2024年日本ダービー　前走成績では皐月賞出走馬が圧倒的に強い

日本ダービーの過去38年の成績を見ると前走皐月賞出走馬が29勝している。皐月賞ーに日本ダービーというのは3歳牡馬クラシックの王道路線です。以前の投稿「日本ダービー　名伯楽・藤沢和雄が言う「王道組（皐月賞組）が一番強い」」で藤沢氏が言った言葉で「王道組（皐月賞組）が一番強い。戦っている場所が違うんだから。舞台が違うんだ。」が印象深かった。オークスもおなじことが言えると思う。これが、秋になると遅れてきた馬たちが成長して春の王道組と互角に戦えたりする。

前走が皐月賞ではない馬は9頭いるが、このうち4頭（キズナ、ディープスカイ、キングカメハメハ、タニノギムレット）は別路線ありながら1人気に推されて勝利している。他ではアグネスフライトはOP1着、重賞1着、4人気での勝利。ウオッカは桜花賞2着からの勝利。シャフリヤールは共同通信杯3着、毎日杯1着からの勝利。フサイチコンコルドは新馬、すみれS1着から無敗のダービー馬に。この時は1人気が弥生賞、プリンシパルSを勝ったダンスインザダーク（ダービーでは2着）、3着に皐月賞3着、青葉賞5着のメイショウジェニエが入って波乱でした。そして、12人気で勝利したロジャーバローズは京都新聞杯2着からでした。

競馬に絶対はないように12人気のロジャーバローズが勝ち、無敗で皐月賞を勝ったサートゥルナーリアがまさかの4着になることもある。ただ、年々使いだし早まり馬の成長に合わせてレースを使うようになってきている。無理使いをしないので順調に成長した馬が好走する傾向にある。

今年でいえば皐月賞はあまり荒れていないように人気上位馬が上位入選している。成長が早い馬が順調にレースを使われた結果があわられたレースだった。だから、皐月賞上位馬が強いと思っている。別路線（遅れてきた馬）の中では3連勝で青葉賞を勝ったシュガークン、休み休みでもデビューから3連勝でスプリングSを勝ったシックスペンスの2頭が面白いと思います。

日本ダービー　前走レース別成績

日本ダービー　勝ち馬の前走成績