フェブラリーS、高松宮記念、大阪杯と今年のG1は日本人騎手の3連勝で始まったが、桜花賞から先週のオークスまでの6レースを勝ったのは全て外国人騎手でした。
今週の日本ダービーにも外国人騎手の3人が騎乗予定している。レーン騎手はサートゥルナーリア、デムーロ騎手はアドマイヤジャスタ、B.アヴドゥラ騎手はダノンチェイサー。断然の1人気が予想されるサートゥルナーリアにレーン騎手が騎乗になるわけだが、短期免許で初来日の騎手に日本ダービーを勝たれてはダメでしょう。ここは、日本人騎手の意地を見せてほしいですね。単純に能力比較でいえばサートゥルナーリアが最上位、次いでヴェロックスとダノンキングリーの2頭。あとは大きく離れているので、勝つまではどうかと思う。
戸崎圭太がダービージョッキーになれるか?
ダノンキングリーは新馬戦から戸崎圭太が手綱を取ってきた。デビューからここまで順調に来て、皐月賞では惜しくも敗れたが力は出し切ったと思う。ダノンキングリーの血統は父ディープインパクト、母父ストームキャットというクラシックディスタンスに強い血統なので200m延長される芝2400mでも問題はない。東京競馬場は新馬戦と共同通信杯で経験済み。左回りも問題なく決めて勝負になれば勝ち負けできるのではないかと思っている。
皐月賞を勝ってダービーに挑むのと、負けて挑むのでは戦い方が違ってくるはず。もし、内目の枠を引くようであればチャンスは十分ある。レース戦略はゲートを出てから考えるはずだが、スタートがいい馬なのである程度前目のポジションで、直線半ばまで足を溜めて一気に伸びてくると思う。皐月賞のようなよどみのない流れの地力勝負になると分が悪いが、上りの競馬になるとダービージョッキーになれる可能性がある。
川田将雅は皐月賞の雪辱をはらせるか?
川田将雅とルメールといえば、G1の舞台でなんども火花を散らしていましたよね。皐月賞でも直線の攻防は迫力満点でいいレースでした。今度は鞍上がレーン騎手に変わりますが、川田将雅としては負けられないレースになるでしょう。皐月賞では先に抜け出したところを差されてしまったので、今回は後ろから行くのか。それとも、先行力を生かして前目から早めに抜けだし押し切る競馬になるのか。ヴェロックスは父ジャスタウェイ、母父モンズーンという血統。父ジャスタウェイは天皇賞秋や安田記念を勝つなど中距離を得意としていた。父父ハーツクライは有馬記念でディープインパクトを破った唯一の日本馬。大舞台で強い系統といえるでしょうね。
ヴェロックスのこれまでの競馬を見てみると先行抜け出しの正攻法で勝っている。上りも速いので決め手もある馬ですね。ダノンキングリー同様に先行策がベストの選択かと思う。サートゥルナーリアが馬郡で抜け出せないようなことがあればチャンス到来か。
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