『2023年桜花賞』 過去20年の桜花賞馬のレース後と前走レース後のコメントを一挙公開

レース情報
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騎手がレース後に発言するコメントには次走へのヒントが隠れていることが多いです。特に前走で負けた馬は、敗因がどこに起因するかをコメントすることがあります。勝った馬は「このまま無事に」、負けた馬は敗因(課題)を克服することで巻き返してきます。出走する全馬が勝ちたいレースではありますが、勝利する馬にはある程度共通する何かがあるので、それをコメントから探したいと思います。

桜花賞馬のレース後と前走レース後のコメント

 

 

2022年桜花賞 スターズオンアース

前走コメント スターズオンアース(2着)横山武騎手 いい位置で競馬ができました。もっと掛かるかと思っていましたが、予想していたよりも折り合いはつきました。ただ、直線で抜け出してからは右に行ってしまうところがあり、まともに追うことができませんでした。能力はある馬ですが、右に張ってしまうことが今後の課題となりそうです。

桜花賞レース後のコメント スターズオンアース(1着)川田騎手 届いた感触はあったのですが、着差が僅かでしたし、何より勝ち切ってくれて有り難かったです。追い切りに乗って、どんな馬かを把握していましたし、この馬の能力を一番出せるようにと道中は走らせていました。思ったより進んでいかなかったですが、無理させ過ぎないようにしていました。スペースも狭く、他馬と接触しながらでも気持ちが強く、最後まで走り切ってくれましたし、彼女の気持ちの強さが勝利につながってくれましたね。

前走コメントからのキーとなるコメント: 「能力はある馬ですが、右に張ってしまうことが今後の課題となりそうです。」

このコメントから、スターズオンアースは能力があるが、直線で右に張る癖があるという弱点が明らかになっています。それに対して、桜花賞レース後のコメントでは、馬が気持ちを強く持っていたことが勝利につながったというポイントが挙げられています。

 

2021年桜花賞 ソダシ

前走コメント ソダシ(1着)吉田隼騎手 1番人気で迎えるGⅠだったので、結果を出せて良かったです。返し馬の時からゲートに寄りつかない素振りがありましたが、何とかこなせて良かったです。このぐらいの位置で壁を作れたらいいなと思っていたイメージ通りに運べました。馬場が悪かったせいか、最後で思ったほど弾けませんでしたが、何とか凌いでくれと思って必死に追いました。まだ課題があるので、来年のクラシックに向けてもっと鍛えないといけないし、僕も人馬の信頼関係を築いていきたいと思います。 上記のコメントから勝利へのキーとなるコメントをピックアップしてください。

桜花賞レース後のコメント ソダシ(1着)吉田隼騎手 最高に気持ちいいです。馬場に入ってからゲートに向かう時も嫌々をせず、ゲート裏でも前回よりも良かった。厩舎スタッフのおかげです。形が決まってからは呼吸を整えていけましたし、手応えも十分で周りを確認する余裕もありました。高速馬場は分が悪いかなと思っていましたが、馬の力に助けられましたね。今後のローテーションはまだ分かりませんが、可能性は無限大にあると思います。これからも期待を裏切らないよう、人馬ともに頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

両方のコメントから、「手応えが十分であった」という点がキーとなるコメントとなります。前走コメントでは、「呼吸を整えていけた」ということから、馬がラストスパートで力を発揮できるように手応えを確認しながらレースを進めることが重要であると示唆しています。一方、桜花賞レース後のコメントでも、「イメージ通りに運べた」ということから、手応えが合っていたことで想定通りのレース運びができたことが勝利に繋がったことが示唆されています。

 

2020年桜花賞 デアリングタクト

前走コメント デアリングタクト(1着)松山騎手 非常に強かったですね。初戦で切れる脚があるのは分かっていたので、その持ち味を生かすように努めました。リズム良く運べましたし、ラストはいい脚を使ってくれましたね。まだ余裕があったので、着差以上に強かったと思います。

