2020スプリンターズSのタイム分析 過去10年のラップタイムとモズスーパーフレアの逃げ

レースデータ
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中山競馬場で行われたスプリンターズSの過去10年のラップタイムを出してみました(2014年は新潟開催)。

 

 

ラップタイムを見ると、前半3Fの平均は33秒2でもっとも速かったのは2012年の32秒7で、内にマジンプロスパー、外にパドトロワが並んで逃げたレースでロードカナロアが1分6秒5のレコードタイムで勝ちました。もっとも遅かったのは2015年の34秒1で、ハクサンムーンが先手を取り中団にいたストレイトガールが33秒1の末脚で勝ちました。

テンが速いと逃げ馬がつぶれるかというとそれほどでもなく、2009年のローレルゲレイロは押して出て行ってハナを切り、前半3Fを32秒9で走り後半は34秒6で押し切りました。昨年はモズスーパーフレアが32秒9で逃げて2着になり、2013年はハクサンムーンが32秒9で逃げて2着に入っています。

中山芝1200mはスタート地点が外回りコースの2コーナー過ぎで、緩い下りを走るのでテンはスピードが出やすいです。そこから、ゴール前の急坂まで上りはないので直線まで我慢できれば残る可能性がある。緩ペースだと後続で脚がたまっている馬が一気に差してくるので逃げ馬には厳しい。それでも、後ろ過ぎると届かないのがこのレースだと思っています。

 

出典元:JRA

モズスーパーフレアは逃げ切れるか

スプリンターズSの登録馬を見ると、逃げるのはおそらくモズスーパーフレアだと思います。テンのスピードが他馬とは違う速さなのでスッと先頭に立てると思います。モズスーパーフレアは中山芝1200mを5回走って3勝2着2回とパーフェクト連対しています。また、すべてのレースで逃げています。その5回のレースのラップタイムを出してみました。

これを見ると、今年の3回はテンの3Fが32秒台で、オーシャンSにおいては32秒3で逃げ切っています。京都開催の京阪杯やシルクロードSでは逃げて負けています。テンもそれほど速くないのはコース形態によるものだと思います。モズスーパーフレアはスピードの持続力と急坂にも耐えられるパワータイプで、高松宮記念のような重馬場でも好走しました。

今年も逃げると思いますが、昨年よりはパワーアップしているので逃げ切れると思います。

 

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