データがある1986年から現在まで37年間のオークスで単勝1人気馬の成績を見ると、13勝、2着7回、3着3回、4着以下14回で勝率は35.1%でした。単勝1人気でオッズが1倍台の馬の成績は6勝、2着2回、3着1回、4着以下3回で勝率は50%でした。
オークス 単勝1倍台の成績
単勝1倍台の馬を見ると、前走は桜花賞で1人気か勝っている馬でした(メジロラモーヌとマックスビューティーは桜花賞馬)。
単勝1倍台で負けている馬はシャダイカクラ、テイエムオーシャン、アドマイヤグルーブ、ダンスインザムード、ハープスター、ソダシの6頭。このうち4着以下だったのはアドマイヤグルーヴ、ダンスインザムード、ソダシの3頭でした。
アドマイヤグルーヴは桜花賞では3着でしたが、後方から上がり最速の脚をつかい届かずの3着ということで、直線の長い東京なら差し切れるという思惑から1人気に。父がサンデーサイレンス、母がエアグルーブ、母父トニービンという血統からも距離伸びていいはずでしたが、結果は7着でした。
ダンスインザムードは無敗で桜花賞を制したことから単勝1.4倍の断然人気に。しかも、父サンデーサイレンス、母ダンシングキーで兄にダービー2着のエアダブリン、ダービー2着で菊花賞を勝ったダンスインザダーク、全姉にオークス馬のダンスパートナーがいる超良血馬でした。しかし、結果は4着。
ソダシも無敗で桜花賞を制したことでオークスでは最終的に1.9倍の1人気に。距離は不安視されていたものの、桜花賞の強さとアイドル的な人気で1倍台のオッズになりました。結果は8着でしたが、道中のマークがきつくかなり厳しいレースでした。
3歳牝馬にとって2400mは未知の距離なので適性などを含めて分からない部分は多いので、血統が良くても無敗でも負けることはあるということです。距離適性は走ってみないと分からないです。

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