宝塚記念2026補9分析|穴馬候補は?補9ジャンプで浮上するタガノデュード

競馬データ
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宝塚記念2026補9分析|過去走から見るジャンプ候補と勝ち馬ライン

データ確認と3度見直し

今回使用したデータは、宝塚記念の登録馬18頭分の馬データと、過去走305走分の補9コメント入り戦歴データです。登録馬は出走予定段階のため、枠順と騎手は確定していません。そのため、今回の分析では枠順補正や騎手補正は入れすぎず、過去走の補9、距離、レース格、着差、PCI、上がり順位、レース後コメント、血統、馬主、生産者を中心に見ています。

1回目の確認では、登録馬18頭と戦歴データの馬名が一致しているかを確認しました。2回目の確認では、各馬の最高補9、直近補9、近3走平均、2200m実績、G1実績を確認しました。3回目の確認では、一度出したジャンプ候補を見直し、「高い補9を出した条件が今回の宝塚記念に近いか」を再確認しました。

過去20年の宝塚記念では、勝ち馬20頭すべてが補9=120以上でした。勝ち馬の補9平均は123.6、最低でも120、最高は127です。つまり、宝塚記念で勝つには補9=120以上が最低ラインで、勝ち切りを考えるなら123前後、強い年なら125前後まで必要になります。一方、2〜3着なら補9=115〜119でも届くことがあります。ここを今回の基準にしました。

事前データ出力:登録馬の血統・馬主・生産者

馬名 性齢 父タイプ 母父 馬主 生産者
クロワデュノール 牡4 キタサンブラック サンデーサイレンス系 Cape Cross サンデーレーシング ノーザンファーム
コスモキュランダ 牡5 アルアイン ディープインパクト系 Southern Image ビッグレッドファーム ビッグレッドファーム
シェイクユアハート 牡6 ハーツクライ ハーツクライ系 Sri Pekan 吉田千津 社台ファーム
シュガークン 牡5 ドゥラメンテ Kingmambo系 サクラバクシンオー 辻子依旦 ヤナガワ牧場
シンエンペラー 牡5 Siyouni Nureyev系 Galileo 藤田晋 Ecurie Des Monceaux
ジューンテイク 牡5 キズナ ディープインパクト系 シンボリクリスエス 吉川潤 ヒダカフアーム
スティンガーグラス 牡5 キズナ ディープインパクト系 Not For Sale エムズレーシング ノーザンファーム
タガノデュード 牡5 ヤマカツエース Kingmambo系 ハーツクライ 八木良司 新冠タガノファーム
ダノンデサイル 牡5 エピファネイア Roberto系 Congrats ダノックス 社台ファーム
ビザンチンドリーム 牡5 エピファネイア Roberto系 ジャングルポケット 吉田和美 ノーザンファーム
ファミリータイム 牡5 リアルスティール ディープインパクト系 Galileo 東豊物産 下河辺牧場
マイネルエンペラー 牡6 ゴールドシップ ステイゴールド系 ロージズインメイ サラブレッドクラブ・ラフィアン ビッグレッドファーム
マイユニバース 牡5 レイデオロ Kingmambo系 ネオユニヴァース 古賀慎一 坂東牧場
ミクニインスパイア 牡4 アドマイヤマーズ サンデーサイレンス系 ティンバーカントリー ディアレストクラブ ディアレストクラブ
ミステリーウェイ セ8 ジャスタウェイ ハーツクライ系 High Chaparral 社台レースホース 社台ファーム
ミュージアムマイル 牡4 リオンディーズ Kingmambo系 ハーツクライ サンデーレーシング ノーザンファーム
メイショウタバル 牡5 ゴールドシップ ステイゴールド系 フレンチデピュティ 松本好雄 三嶋牧場
レガレイラ 牝5 スワーヴリチャード ハーツクライ系 ハービンジャー サンデーレーシング ノーザンファーム