桜花賞レース後のコメント デアリングタクト(1着)松山騎手 馬のリズムを大事に乗れば最後はいい脚を使ってくれると思っていたので、前がかなり離れていましたが、この馬なら届くと信じて、最後は外に出して無我夢中に追いました。馬がそれにしっかりと応えて強い競馬をしてくれたと思います。少しイレ込むところがあるので、その辺は課題になってきますが、折り合いさえつけば距離が延びても大丈夫だと思います。1日でも早くみなさまの前でレースができることを心より願っています。

前走コメント:「初戦で切れる脚があるのは分かっていたので、その持ち味を生かすように努めました。リズム良く運べましたし、ラストはいい脚を使ってくれましたね。」

桜花賞レース後のコメント:「馬のリズムを大事に乗れば最後はいい脚を使ってくれると思っていたので、最後は外に出して無我夢中に追いました。馬がそれにしっかりと応えて強い競馬をしてくれたと思います。」

この二つのコメントから、デアリングタクトの持ち味である切れる脚を生かしてリズム良く運ぶことが勝利へのキーであることがわかります。また、松山騎手は馬のリズムを大事に乗り、最後には外に出して無我夢中に追うことで、馬が応えて強い競馬をしてくれたと述べています。このように、騎手と馬の信頼関係も勝利へのキーとなります。

 

2019年桜花賞 グランアレグリア

前走コメント グランアレグリア(3着)ルメール騎手 2番手で息も入っていたが、直線で外から勝ち馬に来られた時に、彼女のバランスが悪くなってしまい、内ラチの方にモタれてしまった。重賞を勝ったけど、競馬もスムーズで楽勝だっただけに、今日はそのあたりの反応が違ったようで……。

桜花賞レース後のコメント グランアレグリア(1着)ルメール騎手 4番手でリラックスしていたし、ペースが遅かったので外から競りかけていった。前回が速い脚を出せなかったので、そこを考えて4角から早目に動いていったけど、ゴールまでずっといい脚だったし、強かった。久々で少し心配だったけど、藤沢先生はさすがだった。2400メートルだと少し難しいけど、いいスピードを持っている。

桜花賞レース後のコメントから勝利へのキーとなるコメントは「前回が速い脚を出せなかったので、そこを考えて4角から早目に動いていったけど、ゴールまでずっといい脚だったし、強かった。」です。このコメントから、前回の敗因を分析して改善し、レース中に的確に動いて勝利に繋げたことが読み取れます。

 

2018年桜花賞 アーモンドアイ

前走コメント アーモンドアイ(1着)戸崎騎手 追い切りの時から手応えを感じていました。頭を下げたところでスタートが切られたけど、その後はリラックスして走れましたね。最後でいい脚を使うのは分かっていたから、自信を持って乗りました。直線はよく伸びましたね。馬場も問わないし、強い馬です。これだけのパフォーマンスを見せてくれたし、今後が楽しみですね。

桜花賞レース後のコメント アーモンドアイ(1着)ルメール騎手 ラッキーライラックが1番人気だったけど、自信はあった。1600メートルだけが心配で、スタート後のスピードの乗りもひと息で一番後ろからになったけど、あまりライバルは意識せず、前にいる馬だけを見てジックリ運んだ。直線に向くと自分から走ってくれて、凄い脚だったね。バランスが良く、瞬発力はアンビリーバブル。いい気持ちだった。休む前より大人になってパワーアップしている。長い距離がいいのでオークスでもチャンスだと思うし、三冠も考えられる馬だよ。

前走コメントからは、「最後でいい脚を使うのは分かっていたから、自信を持って乗りました。」という部分が勝利へのキーとなるコメントです。このコメントから、アーモンドアイがスタミナに自信を持っており、最後の直線で脚を使い切ることができるということが伺えます。

