2024年日本ダービー 前走後のコメントより勝ち馬を探す

レース情報
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レース終了後のコメントには騎手によって本音だったり、馬主や調教師向けだったり、当たり障りのないコメントだったり、いろいろあります。特に勝った時や惜しかったときなどのコメントは本音に近いので、次のレースの参考になります。そこで、レース後コメントより勝ち馬になりそうな馬を探してみたいと思います。

第91回日本ダービーの前走のレース後騎手コメントから勝ち馬になりそうな馬を探してみます。

 

◆ 1枠 1番 サンライズアース 牡3 池添謙一 57(栗)石坂公一

【前走関係者コメント】
M.デムーロ騎手 力があり過ぎますね。元気過ぎて、うるさい感じで集中していませんでした。ドゥラメンテでもこんなに速い動きはしませんでしたよ。能力は高そうですが、まだ子供で競馬を分かっていない感じです。

◆ 1枠 2番 レガレイラ 牝3 ルメール 55(美)木村哲也

【前走関係者コメント】
北村宏騎手 ゲート裏で気持ちが盛り上がるところはありましたが、駐立までには気持ちが整いましたし、まっすぐ立っていられました。ただ、もともと1歩目が速くないですし、前に入られる感じで後方からになりました。進路を作りながら運んで3角から押し上げていく形に。4角で少しモタれながらも伸び始めてくれたんですが……。思ったよりは苦しい感じの伸びで、前を捉えるまではなりませんでした。すみません。

【前走時次走へのメモ】
落ち着きがあり、気配は抜群。発馬は互角に出たが、直後に外から寄られて後方から。道中は前と外に馬がいて、動くに動けない位置。4角手前から外に出したが、直線入り口ではサンライズアースを内から弾いてしまう。その後は差を詰めてきたが、ホープフルSのような鋭い脚は使えなかった。

◆ 2枠 3番 ジューンテイク 牡3 岩田望来 57(栗)武英智

【前走関係者コメント】
藤岡佑騎手 いつもポジションが後ろからなので、スタートから積極的に仕掛けて出していく競馬を。道中がスローで下りから一気にペースが上がる展開。初めての京都外回りでもありましたが、うまく対応してくれました。余力十分で、間を割ってこられればという手応え。調教からやれそうな感触はありました。今日でも余裕がありましたし、ダービーにチャレンジできる馬です。

【前走時次走へのメモ】
スタートからその気で出していって、これまでより位置を取った競馬を。道中は4番手のインで収まりをつけて虎視眈々。出入りのあった坂の下りで我慢したあと、直線は逃げるウエストナウの更に内を突いて抜け出してきた。

◆ 2枠 4番 ビザンチンドリーム 牡3 西村淳也 57(栗)坂口智康

【前走関係者コメント】
ムルザバエフ騎手 4角の不利でバランスを崩す場面がありました。そこからトップスピードに上げていくのはこのレベルでは難しかったです。不利がなければもっと脚を使えたと思うし、上位に来られたでしょう。悔やまれますね。

【前走時次走へのメモ】
薄手の馬体。少しテンションが高い。出遅れて最後方から。仕掛けたのは3角から。ただ、反応はひと息でポジションを上げられず。直線入り口では進路をカットされる不利もあったが、本来の鋭い脚は使えずに終わる。

◆ 3枠 5番 ダノンデサイル 牡3 横山典弘 57(栗)安田翔伍

競走除外

◆ 3枠 6番 コスモキュランダ 牡3 M.デム 57(美)加藤士津

【前走関係者コメント】
モレイラ騎手 ゲートはあまり速くないイメージでしたが、今日はいいスタートを切れました。ポジションを取れて、スムーズにリズム良く運べたし、一生懸命走ってくれましたが……。今日は1頭強い馬がいた感じですね。

【前走時次走へのメモ】
チークピーシズ。集中力が出てきて、気配良好。いつになく発馬も決まって、中団の内追走。道中はじっと脚をためて、3~4角で徐々に外へ出す。ここまでがロスのないレース運び。直線は外からしっかり伸びたが、一歩先にいた勝ち馬に僅かに及ばなかった。年が明けてからの急成長ぶりには目を見張るものがある。