事前データ出力:全馬の補9到達点と近走状態

馬名 戦績 最高補9 最高補9レース 距離 人気 着順 直近補9 近3走平均 2200m最高 2000〜2400m最高 G1最高
クロワデュノール 10戦7勝 125 天皇賞春G1 3200 1 1 125 122.3 なし 123 125
コスモキュランダ 20戦2勝 122 有馬記念G1 2500 12 2 107 112.7 119 119 122
シェイクユアハート 29戦6勝 118 金鯱賞G2 2000 8 1 118 115.3 114 118 なし
シュガークン 6戦3勝 108 東京優駿G1 2400 8 7 104 106.0 94 108 108
シンエンペラー 16戦3勝 123 ジャパンCG1 2400 8 2 116 114.0 なし 123 123
ジューンテイク 19戦4勝 118 京都記念G2 2200 6 1 117 115.7 118 118 107
スティンガーグラス 11戦6勝 123 ダイヤモンドHG3 3400 1 1 123 117.7 106 106 なし
タガノデュード 28戦5勝 120 大阪杯G1 2000 13 4 117 118.0 106 120 120
ダノンデサイル 13戦5勝 122 有馬記念G1 2500 2 3 120 120.7 120 120 122
ビザンチンドリーム 12戦4勝 123 天皇賞春G1 3200 6 2 123 117.3 113 113 123
ファミリータイム 16戦4勝 117 日経新春HG2 2400 11 2 100 108.7 109 117 なし
マイネルエンペラー 24戦5勝 120 日経賞G2 2500 2 1 114 112.3 120 120 115
マイユニバース 14戦5勝 117 日経賞G2 2500 4 1 117 110.7 105 105 104
ミクニインスパイア 8戦4勝 115 日経賞G2 2500 2 2 115 110.7 81 92 なし
ミステリーウェイ 39戦6勝 118 アルゼンチン共和国杯HG2 2500 9 1 114 105.7 106 107 114
ミュージアムマイル 10戦5勝 123 有馬記念G1 2500 3 1 123 119.3 113 122 123
メイショウタバル 14戦5勝 126 宝塚記念G1 2200 7 1 122 118.3 126 126 126
レガレイラ 12戦5勝 123 エリザベス女王杯G1 2200 1 1 121 121.7 123 123 123

この表だけを見ると、補9の上限で抜けているのはクロワデュノール、メイショウタバル、レガレイラ、ミュージアムマイル、ダノンデサイルです。タガノデュードは最高補9こそ120ですが、直近の大阪杯でG1馬相手に0.3秒差まで来ており、今回のジャンプ候補として一番面白い位置にいます。

補9分析の前提

宝塚記念は、補9=120未満の馬が勝ち切るにはかなり厳しいレースです。過去20年の勝ち馬20頭はすべて補9=120以上で、しかも10頭は125以上でした。したがって、今回も勝ち馬候補は「120以上を出した経験がある馬」か、「今回120以上へ上げる根拠がある馬」に絞るべきです。

ただし、補9が低いレースをそのまま能力不足とは見ません。補9が低かった理由が、距離不適、休み明け、馬場、枠、位置取り、掛かり、海外帰り、進路不利などで説明できるなら度外視できます。逆に、補9が高かったレースについては、なぜ高かったのかを見ないといけません。距離が合ったのか、馬場が合ったのか、流れが合ったのか、上がり順位が伴っているのか、G1で出した数字なのか。この中身を見るのが今回の補9分析です。

クロワデュノール

クロワデュノールは、今回の登録馬の中で最も補9の土台がしっかりしています。天皇賞春で補9=125、大阪杯で補9=123です。どちらもG1で、しかも1番人気で1着。これは単なる一発の高補9ではなく、G1の勝ち馬ラインを連続で超えているということです。

大阪杯の補9=123はかなり評価できます。レースPCIは45.2、クロワデュノール自身のPCIは49.2。メイショウタバルが逃げる厳しい流れを、先行して捕まえています。コメントでも「タフな馬場でメイショウタバルというライバルが逃げていたので、何とか掴まえてほしいと思って追いました」とあり、宝塚記念に近い厳しい流れで高い補9を出している点が強いです。

