歴代ダービー馬とダービージョッキー。20代のダービージョッキーは4名、最多勝は武豊の6勝

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日本ダービーを勝つ騎手は限られている。過去40年のダービージョッキーを見てみました

今週末は日本ダービーです。

競馬をやっていると、ダービーというレースはやっぱり特別ですね。馬にとっても一生に一度ですが、騎手にとってもダービージョッキーになるというのは簡単なことではありません。そこで、過去40年のダービー馬とダービージョッキーをまとめてみました。対象は1986年のダイナガリバーから、2025年のクロワデュノールまでです。

過去40年でダービージョッキーになったのは、全部で28名でした。

40回レースがあって、勝った騎手は28名。つまり、複数回勝っている騎手がいる一方で、一度も勝てずに現役を終える名騎手もたくさんいるということです。ダービーを勝つというのは、やはり特別ですね。

最多勝は武豊騎手の6勝

過去40年で最も多くダービーを勝っているのは、武豊騎手です。武豊騎手は6勝。勝った馬は以下の通りです。

・1998年 スペシャルウィーク
・1999年 アドマイヤベガ
・2002年 タニノギムレット
・2005年 ディープインパクト
・2013年 キズナ
・2022年 ドウデュース

こうして並べると、やはりすごいですね。

初めてダービーを勝ったのが1998年のスペシャルウィーク。その翌年にアドマイヤベガで連覇。2005年にはディープインパクト。そして2022年にはドウデュースで6勝目。29歳で初めて勝って、53歳でも勝っています。これだけ長い期間、ダービーで有力馬に乗り続けて、しかも勝ち切るというのは普通ではないです。

ダービーは騎手の技術だけで勝てるレースではありません。いい馬に巡り合わないと勝てませんし、人気馬に乗っても勝てるとは限りません。その中で6勝ですから、武豊騎手のダービーでの存在感は別格ですね。

3勝しているのは横山典弘騎手と福永祐一騎手

武豊騎手に続くのが、横山典弘騎手と福永祐一騎手の3勝です。

横山典弘騎手は、以下の3勝。

・2009年 ロジユニヴァース
・2014年 ワンアンドオンリー
・2024年 ダノンデサイル

特に2024年のダノンデサイルは、56歳でのダービー制覇でした。これは過去40年で見ると最年長勝利です。皐月賞を除外になって、そこからダービーを勝つというのもすごかったですが、それを56歳の横山典弘騎手がやったというのがまたダービーらしいですね。

福永祐一騎手も3勝

・2018年 ワグネリアン
・2020年 コントレイル
・2021年 シャフリヤール

福永騎手は長くダービーを勝てない時期がありましたが、ワグネリアンで初制覇してから一気に3勝しました。コントレイルでは無敗の三冠へつながる勝利。シャフリヤールではエフフォーリアを差し切る勝利でした。

ダービーは一度勝つと変わる、と言われることがありますが、福永騎手はまさにそんな感じでしたね。

2勝している騎手

過去40年で2勝している騎手は以下の3名です。

・M.デムーロ騎手
・四位洋文騎手
・小島貞博騎手

M.デムーロ騎手は、2003年のネオユニヴァースと2015年のドゥラメンテ。
四位洋文騎手は、2007年のウオッカと2008年のディープスカイ。
小島貞博騎手は、1992年のミホノブルボンと1995年のタヤスツヨシ。

四位騎手のウオッカ、ディープスカイの連勝も印象的です。特にウオッカは牝馬でダービーを勝ったわけですから、今見てもとんでもないことをしていますね。

20代でダービージョッキーになったのは4名だけ

過去40年で、20代でダービージョッキーになったのは4名だけでした。

・1996年 藤田伸二騎手 24歳 フサイチコンコルド
・1998年 武豊騎手 29歳 スペシャルウィーク
・2003年 M.デムーロ騎手 24歳 ネオユニヴァース
・2023年 レーン騎手 29歳 タスティエーラ