桜花賞レース後のコメントからは、「長い距離がいいのでオークスでもチャンスだと思うし、三冠も考えられる馬だよ。」という部分が勝利へのキーとなるコメントです。このコメントから、アーモンドアイがスタミナに自信を持っていることが再度示され、オークスや三冠も視野に入れていることがわかります。また、アーモンドアイは長距離に適しているということが示唆されており、桜花賞の距離よりも長い距離でのレースが得意であることが伺えます。

 

2016年桜花賞 ジュエラー

前走コメント ジュエラー(2着)M.デムーロ騎手 負けたのは残念だけど、初めての阪神、坂もあったのに凄く頑張った。折り合いも良くなっていたしね。これからまだ良くなるよ。

桜花賞レース後のコメント ジュエラー(1着)M.デムーロ騎手 初めて乗った時は掛かったけど、今回は落ち着いていた。スタートは悪くなかったけど、周りが出た分、少し下がったね。でも直線は凄い脚だった。池添騎手の馬も強かったし、あの馬を掴まえればと思った。本当に勝ちたいレースだったし、ヴィクトワールピサの子供で勝てたのが嬉しい。

前走コメントのキーとなる部分は、「これからまだ良くなるよ」という部分です。これは、ジュエラーが前走で初めての阪神であり、初めての坂もあったにもかかわらず、良いパフォーマンスを発揮したことを示唆しています。このコメントから、ジュエラーは今回のレースでもさらに良いパフォーマンスを発揮する可能性があると考えられます。

桜花賞レース後のコメントからは、ジュエラーがスタートは悪くなかったことや、直線で凄い脚を使って勝利したことが分かります。また、勝利に対する思い入れが強かったことも伺えます。しかし、次走へのヒントは直接的には示されていません。

 

2015年桜花賞 レッツゴードンキ

前走コメント レッツゴードンキ(3着)岩田騎手 2、3番手でも良かったけど、こんな馬場でもあったし、ペースが落ちたところで、気分良く自分のリズムで運ばせようと思ってハナへ行かせた。最後まで頑張っているが、そのあたりで脚を使っている分もあったかな。でも、レース前の雰囲気も良かったし、よく走っていると思う。

桜花賞レース後のコメント レッツゴードンキ(1着)岩田騎手 喧嘩するくらいならハナにとは思っていたけど、他馬を見ながら様子を見た。結果、行く馬がいなかったし、それならと思ってハナに。引きつけてレースができたし、馬場も良くなっていたからね。最後は強い馬が来るかなと思ったけど、前半の貯金が効いた。新馬を勝ってから惜しい競馬ばかり続いていたので、力を見せられて良かったし、まだ成長していくと思うので、今後も応援よろしくお願いします。

岩田騎手がレッツゴードンキに対して、「気分良く自分のリズムで運ばせようと思ってハナへ行かせた」、そして「よく走っていると思う」と述べていることから、前走の成績には満足している様子が伺えます。

桜花賞レース後のコメントからは、レッツゴードンキが勝つためのキーワードが見えてきます。岩田騎手は、喧嘩するくらいならハナにと思っていたこと、そして最後は前半の貯金が効いたと述べています。つまり、レース前に先手を取ることが勝利への鍵であり、前半のペースを上げることが必要だったのでしょう。これは、次走においても注目すべきポイントとなります。

 

2014年桜花賞 ハープスター

前走コメント ハープスター(1着)川田騎手 最近、わがままな面が見えてきていたので、尚更リズム良く運んで、直線は外に出すイメージで乗りました。直線ではずっとフワフワして遊んでいましたが、それでいてこの強い勝ち方ですからね。普通に走って、無事に帰ってほしいと思っていましたが、力を発揮できて良かったです。このあとも負けないつもりで頑張ります。