天皇賞春の補9=125は3200mなので、そのまま宝塚記念へ転用するより、大阪杯の補9=123を重く見たいです。天皇賞春のコメントには「少し力んだ」「もっとリラックスできれば」とあります。それでも勝って補9=125ですから、能力の余裕はあります。

低い補9を見れば、皐月賞は補9=110、ダービーは補9=116でした。しかし皐月賞はコメントで「外から押し込められて引っ張らざるを得なかった」とあり、ダービーは3歳春の基準で見れば低く出やすい時期です。その後、古馬G1で123、125まで上げているので、過去の低補9を問題にする必要はありません。

今回の見立ては、ジャンプというより高値維持型です。すでに勝ち馬ラインを超えている馬で、宝塚記念でも補9=123〜125を再現できる可能性があります。現時点では最上位評価です。

メイショウタバル

メイショウタバルは、補9分析では絶対に軽く扱えません。昨年の宝塚記念で補9=126を出して勝っています。これは今回の登録馬の中で、今回条件に最も直結する最高補9です。しかも父はゴールドシップでステイゴールド系。過去20年の宝塚記念で最も勝ち馬を出している父タイプと合います。

昨年の宝塚記念は、2200m、G1、逃げ、補9=126、着差-0.5秒です。コメントでは「基本は先手を取るという気持ち」「ちょうどいいペースで運べた」「こういう馬場」「4角を回る勢いが良かった」とあります。つまり、馬場、位置取り、リズム、状態がすべて噛み合った時に、宝塚記念で勝ち切る能力があることをすでに証明しています。

今年の大阪杯でも補9=122を出しています。着差は0.1秒、2着。コメントでは「自分のやりたい競馬はできましたし、今まで乗った中で一番状態が良かった」とあります。クロワデュノールには差されましたが、宝塚記念の勝ち馬候補として十分な数字です。

一方で、有馬記念は補9=112まで落ちています。ただし、コメントでは「途中から掛かってしまった」「嵌まれば強いですが、脆いところもある」と出ています。これは能力不足というより、気性とリズムの問題です。補9が低い時の理由が明確なので、度外視可能です。

今回の見立ては、条件再現型のジャンプ候補です。ジャンプというより、昨年の補9=126へどこまで戻せるかです。自分の形なら勝ち切りまであります。ただし、自分の形を崩されると補9=112前後まで落ちる危険もあります。評価は高いですが、安定型ではなく振れ幅の大きい馬です。

レガレイラ

レガレイラは、昨年の宝塚記念11着、補9=111だけを見ると評価を下げたくなります。しかし、これはかなり危険です。補9が低かった理由がはっきりあるからです。コメントでは「大外枠でロスがありそうだったので位置を取っていきたい」「緩い馬場のせいか、たまっている感じがなかった」「休み明けでレース勘が戻っていなかったのか」と出ています。つまり、昨年の宝塚記念は能力を出し切れなかったレースとして扱えます。

その後の内容が強いです。オールカマー2200mで補9=121、エリザベス女王杯2200mで補9=123、有馬記念2500mで補9=121。近3走平均は121.7で、登録馬の中でも上位です。特にエリザベス女王杯は2200mで補9=123、上がり1位、1番人気1着。これは宝塚記念の距離適性を考えるうえで大きな材料です。

有馬記念4着の補9=121も評価できます。着差は0.2秒、上がり1位。コメントでは「直線では馬場が緩く、早い反応ができなかった」「エンジンがかかるのに時間がかかってしまった」とあります。負けていますが、補9は高く、敗因も反応の遅さと馬場に寄っています。

血統はスワーヴリチャード産駒でハーツクライ系、母父ハービンジャー。馬主はサンデーレーシング、生産者はノーザンファームです。宝塚記念ではノーザンファーム生産馬が強く、管理・仕上げ面の信頼もあります。