これを見ると、若くしてダービーを勝つのがどれだけ難しいか分かります。

最年少は藤田伸二騎手とM.デムーロ騎手の24歳です。

藤田伸二騎手はフサイチコンコルド。
M.デムーロ騎手はネオユニヴァース。

どちらも24歳でダービーを勝っています。武豊騎手ですら、初めてダービーを勝ったのは29歳でした。武豊騎手は若い頃から天才と言われていましたが、それでもダービー初制覇までは時間がかかっています。ダービーは、それだけ特別なレースなんですね。

30代、40代、50代でも勝てる

一方で、ダービーは若い騎手だけのレースではありません。

過去40年で最年長勝利は、2024年の横山典弘騎手。56歳でダノンデサイルを勝たせました。次が2022年の武豊騎手。53歳でドウデュース。

さらに1986年の増沢末夫騎手が48歳でダイナガリバー。2014年の横山典弘騎手が46歳でワンアンドオンリー。2000年の河内洋騎手が45歳でアグネスフライト。こうして見ると、ダービーは若さだけでは勝てないレースだと思います。

もちろん若い騎手の勢いも大事です。でも、経験、判断、位置取り、仕掛けのタイミングも大事です。特に東京芝2400mは、道中の折り合い、向正面から3コーナー、4コーナーの入り方、直線でどこに出すかなど、騎手の判断がかなり問われます。

56歳で勝った横山典弘騎手や、53歳で勝った武豊騎手を見ると、やはり経験の重みはありますね。

栗東所属の馬が強い

過去40年のダービー馬を見ると、所属は栗東が30頭、美浦が10頭でした。かなり栗東優勢です。

もちろん、時代によって差はあります。ただ、ここまで差があると、やはりダービーは栗東馬が強いという印象になります。

近年を見ても、2025年クロワデュノール、2024年ダノンデサイル、2022年ドウデュース、2021年シャフリヤール、2020年コントレイル、2018年ワグネリアンなど、栗東馬がかなり勝っています。

一方で、美浦馬では2023年タスティエーラ、2017年レイデオロ、2015年ドゥラメンテ、2009年ロジユニヴァース、1997年サニーブライアン、1990年アイネスフウジンなどがいます。

美浦馬が勝つ時は、けっこう印象に残る勝ち方が多いですね。

人気別で見ると1番人気が強い

過去40年のダービー馬を人気別に見ると、1番人気が18勝でした。やはりダービーは1番人気が強いです。ただ、1番人気だけ買えばいいというほど簡単ではありません。

3番人気も10勝しています。
2番人気は3勝。
4番人気も3勝。

そして、2024年のダノンデサイルは9番人気、2019年のロジャーバローズは12番人気でした。

ダービーは基本的には実力馬が強いレースですが、展開や位置取りで大きく変わることもあります。特に逃げ・先行馬が楽に行けた時や、人気馬が外を回された時には、思わぬ馬が残ることがあります。ロジャーバローズの12番人気勝利は、まさにダービーの難しさを感じるレースでした。

ダービーを勝つには馬も騎手も必要

こうして過去40年のダービージョッキーを見ていると、ダービーは馬だけでも、騎手だけでも勝てないレースだと思います。

強い馬に乗ること。
その馬の力を信じること。
道中でリズムを崩さないこと。
直線で迷わず進路を取ること。
最後まで追い切ること。

全部がそろって初めて勝てるのがダービーですね。武豊騎手の6勝はもちろんすごいですが、初めて勝った騎手の喜びもまた大きいです。2025年の北村友一騎手も、クロワデュノールで初めてダービージョッキーになりました。年齢は38歳。決して若くしてすぐ勝ったわけではありません。苦労して、怪我もあって、それでもダービーを勝った。そういう背景を考えると、ダービージョッキーという称号の重みを感じます。

