ホープフルSの妄想 思惑が錯綜するレースを制するのは?

レース展望
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ホープフルSの勝ち馬の生産者を見るとノーザンファーム9勝、社台ファーム4勝、白老ファーム2勝その他5勝とノーザンファームが社台ファーム系かというレース。

ノーザンファームが勝ったレースの鞍上は川田将雅、デムーロ、ルメール、ボウマン、ムーア、メンディザバル、ペリエ、武豊など。社台ファームはが勝ったレースの鞍上はルメール、デムーロ、ペリエ。白老ファームはでクリスチャン、ルメール。このように外国人を起用してくることが多く結果も出している。昨年、今年はコロナ化で短期免許で来日する外国人はいないが、クリスチャンはジャパンカップで来日して短期免許取得というウルトラCを繰り出した。だから、クリスチャンが騎乗するジャスティンパレスがいいのか?

ジャスティンパレスの馬主はABCマート創業者の三木正浩。ジャスティンパレスは2020年のセレクトセールで税込み2億900万で落札。ほかにもノーザンファームの馬を購入していますが重賞を勝っているのは中小牧場生産のジャスティンロック。高額馬を何等も勝っているけど結果が出ていないノーザンファームとしては早く結果を出したいところ。ジャスティンパレスは新馬、黄菊賞でルメールが騎乗しているように馬主に対しての配慮がうかがえる。今回、ルメールはコマンドラインに騎乗するので、その代わりにクリスチャンを充てたわけです。馬主に対してはクリスチャンを乗せているので負けたとしても言い訳が立つ。勝つことに越したことはないけど、そこに至るプロセスも大事ですからね。

ルメールがコマンドラインでジャスティンパレスを負かす分けにはいかない。となると、川田のフィデルか。フィデルの馬主はエムズレーシングですが、もとはラウンドワンの社長の杉野公彦氏が自分の名前で馬主登録していたものを今年の秋ごろに馬主名を変更しています。杉野公彦氏はノーザンファームの上顧客ですが、現在まで重賞未勝利。フィデルはジャスティンパレスと同じ2020年のセレクトセールで税込み2億900万で落札されています。

フィデルが勝つと三木氏に申し訳が立たないので、ここは静観が筋。となると、横山武史騎乗のキラーアビリティが最有力候補だが、ほかに気になる馬がもう一頭。それは、2頭だしの友道厩舎のサトノヘリオス。サトノヘリオスは登録馬が発表された段階では鞍上が決まっていなかった。というのも、エリカ賞は12月11日に行われたので、ホープフルSまで中1週になるので出走するか未定でした。2戦連続でレコード勝ちしている馬ですから、押せ押せでホープフルSを使わなくてもいいのではないかな?それでも、出走するということは状態がいいのと、馬主からOKが出たということ。ということは勝負になると考えていいのでは。ただ、鞍上が重賞未勝利の岩田望来というのが気になるところ。

重賞未勝利の岩田望来の初重賞制覇がG1というのは出来過ぎという気もするが、勢いのあるエピファネイア産駒が勝つというのはノーザンファームにとっては悪い話ではない。しかも、クラブ系ではなく個人馬主にサトミホースカンパニーというところがいい。個人馬主というところではボーンディスウェイの平田修氏、オニャンコポンの田原邦男氏、アスクワイルドモアの廣崎利洋HDもあるが、血統的には推しずらい。

岩田望来だから、負けても言い訳が立つし、勝てば2戦連続でレコード勝ちだからと納得できる。友道調教師は朝日杯フューチュリティステークスも勝っているし、勢いに乗ってこのレースを制するのも悪くはない。

いろいろな思惑が錯綜するレースなだけに、あっさりコマンドラインが勝ってしまうかもしれない。

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