◆ 4枠 7番 ミスタージーティー 牡3 藤岡佑介 57(栗)矢作芳人

【前走関係者コメント】
藤岡佑騎手 落ち着いてレースに臨めました。8Rを見て勝ち時計が1分57秒台になると思ったし、先生とも勝つには好位を取るしかないと話していました。取りたいポジションが取れて、しっかり走れたなかでの負けですし、今日のところは力負けかもしれませんね。また改めて期待です。

◆ 4枠 8番 アーバンシック 牡3 横山武史 57(美)武井亮

【前走関係者コメント】
横山武騎手 今日の馬場を考えたらもう2列くらい前の位置が欲しかったんですが、まだ成長途上な分、ゲートを出られず、思ったポジションが取れませんでした。それでも、道中我慢は利いたし、進路を見つけてからは脚を使ってくれました。1個ずつ成長してくれているので、更なる成長を期待したいです。

【前走時次走へのメモ】
落ち着き十分。発馬で外から寄られて後方から。道中は内めを通って脚をため、3~4角で徐々に外へ。手応え十分に4角を回ったが、直線では少し内へモタれ気味。それでも伸びてきたのは地力だろう。未完でもここまで走れる馬。ダービーが楽しみ。

◆ 5枠 9番 ダノンエアズロック 牡3 モレイラ 57(美)堀宣行

【前走関係者コメント】
モレイラ騎手 外枠を心配していましたが、思ったよりもうまくいきました。昨年の秋に乗った時に比べてゲート内やレース前などで精神面の成長を感じました。ここを使って更に良くなりそうだし、2400メートルに距離が延びても問題ないでしょう。

【前走時次走へのメモ】
馬体絞れる。大外枠でも自然と位置が取れて好位。途中で外から交わされる厳しい形でもうまく対処できて、直線に向くと力強く脚を使う。ゴール前では手綱を緩める余裕。決して恵まれてはないなかでの完勝。力が違った。

◆ 5枠10番 サンライズジパング 牡3 菅原明良 57(栗)音無秀孝

【前走関係者コメント】
菅原明騎手 馬場に脚を取られていました。バランスが前バランスで頭の低い走りをするので、こういう馬場は合わないですね。終いは伸びてきてくれているんですが、道中押っつけ通しになってしまいました。

◆ 6枠11番 シュガークン 牡3 武豊 57(栗)清水久詞

【前走関係者コメント】
武豊騎手 今までもいろいろなレースをしてきたので、今日もしっかり折り合いがついて追い出してからの反応も良かったようにセンスがいいですね。半兄のキタサンブラックとはタイプは違いますが、心臓の良さは同じです。2月にデビューしてまだ3カ月足らずですが、それでこのパフォーマンスができたように一戦ずつ馬が成長しているのを凄く感じます。これだけの血統ですし、ダービーに出したいねと話していましたが、勝って優先権を取ることができましたし、これからが楽しみです。

【前走時次走へのメモ】
好気配。逃げ切ったあとで控えても、スムーズに折り合えたように、センスは抜群。直線で狭い間を割って力強く抜け出した。詰め寄られたが、内容的には完勝。

◆ 6枠12番 シックスペンス 牡3 川田将雅 57(美)国枝栄

【前走関係者コメント】
ルメール騎手 風が強かったために向正面でペースが落ちていましたからね。早めに外に出して動いていきました。反応が良かったですし、楽に抜け出して強かったです。とても乗りやすいですし、2000メートルは勿論のこと、それ以上の距離もこなしそうです。とてもいい3歳馬なので、この先の活躍が楽しみです。

【前走時次走へのメモ】
シャドーロール。歩様が良くなっていたし、返し馬も硬さを見せず。好スタートから先行3番手。スローペースでもピタリと折り合える操縦性が素晴らしい。4角手前からジワッと進出すると直線は自然にピッチが上がり、残り1ハロンからは一気に抜け出してしまった。3馬身半差の圧勝。スローペースの瞬発力勝負になったとはいえ、今までにない強さ。