今年のダービーは誰が勝つのか

今年も日本ダービーがやってきます。

今年勝つ騎手は、初めてのダービー制覇になるのか。
それとも、すでにダービーを勝っている騎手がまた勝つのか。

過去40年でダービージョッキーは28名。
その中で複数回勝っている騎手は限られています。

一度勝つだけでも難しいレースです。
ましてや何度も勝つ騎手は、本当に特別ですね。

ダービーは、馬の一生に一度の舞台です。
そして騎手にとっても、一生を変えるレースです。

今年のダービーも、勝った馬だけでなく、その背中にいる騎手にも注目して見たいと思います。

年月 出走数 美浦 栗東 勝ち馬 騎手 年齢 所属 調教師
2025年 18 5 13 クロワデュノール 北村友一 38 栗東 斉藤崇史
2024年 18 6 12 ダノンデサイル 横山典弘 56 栗東 安田翔伍
2023年 18 11 7 タスティエーラ D.レーン 29 美浦 堀宣行
2022年 18 5 13 ドウデュース 武豊 53 栗東 友道康夫
2021年 17 7 10 シャフリヤール 福永祐一 44 栗東 藤原英昭
2020年 18 8 10 コントレイル 福永祐一 43 栗東 矢作芳人
2019年 18 7 11 ロジャーバローズ 浜中俊 30 栗東 角居勝彦
2018年 18 6 12 ワグネリアン 福永祐一 41 栗東 友道康夫
2017年 18 4 14 レイデオロ C.ルメ―ル 38 美浦 藤沢和雄
2016年 18 7 11 マカヒキ 川田将雅 30 栗東 友道康夫
2015年 18 7 11 ドゥラメンテ M.デムーロ 36 美浦 堀宣行
2014年 17 5 12 ワンアンドオンリー 横山典弘 46 栗東 橋口弘次
2013年 18 8 10 キズナ 武豊 44 栗東 佐々木晶
2012年 18 5 13 ディープブリランテ 岩田康誠 38 栗東 矢作芳人
2011年 18 3 15 オルフェーヴル 池添謙一 31 栗東 池江泰寿
2010年 17 4 13 エイシンフラッシュ 内田博幸 39 栗東 藤原英昭
2009年 18 6 12 ロジユニヴァース 横山典弘 41 美浦 萩原清
2008年 18 6 12 ディープスカイ 四位洋文 35 栗東 昆貢
2007年 18 6 12 ウオッカ 四位洋文 34 栗東 角居勝彦
2006年 18 1 17 メイショウサムソン 石橋守 39 栗東 瀬戸口勉
2005年 18 6 12 ディープインパクト 武豊 36 栗東 池江泰郎
2004年 18 8 9 キングカメハメハ 安藤勝己 44 栗東 松田国英
2003年 18 7 11 ネオユニヴァース M.デムーロ 24 栗東 瀬戸口勉
2002年 18 7 11 タニノギムレット 武豊 33 栗東 松田国英
2001年 18 4 14 ジャングルポケット 角田晃一 30 栗東 渡辺栄
2000年 18 5 13 アグネスフライト 河内洋 45 栗東 長浜博之
1999年 18 6 12 アドマイヤベガ 武豊 30 栗東 橋田満
1998年 18 9 9 スペシャルウィーク 武豊 29 栗東 白井寿昭
1997年 17 5 12 サニーブライアン 大西直宏 35 美浦 中尾銑治
1996年 17 4 13 フサイチコンコルド 藤田伸二 24 栗東 小林稔
1995年 18 7 11 タヤスツヨシ 小島貞博 43 栗東 鶴留明雄
1994年 18 5 13 ナリタブライアン 南井克巳 41 栗東 大久保正
1993年 18 4 14 ウイニングチケット 柴田政人 44 栗東 伊藤雄二
1992年 18 7 11 ミホノブルボン 小島貞博 40 栗東 戸山為夫
1991年 20 6 14 トウカイテイオー 安田隆行 38 栗東 松元省一
1990年 22 11 11 アイネスフウジン 中野栄治 37 美浦 加藤修甫
1989年 24 17 7 ウィナーズサークル 郷原洋行 45 美浦 松山康久
1988年 24 15 9 サクラチヨノオー 小島太 41 美浦 境勝太郎
1988年 24 14 10 メリーナイス 根本康広 31 美浦 橋本輝雄
1986年 23 16 7 ダイナガリバー 増沢末夫 48 美浦 松山吉三

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