第56回金鯱賞 サートゥルナーリアにとっては試金石のレース

レース展望
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ラジオNIKKEIの競馬実況webに、金鯱賞に出走するサートゥルナーリアについて角居勝彦調教師のコメントが出ていました。

 

・(前走の有馬記念は)勝ちたかったという気持ちもありますが、3歳でここまでやれたという嬉しい気持ちもあります。

・(金鯱賞を選んだのは)左回りの結果が出ていないというところで試してみたいと言うことです。どうしても左回りが勝てないというのであれば、レース選択も変わってきますからね。今後、国内を選ぶか海外を選ぶかの試金石としての参戦です。

・(ダービー、秋の天皇賞の敗因について)レース前に焦れ込むということが、ひと叩きして2戦目だからなのか、左回りなのか、よくわからないので、その辺り(の解明)を含めての今回のレースです。

・(前走の有馬記念では)レース前に待避所に行くと、他の馬を威嚇して首を振りながらイライラするところがあったので、他の馬とは離れた所でレースを待つという工夫をしました。その効果があったと考えられるので、しばらく続けていこうと考えています。

・(中間は)ノーザンファームしがらきに放牧に出して、調整をしなおしてという感じでした。

・(一週前追い切りは)前の馬と後ろの馬と連動するような形で、しっかり動けているかどうかを確認しました。

・(今週の最終追い切りは)久しぶりにルメール騎手に乗ってもらうということで、感触を確かめてもらいました。いい時計が出ましたね。息もできて状態も悪く無いということでした。

・58kgということに関しては、やってみなければというところはありますが、馬格もあるので大丈夫だと思います。操作性の高い馬なので2000mから2500mはこなしてくれます。休み明けで左回り、その課題を克服できるのかどうか楽しみに見たいと思います。

ラジオNIKKEI 競馬実況web

 

これを読むと、サートゥルナーリアはデビューから8戦して結果が出ていないのはダービーと天皇賞秋の2レースでした。この2レースに共通するのが左回りと休み明け2戦目ということ。

 

左回りがダメなのか、休み明け2戦目だと入れ込みやすいのか、この辺りを見極めるレースになるということです。ここで、凡走するようなことがあれば左回りはあまりよくないということでしょうね。斤量は58kgですが、このメンバーであれば連は外さないと思うのですが、果たしてどうでしょうか?

 

サートゥルナーリアの過去8レースの騎手コメント

サートゥルナーリアの過去8レースの騎手コメントは以下の通りです。騎手はデムーロ、ルメール、レーン、スミヨンの4名です。

 

新馬戦(1着)M.デムーロ騎手 馬の後ろにつけたら落ち着いて走れた。最後も余裕があったし、力が違ったね。今日の感じなら距離は延びても大丈夫だと思うよ。
萩S(1着)M.デムーロ騎手 前半はスローだったからね。それで少し噛むところを見せていたが、ペースが上がってからはスムーズに運べて、とにかく最後まで楽だった。後続に交わされるとはまったく思っていなかったし、直線も追うところがなかった。強かったよ。
ホープフルS(1着)M.デムーロ騎手 凄くいいスタートを切れたが、コーナーが4回ある競馬が初めてで、2000メートルを使うのも初めて。そうしたことが気になったので、ハナに行かない形でレースを運んだ。直線では狭くなったが、そこから抜け出してきたね。今年、一番強い2歳馬に乗せてもらうことができて良かった。これからが楽しみだよ。
皐月賞(1着)ルメール騎手 ホープフルSの内容が強かったし、稽古でも跨っていい感触を掴んでいたので、自信を持って挑みました。直線でスタンドを気にして内にモタれてしまったけど、しっかり伸びてくれていたので大丈夫でした。今日は休み明けで100パーセントではなかったと思うので、トップコンディションになればもっともっといい走りができると思います。
ダービー(4着)レーン騎手 返し馬の感じは良かったんですが、ゲートに着いて時間が経つにつれて緊張し、テンションが上がってきてしまいました。ゲートの中でもガタガタしていて、一度は落ち着いたんですが、開くタイミングで潜ろうとしてしまいました。その分、思っていた理想のポジションよりも後ろになりました。早目に仕掛けていかざるを得なくなった分が最後に響きました。
神戸新聞杯(1着)ルメール騎手 今日はスタート前からリラックスしていたこともあって、うまく決まった。大きなレースではスタートが大事だからね。向正面から冷静になって3~4角で加速がついたし、最後は凄くいい脚だったね。強かったし、勝てて良かった。
天皇賞秋(6着)スミヨン騎手 ゲートに入る前からカッカして頭を上げたり下げたりしていました。そのあたりは聞いていたので大丈夫だと思ったんですが、ゲートが開いてからは力みっぱなしでしたね。芝の色の変わり目を見て驚いていましたし、落ち着きがなかったです。直線も残り100メートル手前で外に膨れていたようにアップアップでした。今日の一番の敗因は力みだと思います。
有馬記念(2着)スミヨン騎手 勝った馬が強過ぎました。冷静さを保ってレースに臨むことがこの馬にとってのポイントでしたが、工夫して今日はうまくいっていました。もう少し前の位置が理想的ではあったものの、仮にそうだったとしてもリスグラシューが伸びてきたと思います。距離は2500メートルより2000メートルの方がいいのかどうかは分かりませんが、やはり日本でトップクラスの馬です。

サートゥルナーリアの戦歴

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