桜花賞レース後のコメント ハープスター(1着)川田騎手 前半はいつも通りの位置で、リズムを取りながら運びました。この馬の脚を信じて、追い出しのタイミングだけ気をつけて乗りました。あんな位置からよく差し切ってくれましたし、こういう素晴らしい馬とデビューから一緒にやってこれて、申し訳ないレースもありましたが、無事に勝ててホッとしています。これでGⅠ馬として胸を張って次のレースに向かえます。

ハープスターの前走コメントからは、リズムを崩さないことや、直線では外に出すイメージで乗ることなど、川田騎手が重視している戦略がうかがえます。また、わがままな面が出てきていたという部分からも、馬とのコミュニケーションに配慮した騎乗を心掛けていることが伺えます。

一方、桜花賞後のコメントからは、ハープスターの脚を信じて追い出しのタイミングを見計らった騎乗が功を奏し、差し切って勝利したことがわかります。さらに、これでG1馬として胸を張って次のレースに向かえるというコメントからは、今後もハープスターの活躍が期待できるということが読み取れます。

 

2013年桜花賞 アユサン

前走コメント アユサン(3着)丸山騎手 スタートが良かったし、流れも落ちついてたので前々のいい位置でレースできました。ただ、前回よりはマシでしたが、右回りだとまだ走りが上手ではないですね。本来、あそこから突き抜けるだけの力を持ってる馬なんです。

桜花賞レース後のコメント アユサン(1着)C,デムーロ騎手 凄くいい馬だった。4角に入って仕掛けてからがとにかく凄かったね。2着馬が外からきていたけど、何とかなると自信があった。直線の叩き合いもしっかりと凌いでくれた。跨った時に状態の良さを感じたし、丸山騎手の代役で、彼のためにも結果を出せて良かった。

前走の丸山騎手のコメントから「右回りが上手ではない」と課題をあげています。また、「本来、あそこから突き抜けるだけの力を持ってる馬なんです」とアユサンの能力には自信を持っていたようです。本番の桜花賞では課題をクリアしてアユサンが持っている本来の力を発揮して勝利を勝ち取ったことが分かります。

 

2012年桜花賞 ジェンティルドンナ

前走コメント ジェンティルドンナ(4着)岩田騎手 どれだけの末脚を使えるかと思って乗ったが、折り合いは大丈夫だったし、ラストも差を詰めてくれている。勝ちたかったが、熱発明けでこれだけの内容だからね。この次はもっと良くなると思うので楽しみ。

桜花賞レース後のコメント ジェンティルドンナ(1着)岩田騎手 いいスタートが切れたし、折り合いもバッチリ。まだ体が仕上がっていないところがあるけど、能力で勝ち切ってくれました。素直で乗りやすい馬ですし、自信を持って2冠目に臨みます。

前走レース後のコメントから、次走で勝利へのキーとなるコメントは、「折り合いは大丈夫だったし、ラストも差を詰めてくれている。この次はもっと良くなると思う」という部分です。このコメントから、ジェンティルドンナは前走で熱発を発症しており、体調が万全ではなかったことがわかります。しかし、それでも最後まで粘っていることから、次走では万全の体調で臨めば、より良い成績を残せる可能性があると言えます。

 

2011年桜花賞 マルセリーナ

前走コメント マルセリーナ(1着)安藤勝騎手 ゲートで遅れたけど、すぐに行き脚がついたし、道中の走りも新馬戦の時に比べると随分と良くなっていた。最後もいい脚で伸びてくれたね。追って味があるから距離は延びても大丈夫だろう。レースに使う毎に良くなっているのを感じる馬だよ。

桜花賞レース後のコメント マルセリーナ(1着)安藤勝騎手 スタート後、しばらくして挟まれてしまい、位置取りが悪くなってしまった。その点が心配だったけど、思った以上に一瞬の脚が凄かった。使う毎に進化しているね。これからまだ良くなる余地があるし、距離が延びても大丈夫。今日は馬の強さに助けられた面はあるけど、結果を出せて良かった。