今回の見立ては、昨年宝塚記念の低補9からの巻き返し型です。補9=111を度外視し、直近の2200m補9=123を重視します。ジャンプ候補というより、すでに2200mで勝ち馬ラインを超えている馬です。昨年の敗戦で人気が落ちるなら、かなり面白いです。

ダノンデサイル

ダノンデサイルは、爆発力よりも補9の安定感が魅力です。有馬記念で補9=122、ジャパンCで補9=120、大阪杯で補9=120、AJCC2200mで補9=120。G1でもG2でも、違う距離でも、120前後を繰り返し出しています。

大阪杯は補9=120、着差0.3秒、3着。コメントでは「全体的に少し忙しい感じがあり、ベストの条件ではないなかでも力を見せた」とあります。これは宝塚記念への距離延長を考えるとプラスに見えます。2000mで忙しくても120を出せるなら、2200mでリズムが取りやすくなれば同等以上があっていいです。

有馬記念の補9=122も強いです。着差0.1秒、3着。コメントでは「ジャパンカップの時ほど力まず、リラックスして走れた」「4角で仕掛けた時は突き抜けるくらいの手応え」とあります。勝ち切れなかったとはいえ、G1上位の力は十分あります。

血統はエピファネイア産駒でRoberto系。宝塚記念ではRoberto系がアーネストリー、ブローザホーンで勝っており、勝ち馬候補として見ても違和感はありません。馬主はダノックス、生産者は社台ファームです。

今回の見立ては、補9安定型です。大きくジャンプする馬ではありませんが、補9=120〜122を出す確率が高いタイプです。勝ち切るにはもう一段上の123〜124が欲しいですが、2〜3着候補としてはかなり信頼できます。

ミュージアムマイル

ミュージアムマイルは、補9の上限だけなら勝ち馬候補です。有馬記念で補9=123、天皇賞秋で補9=122。どちらもG1で、しかも有馬記念は1着です。父はリオンディーズでKingmambo系、母父ハーツクライ。Kingmambo系は宝塚記念の勝ち馬にも多く、血統面も悪くありません。

ただし、この馬は評価が難しいです。2200mのセントライト記念は1着ですが補9=113です。単純に2200m実績だけを見ると物足りません。しかし、その後に天皇賞秋で122、有馬記念で123まで上げています。つまり、セントライト記念時点の補9で今の能力を判断すると取り逃します。

高い補9が出た理由は、G1での成長と、脚を長く使える形です。天皇賞秋のコメントでは「切れるというよりはジワジワと加速するのに時間がかかるタイプ」「2000mは合っている」とあります。有馬記念では、C.デムーロ騎手がダノンデサイルを見ながら進路を作る形で勝っています。つまり、瞬間的に切れる馬というより、進路と仕掛けが合った時に長く伸びる馬です。

低い補9のダービーは補9=109ですが、コメントでは「スピードに乗るまでに時間がかかり、理想より後ろのポジションになった」「ポジション取りと展開の差」とあります。これは能力不足というより、位置取りと展開の問題です。

今回の見立ては、位置取り依存型のジャンプ候補です。補9=123を出せる能力はあります。ただし、後ろからになりすぎると宝塚記念では届かない可能性があります。枠順と騎手が決まってから、最終評価を上げ下げしたい馬です。

タガノデュード

今回の補9ジャンプ候補で一番面白いのはタガノデュードです。大阪杯で補9=120、着差0.3秒、4着。人気は13番人気でした。しかも上がり1位です。コメントでは「ペースが流れたし、外枠でもあったのでいつも通りの競馬」「上位3頭はG1馬。それらによく食らいついてくれたし、力をつけています」とあります。

この大阪杯はかなり重要です。上位はクロワデュノール、メイショウタバル、ダノンデサイルです。その中で0.3秒差、補9=120まで来ているなら、宝塚記念の3着候補として十分です。勝ち切りにはもう一段必要ですが、馬券内ラインには届いています。

