上半期のG1も今週末の宝塚記念が最後になりました。今年は新型コロナウイルスの影響で海外遠征がなくなったことで8頭のG1馬が登録してきました。中でも古馬G1制覇を狙うサートゥルナーリア、大阪杯で牡馬を蹴散らしたラッキーライラックとクロノジェネシスは調子がいいので今回も有力候補だと思います。ですが、注目しているのは川田将雅とブラストワンピースです。
週末のお天気次第ではブラストワンピースが逆転可能に
梅雨に入ってお天気が予報と異なることが多くなっています。先週の日曜日にYahoo天気で見た時は阪神競馬場は28日晴れでしたが、今日確認すると傘マークがついていました。また、月曜日も雨マークなのでひょっとすると日曜日は雨が降るかもしれない。
先週の競馬を見ると、芝1600mで行われた米子Sの勝ちタイムは1分32秒7、10レースの3勝クラス垂水S(芝2000m)の勝ちタイムは1分59秒1となかなかの好時計でした。ブラストワンピースの前走は大阪杯でしたが、前残りの競馬になるのがある程度分かっていながらスタートで行けずに後方からの競馬になり、早めに足を使って7着に敗退。良馬場だと分が悪いので、少しでも時計の掛かる馬場になってくれた方がいい。
過去のレースを見ても、稍重の有馬記念や不利ものともせずに差し切ったAJCCなど時計の掛かるレースで強い競馬を見せていました。良馬場がダメとは思わないですが、実力馬が揃ったレースでは力のいる馬場の方がブラストワンピースにとってはいいと思っています。
川田将雅は芝のG1レースで33連敗中
芝のG1レースで最後に勝ったのは2018年スプリンターズSのファインニードル。その後は、2着が7回、3着が6回もあるが勝てないレースが続いています。今年に入っては3着以内に入ることもなく、また人気でも1人気に1回、3人気に2回だけであとは6人気以下でした。今回も大阪杯で先着している2頭がいるので3人気以内になることはないですが、土曜日に雨でも降ってくれるとチャンスはあると思っています。
宝塚記念の過去10年のレースラップを見ると、レースの上り3F平均は35秒97、1着馬の上り3F平均は35秒35、1着馬で最速の上り3Fは2012年のオルフェーブルで34秒7でした。テンが早めで、残り1000過ぎからペースアップするレースなので上がりが掛かりやすいです。これは、コース形態が影響しているからです。阪神2200mは内回りコースで、大阪杯の芝2000mと同じですがスタート地点が200m後ろに下がったために、ゴール前の坂の登りまでに平坦な部分を走る距離が長くテンが大阪杯よりも早くなる傾向があります。それのせいもあってか、大阪杯とは違った流れになることが多いです。
昨年はキセキが逃げて前残りの競馬になりました。また、大阪杯では先行した3頭が上位に来ているように、前に行く馬が多いので早めに仕掛ける馬が出てくる可能性が大きいと思っています。となると、上りが掛かる展開になりブラストワンピースにもチャンスがあると。まあ、展開読みはなかなか当たることはないですが、そろそろ川田将雅に勝ってほしいな~って思っています。
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