前走コメントからは、「追って味があるから距離は延びても大丈夫だろう。レースに使う毎に良くなっているのを感じる馬だよ」というコメントが勝利へのキーとなるコメントであると解釈できます。このコメントからは、この馬が前走での勝利を経て更に成長し、長い距離でも戦えるという自信を持っているということが伺えます。

 

2010年桜花賞 アパパネ

前走コメント アパパネ(2着)蛯名騎手 久しぶりのレースだったし、ちょっと重かったね。それに、こんな馬場も影響した。でも、悲観する内容じゃなかったし、よく走ってくれている。この後、無事にいってくれれば。

桜花賞レース後のコメント アパパネ(1着)蛯名騎手 前のレースの時計が速かったし、ある程度の位置で流れに乗らないと駄目だなと思っていました。それで、出して行ったんです。その分、ちょっと噛んでしまいましたが、最後はよく伸びてくれましたね。前哨戦で負けたし、自分の中では2歳女王というよりもチャレンジャーの気持ちで乗りました。最後も内外離れていたので、ヒヤヒヤしたと思いますが、内も見えていたし、よく頑張ってくれましたよ。未知の距離になるけど、素直で前向きな馬。そのあたりを生かしてオークスに臨みたい。

アパパネの前走コメントからは「久々」と「馬場が影響(重馬場)」をあげていました。次走に向けては「悲観する内容ではない」「無事に言ってくれれば」と言っていました。桜花賞は良馬場で行わたことと、無事に出走できたことで本来の力を発揮して勝利したことが分かります。

 

2009年桜花賞 ブエナビスタ

前走コメント ブエナビスタ(1着)安藤勝騎手 今の阪神は先行馬が残る傾向。それに本番までにいろいろな競馬を試しておきたい気持ちもあったから、今日は途中から動いて行った。直線では逃げたサクラミモザも結構、粘っていたので一瞬は焦ったけど、交わす時の脚は違っていたね。ゲートの出も使う毎に上達してきたから、これからは更に自在なレース運びができそう。能力の高さは間違いないから、あとは無事に行ってくれれば。

桜花賞レース後のコメント ブエナビスタ(1着)安藤勝騎手 作戦としては、スタート次第である程度の位置につけて、開いたところを狙うか、いつも通り後ろから外を回らせる形にするか迷うところがあったが、昨日からこの阪神は外を通る馬の伸びが良かったからね。馬の能力が一枚上だとも思っていたし、安全に外を回ろうと考えていた。それで、スタートは五分に出たけど、後方からいつもの競馬を。直線で前とはかなり離れていたけど、今までのレースでどれだけの脚を使えるかは分かっていたし、並んだところで負けないという気持ちだったが、とにかく強かったね。この時期の3歳としては珍しいくらい精神的にどっしりしているし、折り合いに問題もない。オークスでも楽しみ。

前走のブエナビスタのコメントからは、次走へのヒントがいくつか見えます。まず、阪神競馬場での先行馬有利な傾向について言及しており、それに対応するために途中から動いて行ったということが分かります。また、ゲートの出も上達してきており、自在なレース運びができそうという言葉から、スタートを意識した競馬が期待されます。そして、最後に無事に行ってくれればという言葉がありますが、これはレースに出走する馬にとっては当たり前のことです。しかし、馬によっては調子が上がっていない場合もあります。そのため、ブエナビスタが前走のコメントで無事に行ってくれればという言葉を使っていることから、調子は良く、次走でも力を発揮できる可能性が高いことが伺えます。さらに、桜花賞のコメントからは、スタートが重要であり、外を回ることになる可能性があることが分かります。また、馬の能力が一枚上だと思っていたということから、ブエナビスタが実力を発揮すれば勝利に繋がると期待されていたことがうかがえます。

 