天皇賞春は補9=117、6着、着差0.8秒。3200m初挑戦で、コメントでは「スタンド前あたりから完全にはリラックスできていない場面があった」「スムーズに折り合えれば更にやれる」とあります。つまり、補9=117まで落ちたというより、3200mで完全には噛み合っていない中でも117を保ったと見たいです。2200mへの短縮はプラスに働く可能性があります。

血統はヤマカツエース産駒でKingmambo系、母父ハーツクライ。宝塚記念で勝ち馬を出しているKingmambo系に、持続力寄りのハーツクライが入っています。馬主・生産者は上位人気馬ほど派手ではありませんが、宝塚記念は非ノーザン系でも走れるレースです。

今回の見立ては、純粋な補9ジャンプ候補です。すでに大阪杯で120まで到達しており、天皇賞春の117も悲観する内容ではありません。人気が上がりにくいなら、6頭の中に残す価値があります。勝ち馬候補というより、3着候補としてかなり面白いです。

ビザンチンドリーム

ビザンチンドリームは、天皇賞春で補9=123を出しています。G1、3200m、2着、着差0.0秒、上がり1位です。数字だけなら当然上位です。コメントでも「リラックスして走れた」「ためも利いた」「直線でスペースができるといい脚を使った」とあり、内容は強いです。

ただし、今回の宝塚記念でそのまま評価するのは少し危険です。2200mではAJCC6着、補9=113。神戸新聞杯6着、補9=103。コメントではAJCCで「最後はワンペースな感じで、坂を上がってから苦しくなった」とあります。つまり、長距離でためて脚を使う形では強い一方で、2200mの流れではまだ高い補9を出せていません。

血統はエピファネイア産駒でRoberto系、母父ジャングルポケット。宝塚記念向きの血統要素はあります。生産者はノーザンファームです。

今回の見立ては、長距離高補9の転用が課題の馬です。補9=123を出せる能力はありますが、それが3200mで出た数字という点をどう見るかです。2200mで120以上へジャンプする可能性はありますが、現時点ではタガノデュードより再現条件が限定的です。評価は次点です。

シンエンペラー

シンエンペラーは、ジャパンCで補9=123を出しています。2400mG1、8番人気2着、着差0.0秒です。この数字は強いです。コメントでは「スローペースは目に見えていた」「主張していって」「最後、前が止まったらまた盛り返してくれた」とあります。つまり、前目で運び、長く踏ん張る形が噛み合った時に高い補9を出せます。

ただし、近走の補9は下がっています。天皇賞春は補9=116、有馬記念は112、ジャパンCは114です。天皇賞春のコメントでは「この距離も適性ではなさそう」「2400mくらいが良さそう」とあります。有馬記念は「前の馬が下がってきてスペースがなかった」、ジャパンCは「外枠でロスがあった」と、敗因はあります。

今回の宝塚記念2200mは、天皇賞春よりは合うはずです。ただ、最高補9のジャパンCは2400mのスローペース寄りで出たもので、宝塚記念の流れにそのまま合うかは別問題です。

今回の見立ては、条件回帰型のジャンプ候補です。能力は足ります。ただし、直近の補9推移がやや弱く、今回120以上へ戻すには位置取りとリズムが必要です。6頭には入れませんでしたが、次点候補としては残します。

コスモキュランダ

コスモキュランダは、有馬記念で補9=122を出しています。12番人気2着、着差0.1秒。これはかなり強い数字です。コメントでも「100点の競馬」「状態が良かった」「枠も良かった」「ブリンカーも」とあり、すべてが噛み合った高補9だったと見ていいです。

ただし、直近の日経賞は補9=107まで落ちています。コメントでは「有馬記念の時のように跳ね上がってくるような感じがなかった」「あの時は具合があまりにも良過ぎた」とあります。これは重要です。有馬記念の補9=122は能力の証明である一方、かなり条件と状態が揃った数字でもあります。

