桜花賞は上位6頭までが休み明け。ノーザンファームが新しい競馬の仕組みを作った。

レースデータ
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桜花賞は2人気のソダシが勝ちました。2着は1人気のサトノレイナス、3着は8人気のファインルージュでした。この3頭に共通するのはノーザンファーム生産馬、トライアルを使わずに休み明けでの挑戦、休養中はノーザンファーム系の外厩でトレーニングなどでした。また、6着までが休み明けで、7着までがノーザンファーム生産馬でした。

 

休み明けが不利にならない。新しいレースの使い方のカタチ

近4年の桜花賞勝馬の前走と間隔を見ると、2018年アーモンドアイはシンザン記念から中12週で桜花賞、2019年グランアレグリアは朝日杯フューチュリティステークスから中15週で桜花賞、2020年デアリングタクトは中8週で桜花賞、2021年ソダシは中16週で桜花賞となっていました。

この流れは近年だけのもので、1986年から2017年までの32年はステップレースなど中4週以内で勝った馬が31頭います。これまでは休み明けをひと叩きして本番という流れが主流でしたが、ノーザンファームはレースを使わずに外厩で仕上げて本番に向かい、レースで結果を出すという新しいレースの使い方の形を確立してきた。こうなると、ステップレースの意味合いが薄くなりますが、デビューが遅かったり成長が遅い馬には重要になります。ただ、ノーザンファームは能力がある馬(重賞を勝つ馬)は早めにデビューさせて、賞金を加算し外厩でトレーニングすることで能力を引き上げる技術が確立しつつあるようです。今後はこの流れが主流になるはずなので休み明けが不利になることはないです。

過去36年の桜花賞馬一覧

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