リーディング1位の川田将雅がG1を勝てないのはなぜ?

競馬あれこれ騎手
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先週の菊花賞は3人気のワールドプレミアが勝った。1人気のヴェロックスは皐月賞2着、ダービー3着、神戸新聞杯2着など、この世代ではトップの実力があるので1人気に支持された。ヴェロックスのこれまでの成績を見ると、菊花賞出走馬では東京スポーツ杯でニシノデイジーの4着があるだけで、あとは全てで先着している。今年に入って負けているのはサートゥルナーリア、ロジャーバローズ、ダノンキングリーの3頭だけ。この3頭が出ていない菊花賞なら勝てると思っていたが、そうならなかったのはなぜだろう。

川田将雅はG1レースに13回騎乗して1人気が5回もある

今年のG1(芝・ダート)は15回行われている。川田将雅はそのうち13回に騎乗し、1人気に5回、2人気に3回、3人気に1回、4人気に2回など上位人気に騎乗している。しかし、結果は2着3回、3着3回と勝てていない。

川田将雅はクリストフ・ルメールを意識しすぎている?

桜花賞、1人気は川田将雅騎乗のダノンファンタジー、2人気はルメール騎乗のグランアレグリアでした。レースではスタートの良かったグランアレグリアをマークする形でダノンファンタジーは追走。しかし、勝負どころの4コーナー過ぎでグランアレグリアが先に仕掛けると、それを待っていたかのようにワンテンポ遅らせて仕掛けたが、結局とらえきれずに4着に敗退。

皐月賞、1人気はルメール騎乗のサートゥルナーリア、川田将雅は4人気のヴェロックスに騎乗。レースでは直線先に抜け出したヴェロックスに、サートゥルナーリアが直線でよれてヴェロックスに接触。勝ったのは勢いの勝ったサートゥルナーリア。

NHKマイルカップ、1人気はルメール騎乗の桜花賞馬グランアレグリア、川田将雅は3人気のダノンチェイサー。レースでは直線の攻防で追い上げてきたダノンチェイサーに、馬郡の外に出したグランアレグリアがよれてダノンチェイサーに接触。ダノンチェイサーは外から来たアドマイヤマーズとグランアレグリアに挟まれる形で、苦しい位置から伸びてきたが5着入線。グランアレグリアは降着で4着から5着に。

ダービーは、サートゥルナーリアを意識するあまりに中団やや後方からの競馬で、出遅れたサートゥルナーリアには先着したが、前2頭には届かず3着。安田記念はルメール騎乗のアーモンドアイが1人気、川田将雅騎乗のダノンプレミアムが2人気で、この2頭が並んでゲートに入り、揃って出遅れるという出来事があり、アーモンドアイは追い上げて3着に入ったが、ダノンプレミアムは流して最下位だった。この時、2頭が出遅れたのはゲートが開く瞬間に二人の間に何かあったのか?と勘ぐってしまった。

今年の春のG1は川田将雅とルメールは何かとやりあっていた経緯があった。結果が出ない川田将雅に対し、ルメールは、G1に11回騎乗して4勝2着1回3着1回と結果を出している。また、川田将雅とルメールがやりあっていたとしても騎乗馬に変化はなかった。そこには、川田将雅のG1での騎乗馬を見ると、生産者はノーザンファームが多いが、馬主はサンデーレーシングやキャロットファームなど、社台の直系ではないからだと思う。これが、社台直系に騎乗して、ルメールが邪魔をしたとなれば、何かの制裁はあったと思う。

リーディング争いも激化

夏競馬が終了した時点で9勝差あった川田将雅とルメールでしたが、先週が終わって3勝差まで近づいてきた。先週から来日してきたスミヨンの他に、11月になるとデットーリ、ムーア、マーフィーなどが短期免許で来日する予定。こうなるとリーディング争いも激化するでしょう。ルメールには社台のバックアップがあるので、川田将雅にとっては厳しい戦いが強いられると思う。

9月4日集計

 

10月23日集計

今週の土曜日に行われるアルテミスSには大物リアアメリアが参戦予定。中内田厩舎の管理馬なので鞍上は引き続き川田将雅でしょう。でも、同じ日に行われる萩ステークスにも川田将雅が新馬戦で手綱を取ったヴェルトライゼンデがいる。ドリームジャーニー産駒ですが、こちらも大物感があり楽しみなのですが、鞍上はスミヨンに決まりそう。川田将雅が騎乗して、新馬勝ちした馬たちはいっぱいいるけど、川田将雅が騎乗出来ないときは外国人騎手に持って行かれそうです。となると、勝利数も稼げなくなるかも。同じことはルメールにも言えるけど、川田将雅の方が、影響が大きいような気がします。というのも、社台直系の馬が多いですから。

 

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