◆ 7枠13番 シンエンペラー 牡3 坂井瑠星 57(栗)矢作芳人

【前走関係者コメント】
坂井瑠騎手 勝ち馬をぴったりとマークをしながら、道中はいい感じで運べました。この馬としては時計が速かったけど、現状の力は出してくれたと思います。次に向けて、もう一段ギアを上げられるように努めたいですね。

【前走時次走へのメモ】
気合十分。発馬も決まって中団、前に勝ち馬を見る位置。3~4角ではその勝ち馬より楽な手応えだったが、直線は追い比べで後れを取った。まだ本調子ではないのかも。

◆ 7枠14番 ゴンバデカーブース 牡3 松山弘平 57(美)堀宣行

【前走関係者コメント】
モレイラ騎手 まだキャリア2走とは思えないくらい、レース前は落ち着いてくれていました。道中はリズム良く運んで、長く脚を使ってくれましたが、最後は少し脚が上がってしまいました。ただ、いい内容でしたし、これから更に成長していってくれれば。

【前走時次走へのメモ】
キビキビとした周回。互角の発馬から中団の外追走。4角手前から徐々に動き始め、直線は早めの追い出し。鋭く反応したが、残り1ハロンでは左手前に戻してしまい、そこで伸びが鈍った。それでも久々で4着。地力がある。

◆ 7枠15番 ジャスティンミラノ 牡3 戸崎圭太 57(栗)友道康夫

【前走関係者コメント】
戸崎圭騎手 前走が強い内容だったので、馬を信じて騎乗しました。道中はいいリズムで行けたし、3、4角で少し戸惑いましたが、そこからしっかりとハミを取ってくれましたね。初めての課題もクリアしてくれたように、ポテンシャルが高い馬。ダービーに向けて、更にパワーアップしてくれると思うので楽しみです。2週前、1週前は康太(藤岡康太さん)が攻め馬に跨って、そのたびに細かく状態を教えてくれました。最後のあと押しは康太のおかげだったし、喜んでくれると思います。康太、ありがとう。本当にお疲れさまでした。

【前走時次走へのメモ】
10キロ増。ギリギリに仕上げたわけではない。好スタートから好位5番手の外追走。流れは厳しく、3~4角では押っつけての追走だったが、直線で左手前に替えるとグイグイと伸びてきた。最後は外の2着馬と併せ馬の形。前の3着馬を交わし、2着馬の猛追を凌いだ。コースレコード。テン・中・終いとすべて良く、抜群のレースセンス。ダービーの最有力候補。

◆ 8枠16番 メイショウタバル 牡3 浜中俊 57(栗)石橋守

【前走関係者コメント】
浜中俊騎手 返し馬で落ち着いていてデキの良さも感じたけど、ゲート入りに手間取った際に、テンションが上がってしまいましたね。リズム良く運びたかったですが、掛かってしまいました。今日は力みが影響した感じです。

【前走時次走へのメモ】
落ち着きはあったが、こぢんまりと映る。好スタートからハナを主張すると、1~2角では後続を引き離す。ただ、前半5ハロン57秒5は速過ぎる。4角手前ではもう手が動き始め、直線入り口で3着馬に交わされるともう粘る脚は残っていなかった。

◆ 8枠17番 ショウナンラプンタ 牡3 鮫島克駿 57(栗)高野友和

【前走関係者コメント】
鮫島駿騎手 まだ左に張ったり、前進気勢が強過ぎたりするなかで、厩舎や牧場の方たちが修正に取り組んでもらって前走もいい内容でした。まだ半信半疑な面がありますが、少しずつクリアして今日もいい走りができたんですけどね。最低限の権利は取れましたが、あそこまでいったら勝ちたかったです。

【前走時次走へのメモ】
左チークP。絞れた体つき。まだ口向きに課題はあるが、馬の後ろで我慢させて、及第の上がりで勝ち馬に肉薄。ポテンシャルは高いが、まだ粗削り。

◆ 8枠18番 エコロヴァルツ 牡3 岩田康誠 57(栗)牧浦充徳

【前走関係者コメント】
武豊騎手 この馬のやりたいレースはできました。折り合いさえつけば、最後は脚を使ってくれますね。

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