AJCCでは2200mで補9=119、大阪杯でも補9=119があります。完全に足りない馬ではありません。むしろ状態が戻れば120近くまではあります。ただ、勝ち切りに必要な123〜125まで上げるには、有馬記念級の仕上がりと形が必要です。

今回の見立ては、状態依存型のジャンプ候補です。日経賞の107を能力不足とは見ませんが、有馬記念の122をそのまま通常運転とも見ません。最終追い切りや気配が良ければ浮上、普通なら押さえまでです。

マイネルエンペラー

マイネルエンペラーは、日経賞で補9=120、日経新春杯で補9=120を出しています。日経新春杯は2200mで補9=120なので、距離面では宝塚記念に近い材料があります。父はゴールドシップでステイゴールド系。宝塚記念向きの血統です。

ただし、直近は阪神大賞典で補9=114、AJCCで108、有馬記念で115です。コメントを見ると、阪神大賞典は「時計が速過ぎた」、AJCCは「ポジションが取れなかった」「馬場が硬くて思うようにいかなかった」とあります。敗因はありますが、近走で120を連発しているわけではありません。

この馬の高補9は、先行して早めに動ける形で出ています。日経賞のコメントでも「4角で先頭、あるいはいつでも動ける位置にいようと考えていた」とあります。宝塚記念でもこの形に近づければ120前後はあります。

今回の見立ては、穴の3着候補です。勝ち馬候補としては少し足りませんが、宝塚記念向きの血統と2200m補9=120があるので、展開次第では消し切れません。6頭には入れませんが、枠順次第で再検討したい馬です。

ジューンテイク

ジューンテイクは、京都記念2200mで補9=118、金鯱賞2000mで補9=117です。宝塚記念の2〜3着ラインには少し足りませんが、完全に消すほどではありません。京都記念のコメントでは「早め先頭でも踏ん張れる力がある」「やっといい頃の感じに戻ってきた」とあります。

金鯱賞は0.1秒差4着、補9=117でしたが、コメントでは「1角から向正面にかけて掛かってしまった」「折り合って運べていたら」とあります。つまり、能力を出し切れなかった可能性があります。

ただし、G1での最高補9は107です。ここが上位馬との差です。G2では通用していますが、宝塚記念で120以上へ上げるにはもう一段必要です。

今回の見立ては、条件付きの小ジャンプ候補です。補9=118から120へ届く可能性はありますが、勝ち馬候補ではなく、3着の薄いところです。

スティンガーグラス

スティンガーグラスは、ダイヤモンドSで補9=123を出しています。数字だけなら上位です。ただし、3400mのハンデG3です。宝塚記念2200mG1とは条件がかなり違います。

2200mではセントライト記念5着、補9=106。2000〜2400mの最高補9も106です。これが大きな問題です。高い補9は長距離で出ており、今回の距離に近い条件ではまだ出ていません。

コメント面でも、ダイヤモンドSでは「スタミナをたくさん持っている」「心臓が大きい」とあります。一方で、アルゼンチン共和国杯では「エンジンがかかるのが少し遅かった」とあります。宝塚記念ではエンジンのかかりの遅さはリスクになります。

今回の見立ては、高補9注意馬ですが、宝塚記念ジャンプ候補としては評価を下げます。数字だけで拾うと危険です。

シェイクユアハート

シェイクユアハートは、金鯱賞2000mで補9=118を出して勝っています。中日新聞杯でも補9=114、京都記念2200mでは補9=114です。堅実に伸びていますが、宝塚記念の勝ち馬ラインにはまだ届いていません。

金鯱賞のコメントでは「直線に向いてからの反応は素晴らしかった」「体のバランスが良くなった」とあり、成長は感じます。ただ、京都記念では「最後に少し脚が鈍った」「ベストは2000mかもしれない」とあります。2200mG1でさらに上げるには、少し条件が厳しいです。