2008年桜花賞 レジネッタ

前走コメント レジネッタ(3着)小牧太騎手 ゲートの中で立ち上がっていたけど、何とか出てくれた。ただ、聞いていたより乗りやすくて、結果的に用心して乗り過ぎたのかも知れない。追い出してからはよく伸びてくれたから何とかなったかと思ったけど、ゴール前で甘くなってしまったね。

桜花賞レース後のコメント レジネッタ(1着)小牧太騎手 道中は掛かり気味の追走だったけど、手応えそのものは十分に残っていたからね。直線で追い出してからは期待通り力強く伸びてくれた。体はそう大きくないけど、追い比べになってもヒルまない素晴らしい根性の持ち主。JRAに移籍して一年目からずっといい馬に乗せてもらいながら、なかなか大レースを勝てなかったけど、やっとGⅠを勝てて嬉しい。応援あリがとうございました。

レジネッタの前走コメントには、「用心して乗り過ぎたかも知れない」「ゴール前で甘くなってしまった」という言葉があります。このことから、次走では積極的なレースを心がけるのと、ゴール前での集中力を高めることが重要であるというヒントが読み取れます。また、桜花賞レース後のコメントには、「掛かり気味の追走だったけど、手応えそのものは十分に残っていた」という言葉があります。このことから、次走ではレジネッタが掛かり気味にならないように騎手が調整することが重要であるというヒントが読み取れます。

 

2007年桜花賞 ダイワスカーレット

前走コメント ダイワスカーレット(2着)安藤勝騎手 行く気はなかったけど、スピードの乗りがいい馬だからね。3角で物見をしたり、若い面を見せていたけど、前よりはマシになっていたし、もっと速い流れになれば集中力も増すだろうけどね。この馬だって本当に強い競馬をしているけど、あの位置から直線でスッと並ばれてしまったものね。今日は勝ち馬の強さを認めるしかない。

桜花賞レース後のコメント ダイワスカーレット(1着)安藤勝騎手 チューリップ賞の内容からも切れ味はウオッカの方が上と思っていた。だから、位置取りにはこだわっていなかったが、今までよりワンテンポ早く動いたんだ。ウオッカが迫ってきたけど、簡単には抜かせないと思っていたし、最後までよく辛抱してくれた。今日はこの馬の力を出し切ることができた。強いレースだったね。松田国調教師 チューリップ賞の後も本当にスムーズに調整できました。ただ、まだ幼い顔をしているし、馬体も冬毛が残っている状況でこれだけの走りができるのですからね。今

前走コメントから次走へのヒントとなるのは、以下の部分です。
「もっと速い流れになれば集中力も増すだろうけどね」という部分です。これは、ダイワスカーレットが前走よりも集中力が増せるような展開を望んでいるということを示唆しています。したがって、次走では速い流れに乗って、スピードを活かす競馬を展開することが重要になるでしょう。

 

2006年桜花賞 キストゥヘヴン

前走コメント キストゥヘヴン(1着)横山典騎手 前走はマイル戦だったが、これまでずっと短距離を使っていた馬。ハミ掛かりがいいのでその点が大変かと思っていたけど、レースでは予想以上に折り合いがついていたからね。それで直線は弾ける脚を使ってくれた。スピードがあるので、次の桜花賞でマイルに戻るのはいいだろうね。そこでも切れると思うよ。

桜花賞レース後のコメント キストゥヘヴン(1着)安藤勝騎手 どの馬が勝っても不思議がないメンバー構成なので、力さえ出し切ればチャンスはあると思っていた。気性の勝ったタイプで、ともするとガツンと行く面があるから、道中は折り合いにだけ気をつけて乗ったが、その点はうまくいったよ。3~4角の手応えがアドマイヤキッスよりも良かったので、ヒョッとしたらという気になったが、それにしてもこんなにアッサリと勝ってくれるとは思わなかった。追い出してからは切れに切れた。

