有馬記念 キセキは逃げ切れるか?

第63回有馬記念の枠順が確定した。注目のレイデオロは6枠12番、レースの流れを作るであろうキセキは7枠14番、二刀流のオジュウチョウサンは1枠1番に決まった。

進化するキセキは逃げ切れるか

キセキのこの秋の3戦を振り返って見ると、毎日王冠はアエロリットが逃げる展開を2番手追走から3着に粘りこみ。1000m通過が59秒0で、勝ち馬の上り3Fが33秒8。キセキの上りは33秒9と速かった。結果的に最後もしっかり伸びているが、これ以上の速い脚は使えなかったということ。

秋2戦目の天皇賞秋は好スタートから先手を取って逃げる展開。1000m通過が59秒4と平均ペース。直線での伸びはもう一つだったが走破タイムの1分57秒0は優秀。勝ったレイデオロがこのペースで上り3Fを33秒6と速いタイムで勝っているので、これは仕方がない。

秋3戦目のジャパンカップも同じように先手を取って逃げる形に。1000m通過は59秒9とこのクラスとしては平均ペース。後半の1000mは57秒2とかなり速く、これを差し切ったアーモンドアイが強すぎ。キセキ自身は最高のパフォーマンスを見せてくれた。

有馬記念の出走馬を見ると逃げるのはキセキぐらいか。枠順は外枠の14番だが、内を見ながらハナに行けるのではないかと思う。鞍上の川田も行く馬がいれば行かせて、それでペースが遅くなれば馬の行く気に任せてハナに立つと思う。ため逃げではレイデオロに差されてしまうからね。

レイデオロの鞍上ルメールもキセキが逃げればそう簡単に止まらないのが分かっているので、ポジションは取りに行くと思う。天皇賞秋であの位置で競馬が出来ていればペースが緩くなる有馬記念では前に行くと思う。

川田としては先手を取って自分の競馬に徹するのがベストの競馬だと分かっているはず。東京芝2400mはごまかしがきかないが、中山芝2500mはコーナーが6回で直線も短く、最後に坂があるので前に行った方が有利なのは間違いない。コースロスなく最短距離を先頭で走れればチャンスは十分。昨年のキタサンブラックと同じように逃げ切れる可能性はある。

問題はこの秋すでに3戦していること。しかも、前走はレコードタイムで走っているのでその反動が心配される。ただ、これまでのレースを見ると、前走のジャパンカップでも無理をしているわけではなく、自分の競馬をしたらレコード決着になったというだけ。ということはキセキのポテンシャルがそれだけ上がっていると考えてもいいのではないかな?

菊花賞馬は有馬記念で好走するケースが多いので、昨年の菊花賞馬であるキセキが勝ってもおかしくはない。