今回の見立ては、補9=118からの小ジャンプ候補です。ただし、120を超えて馬券内まで来るには、かなり展開の助けが必要です。

その他の馬

シュガークンは最高補9=108で、現状の宝塚記念ラインには足りません。ドゥラメンテ産駒でKingmambo系という血統は悪くありませんが、補9の到達点が低すぎます。

ファミリータイムは日経新春杯で補9=117がありますが、直近は阪神大賞典で補9=100まで落ちています。2400mでの好走はありますが、宝塚記念で120以上へ上げる根拠は弱いです。

マイユニバースは日経賞で補9=117、ミクニインスパイアは日経賞で補9=115です。どちらも上昇はしていますが、まだG1での高補9が足りません。

ミステリーウェイはアルゼンチン共和国杯で補9=118がありますが、8歳で近3走平均が105.7。宝塚記念で120以上へジャンプするには材料が足りません。

補9ジャンプ候補の整理

今回の補9分析では、馬を3つに分けます。

まず、すでに勝ち馬補9帯にいる馬です。クロワデュノール、メイショウタバル、レガレイラ、ミュージアムマイル、ダノンデサイルがここです。この5頭は過去走ですでに補9=120以上をG1で出しており、今回も勝ち馬または馬券内候補として評価できます。

次に、今回ジャンプしそうな馬です。最も面白いのはタガノデュードです。大阪杯で補9=120を出し、天皇賞春でも完全には噛み合わない中で117を保っています。2200mへの短縮で再び120前後へ戻す可能性があります。ビザンチンドリーム、シンエンペラー、コスモキュランダ、マイネルエンペラーもジャンプ材料はありますが、それぞれ条件付きです。

最後に、高補9はあるが今回条件への転用に注意が必要な馬です。スティンガーグラスは補9=123がありますが、3400mのダイヤモンドSです。宝塚記念2200mで同じ数字を期待するのは危険です。シンエンペラーのジャパンC補9=123も強いですが、近走の補9推移がやや弱いため、今回戻る根拠をもう一つ確認したいです。

最終結論

今回の補9分析で最も強く評価するのはクロワデュノールです。大阪杯で補9=123、天皇賞春で補9=125。どちらもG1で1着です。宝塚記念の勝ち馬ラインをすでに超えており、現時点では最も崩しにくい馬です。

次にメイショウタバルです。昨年の宝塚記念で補9=126を出して勝っており、今回条件への適性は登録馬中トップです。今年の大阪杯でも補9=122を出しているので、昨年だけの一発ではありません。ただし、自分の形を崩されると大きく落ちるリスクがあります。

レガレイラは、昨年の宝塚記念補9=111を度外視します。その後に2200mで補9=121、123を出しており、条件適性はむしろ高いです。昨年の敗戦だけで評価を下げると危険です。

ダノンデサイルは補9=120〜122を安定して出せる馬です。勝ち切りにはもう一段欲しいですが、2〜3着候補としては非常に堅実です。

ミュージアムマイルは、G1で補9=122、123を出しています。ただし、位置取りと仕掛けが合うかが重要です。後ろからになりすぎると宝塚記念では危険があります。

タガノデュードは、今回の穴ジャンプ候補です。大阪杯で補9=120、上がり1位、G1馬相手に0.3秒差。天皇賞春の補9=117も距離を考えれば悪くありません。人気が上がりにくいなら、最も拾っておきたいタイプです。

現時点の補9評価で残す6頭は、クロワデュノール、メイショウタバル、レガレイラ、ダノンデサイル、ミュージアムマイル、タガノデュードです。次点はビザンチンドリーム、シンエンペラー、コスモキュランダ、マイネルエンペラーです。最終的には枠順と騎手が決まった段階で、メイショウタバルの逃げや、ミュージアムマイルとレガレイラの位置取り、タガノデュードの差し届く形を再確認したいです。

宝塚記念2026血統と補9分析|過去走から見る勝ち馬候補と危険な高補9馬

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