ここが試金石になるでしょう。

 

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