前走コメントからは、「マイルに戻ることが良い」とのコメントがあり、桜花賞後のコメントで3~4角での手応えが良かったということが伺えます。また、折り合いに気をつけたことがうまくいったというコメントからも、今回は折り合いに気をつけることが重要であることがわかります。

 

2005年桜花賞 ラインフラフト

前走コメント ラインクラフト(1着)福永騎手 前半は折り合いに専念してジワッと行かせた。3角で不利はあったけど、直線に坂のある阪神コースだし、桜花賞のことも考えると早目に動くような競馬はしたくなかったんだ。最後はよく伸びてくれたし、これでいい形で本番に向かえるね。

桜花賞レース後のコメント ラインクラフト(1着)福永騎手 スタートしてすぐのコーナーさえスムーズに回ってこれればと思っていた。思っていた以上にスタートが速かったし、スッと好位へつけられたからね。あとは馬の力を信じて、自信を持って乗ったよ。最後は詰め寄られたけど、着差以上に強かったんじゃないかな。

前走のラインクラフト騎手福永騎手のコメントからは、桜花賞での競馬戦略が読み取れます。福永騎手は前走のレースでは折り合いを重視し、早めに動くような競馬をしなかったことを明かしています。その理由として、桜花賞の坂のある阪神コースに合わせて、直線での末脚勝負を狙っていたことが示唆されています。また、福永騎手はスタートが速かったことで好位につけられたとも話しています。これらのコメントから、ラインクラフトがスムーズにレースを進め、直線で力を発揮することで勝利を目指すことが示唆されています。

 

2004年桜花賞 ダンスインザムード

前走コメント ダンスインザムード(1着)武豊騎手 初めて乗りましたが、走る馬ですね。ゴール前フワフワしていたので、大丈夫かなと思い、後ろを見たんです。きょうだいと比べるのは1回乗っただけなので、何ともいえませんが、競馬センスがいいし、素質の高さを感じます。無傷で3連勝だし、クラシックでも楽しみな馬だと思いますよ。

桜花賞レース後のコメント ダンスインザムード(1着)武豊騎手 スタートが上手だし、道中でも落ち着いて走ってくれたので折り合いがスムーズ。イメージしていた通りに運べました。直線は抜け出すのが早かったけど、ゴーサインを出してからの反応が良かったので、一気に突き放したんです。これだけの馬に乗せてもらえて、人気にもなっていたのでプレッシャーはありましたが、こうして勝てたのは嬉しいですね。

前走コメントから名手武豊がべた褒めしていることからかなりの自信が伺えます。また、桜花賞のコメントからは普通に走れば勝てることが分かります。数々の名馬に騎乗している騎手が感じる馬の素質は、そのまま信じていいと思いました。

 

2003年桜花賞 スティルインラブ

前走コメント スティルインラブ(2着)幸騎手 ゲートは問題なかったし、道中もスムーズだった。ただ、直線で前が少し壁になったのが……。力負けとは考えたくないし、本番では巻き返したい。

桜花賞レース後のコメント スティルインラブ(1着)幸騎手 2走前にスタートが悪かったので、その点は気をつけていたが、スッと出てくれたからね。思ったより前でのレースになったが、折り合いのスムーズなタイプなので、それは心配してなかった。直線で内から1頭、足音が聞こえたけど、僕の馬も手応えに余裕があったし、あと100mぐらいでやったと思った。強い馬だし、僕が普通に乗れば何とかなると思っていたが、勝てて本当に嬉しい。

前走のコメントで、「力負けとは考えたくないし、本番では巻き返したい」という部分がヒントになります。これは前走の敗因を自分自身の力不足ではなく、他の要因によるものと考えていることを示唆しています。そして、今回のレースでそれを取り返したいという意気込みが伝わってきます。このコメントからは、スティルインラブが前走の反省を生かして、今回のレースで更なる成長を遂げ、勝利に繋げることが期待できると言えます。

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